初めての南アルプス② 素晴らしい眺望!!!アルプスの女王「仙丈ケ岳」

2日目 8月30日(水) 仙丈ケ岳 

南アルプス2日目は仙丈ケ岳。こちらは甲斐駒に比べ随分歩きやすく、ゆっくりのマイペースながら概ねコースタイム通りの歩きができた。早い時間に尾根に出て、清々しい朝の空気の中で素晴らしい眺望を楽しむことができた。

 

【歩行距離9.6Km   歩行約6時間50分+休憩1時間45分     上り1142m 下り1145m】

 

5:10北沢峠こもれび山荘(2030m)出発-6:10三合目-6:55五合目分岐大滝頭(2510m)-   ・・・小仙丈尾根 ・・・8:15小仙丈ケ岳(2864m)-9:20仙丈小屋分岐(2264m)-                   9:40仙丈ケ岳(3032.9m)-10:25仙丈小屋(m昼休憩40分)-11:45馬の背ヒュッテ(m)ー             12:10藪沢小屋-12:40五合目分岐大滝頭(2510m)-13:45北沢峠

 

 

5:00 北沢峠出発。北沢峠バス停すぐ横が登山口で、最初から急な登りが始まる。

 

5:45 急な登りを30分ほど上ると緩やかな歩きやすい道になる。森林帯を尾根に向かう。

 

6:55 少しずつ高度を上げて、ようやく五合目・大滝頭(2510m)に。北沢峠から2時間ほど。500m程上がってきた。

7:20 大滝頭を過ぎて、さらに樹林帯の急登を上がっていくと、少しずつ展望が開けてきた。後方に甲斐駒ヶ岳が見えてきた。かっこいい。

8:05 随分上がってきた。尾根から後方北の方向に甲斐駒ヶ岳と西に延びる鋸岳。遠くに八ヶ岳の山なみ。赤岳から蓼科山まで、八ヶ岳連峰の山なみがはっきりわかる。

8:15 小仙丈ケ岳(2864m)。この時間まだ雲が上がっていなくて、ここからの眺望が最高に良かった!!! ゆっくり眺望を楽しんだ。30分休憩。

手前鋸岳。向こうに八ヶ岳連峰。赤岳~硫黄岳、北八ヶ岳の東・西天狗岳

南東の方向に北岳山頂とどっしり富士山の姿。感動!!!

同じく富士山と北岳間ノ岳。No1.2.3の揃い組!!! 感動!!!!!

9:21 緩やかな小仙丈尾根を、眺望を楽しみながらゆっくり進み、仙丈小屋分岐に到着。南側に小仙丈カールが広がる。7月頃だったらどれだけお花畑がきれいだっただろうと思う。

仙丈ケ岳に向かう。随分雲が上がってきた。

頂上かな?と思ったらまだ先・・・藪沢カールを巻いて稜線づたいに漸く山頂が見えてきた。山頂に人の姿。右手藪沢カール。下方に仙丈小屋。

9:45  仙丈ケ岳山頂(3032.9m)

仙丈ケ岳山頂の三角点を囲む。二等三角点だ。

10:10  正面に甲斐駒ヶ岳、右手に 藪沢カールを見下ろしながら仙丈小屋に下る。

10:25  仙丈小屋(2886m)に到着。ここでゆっくり昼休憩40分。

仙丈小屋より眺める藪沢カール。みごとだ。

仙丈小屋から甲斐駒ヶ岳と鋸岳。どこから見てもかっこいい。

仙丈ケ岳より馬ノ背方面に下る。赤い実をつけたナナカマドごしに見る仙丈ケ岳と藪沢カール。急な下りが続く。

お花畑の保護のために設置された防鹿柵を抜けて馬ノ背ヒュッテに向かう。

11:50  馬ノ背ヒュッテ(2640m)を通過。

12:00 馬ノ背ヒュッテからしばらく急な斜面を下って、藪沢を渡る。ここが藪沢重幸新道コースとの分岐のようだ。

12:15 藪沢小屋(2542m・避難小屋)の横を通って、大滝頭に向かう。概ね緩やかな斜面道で、お花畑も多い。

お花はほとんどなくなっていたが、斜面にトリカブトの花。

 

五合目大滝頭(2510m)で尾根に出て、来た道を北沢峠に下る。危険な箇所はなくスムーズに下る。

13:45  北沢峠(2030m)に到着。

   こもれび山荘で一服した後、15:00発南アルプス林道バスに乗車⇒仙流荘15:45着

 

憧れの甲斐駒ヶ岳仙丈ケ岳。大きな素晴らしい2座にチャレンジし、どうにか頑張って登頂することができた。                             1日目の甲斐駒ヶ岳の厳しい上りにへとへとになって、もう3000m級の山はこれで終わりだな・・・と寂しく思いながら歩いたけれど、ゆっくりでも無事登頂下山できたら、まだ次はどこに行こうかと都合の良いことを考えている。              花の季節は終わっていて、花を楽しむことはできなかったけれど、天候に恵まれ素晴らしい眺望を楽しむことができた。かっこいい山容を目の前でたっぷり味わうことができた。遠くに見える山々を同定しながら時間をかけてゆっくり歩けたこともありがたかった。若い二人に感謝の気持ちでいっぱいだ。

 

9月に北岳間ノ岳に登る予定あり。北岳南アルプスデビューになるはずだったが、思いがけず甲斐駒ヶ岳仙丈ケ岳が先になった。今回特に小仙丈ケ岳山頂から、北岳から南に延びる南アルプスのみごとな稜線を眺めることができたが、次は北岳間ノ岳から眺める甲斐駒ヶ岳仙丈ケ岳の雄姿を楽しみにしている。

   

 

 

 

初めての南アルプス 甲斐駒ヶ岳・仙丈ケ岳にチャレンジ ①甲斐駒ヶ岳

2023年8月29(火),30日(水)、南アルプスに初めて行ってきた。娘たち(娘と彼)に同行してもらって、ここ数年来の念願を漸くかなえることができた。            甲斐駒ヶ岳(2965.5m)と仙丈ヶ岳(3032.9m)にチャレンジ。どちらも日本百名山深田久弥氏が「甲斐駒ヶ岳は名峰である。もし日本の十名山を選べと言われたとしても、私はこの山をおとさないだろう」と絶賛した甲斐駒ヶ岳仙丈ケ岳は「わたしの好みで、日本アルプスで好きな山は北では鹿島槍、南では仙丈である。何よりその姿がよい」と記している。どちらも大きくてすばらしい山だった。                                                         この年になって南アルプスに初めてチャレンジし、雄大な二座に登頂できたことはこの上ない喜びだ。昨年の白馬岳に続いて、私の鈍い足どりにゆっくりつきあってくれた二人に感謝の気持ちでいっぱいだ。

 

  甲斐駒ヶ岳            

【アクセス】8月28日(月)

・大阪自宅ー仙流荘 自家用車利用(350km)                                                                     ・仙流荘:南アルプス林道バス利用者駐車場に駐車 (5日以内1,000円)                                            14:20(最終便)仙流荘・・・南アルプス林道バス→15:15北沢峠着                                                                                               (手荷物付き往復2740円) 

南アルプス林道バス乗り場に到着。北沢峠行き最終便14:20に乗車。

運転手さんの案内でバスの車窓から見る甲斐駒ヶ岳。中央。うれしい!!!

15:15北沢峠に到着。バス停すぐのこもれび山荘に前日泊。

夕暮れのこもれび山荘。夕食はスープカレーとハンバーグ。とても美味しかった。

                  (一泊2食付き 12,000円)                                    

1日目 8月29日(火) 甲斐駒ヶ岳 

【歩行距離9.8Km   歩行約8時間50分+休憩2時間10分     上り1182m 下り1184m】

 

5:00こもれび山荘(2030m)出発-5:15長衛小屋(1989m)-5:45仙水小屋(2135m)-6:40仙水峠(2264m)-8:45駒津峰(2740m)-9:30六方石(2713m)-11:05甲斐駒ヶ岳山頂(2966m)ー             12:00下山開始-12:50六方石-13:15駒津峰-14:30仙水峠-15:13仙水小屋-15:45長衛小屋-16:00こもれび山荘(2030m・泊)

 

5:00 北沢峠・こもれび山荘を出発。

5:15 こもれび山荘より10分ほど下ったところの長衛小屋から橋を渡ってスタート。

北沢沿いにいくつか堰堤を見ながら緩やかな道を進む。岩場も少し。

5:45 仙水小屋(2135m)に到着。

仙水小屋から仙水峠に向かう。シラビソの樹林帯を進む。

北沢の源頭部か。岩塊の谷間を注意して進む。この岩塊のことを「ゴーロ」というらしい。仙水小屋から仙水峠の間はまだ緩やかで歩きやすい。

6:40 仙水峠(2264m) に到着。

甲斐駒ヶ岳の白い山頂(奥)と摩利支天(手前)の大きな岩壁がドーンと現れて嬉しくなる。

仙水峠からは樹林帯の急登。木の根やゴロゴロ岩が多くて歩きにくい。きつい上りが堪える。

樹林帯を抜けてハイマツ帯に。随分上ってきた。後方に南アルプスの峰々と右手仙丈ケ岳。頭に雲を被って残念。この時期、8時、9時ころには雲が上がってくる。

少しの間、雲の中から鳳凰三山地蔵岳オベリスクの尖がりが見えて嬉しかった。

8:45 駒津峰(2740m)  仙水峠から急登を一気に500mほど上がって、ようやく駒津峰に到着。疲れたー。甲斐駒が正面にドーンと迫ってきた。あの岩壁を上る!!!

9:03 駒津峰から先のやせた岩尾根。しばらく岩の間を下る。

鎖場。岩場を慎重に下る。

9:32 六方石。駒津峰と甲斐駒の鞍部にある巨岩。ここで一休み。

六方石から甲斐駒山頂に向かう。ここからはずっと厳しい岩場の急登だ。

9:50 六方石から少し上がったところでコースが二手に分かれる。岩登りの直登コースと花崗岩と砂礫のザレ場トラバースコース。トラバースコースを考えていたのに、何故か???流れにのって???直登コースへ・・・。どちらのコースもきつそうだ。

厳しい登り。大きな岩場の直登がこんなにきついとは・・!!!!!     両手両足、身体全体を使う登りにものすごく時間がかかってしまった。年のせいか、今までで一番きつい登りだったと思う。

11:05 甲斐駒ヶ岳山頂(2967m)に到着。ヤッター!!!!と喜ぶ力もないくらいとにかくヘトヘト。山頂にてゆっくり昼休憩。この時間、ガスガスで展望なく残念。

山頂に祀られている駒ヶ岳神社奥社。祠の格子戸には奉納されたわらじが括ってある。

山頂にある一等三角点。

12:00 下山開始。トラバースコースを下る。一面花崗岩と砂礫で覆われたすべりやすい斜面をゆっくり慎重に下山した。

                        娘たちは山頂の東南にある岩峰「摩利支天」に立ち寄り。                          岩峰には摩利支天と刻まれた石碑や石の祠、鉄製の矛や剣があり、さらに銅板に彫られた猪に乗った三面六臂(さんめんろっぴ)の摩利支天像などが祀られているとのこと。                 

12:50 六方石からは上った道をそのまま下山した。

15:40 ようやく長衛小屋テント場に到着。二人はここでテント泊。

16:00 北沢峠・こもれび山荘着(泊)   

 

何年も前からチャレンジしたいと思っていた甲斐駒ヶ岳は、もっと若い時(2歳でも3歳でも若い時に)登っておくべきだったと痛感。なんで??と思うくらい時間がかかってしまったが、それでもゆっくりマイペースで登頂できたことは今年の自信になった。

この素晴らしい山に登れたことに感謝!!!

☆2日目仙丈ケ岳は次のブログに記録

 


                             

 

 

 

 

 

 

 

西鎌尾根から槍ヶ岳へ

2023年7月21日(金)~23日(日)、北アルプス槍ヶ岳に登ってきた。          20代、30代に槍沢コースで1回ずつ。30代は小学生だった娘たちも一緒に上った家族山行。今年6月に逝った父も同行した思い出深い山行だった。             60歳を過ぎて登山を再開してから、漸く槍ヶ岳に登れたのは2019年67歳の時。槍沢から天狗原を経由して穂高連峰南岳の北の尾根に上がり、中岳・大喰岳を縦走して槍ヶ岳を目指した。天候に恵まれ天狗池に映る逆さ槍がはっきり見えて大満足だった。                                           これで槍ヶ岳に登ることはないだろうと思っていたら、今回山の会の例会で西鎌尾根から槍ヶ岳の企画あり。仲間についていけるだろうか、足腰不安大きく随分と迷ったが、初めての西鎌尾根に心惹かれ思い切ってチャレンジした。6人での山行。

1日目新穂高(1081m)より小池新道を経て双六小屋(2547m)へ。累積標高差1682m。2日目は双六小屋から西鎌尾根を上がって槍ヶ岳(3180m)へ。累積1086mの上り。3日目は一気に2000m超えの下り。リーダーがゆっくりのペースを保ちながら歩いてくださったおかげで、きつい上り下りをクリアすることができた。同行の仲間に感謝。

北アルプスの中心にどんと聳え立つ槍ヶ岳のかっこよさを改めて感じた、すばらしい山行になった。

 

YAMAP① Ⓢ新穂高~双六小屋~槍ヶ岳    YAMAP②下山 槍ヶ岳~Ⓖ新穂高

 

1日目 7月21日(金) 

【歩行距離13.7Km   歩行約8時間30分+休憩2時間30分上り1682m 下り215m】

※アクセス 

  7月20日(木)21:35大阪発 近鉄夜行バス新穂高ロープウェー行き利用。                                翌21日(金) 5:43新穂高温泉着   (9,500円)                                                                    

【コースタイム】

6:20新穂高温泉(1081m)出発-7:35笠新道登山口(1370m)-7:50ワサビ平小屋(1402m・20分休憩)-8:25小池新道登山口-秩父沢出合(1725m)-シシウドヶ原(2085m)ー12:15鏡池(20分休憩)-12:52鏡平山荘(2281m・30分休憩)-14:35弓折乗越(2556m・20分休憩)-16:20双六小屋(2547m・泊) 

5:50新穂高温泉バス停(1081m)に到着。6:20分出発。しばらく緩やかな林道を進む。

7:35 笠新道登山口(1370m)。笠ヶ岳にはものすごい急登を一気に上がるようだ。

7:50 わさび平小屋(1402m)。冷やしたきゅうりやトマト。バナナやオレンジ、スイカがおいしそう。

8:25 小池新道登山口(1474m)。ここまで緩やかな林道。2時間近くゆっくり歩いて400mほど上がってきた。ここから山道の上りに入る。

10:25 小池新道を2時間ほど登ったところ。南に焼岳。その向こうに乗鞍岳も見えていたが、この時は雲の中だ。

11:20 シシウドヶ原(2085m) ここまで3時間。岩や石がゴロゴロしているところが多いが、小池新道はよく整備された歩きやすい登山道だ。鏡池はもう少し先。ここから1時間ほど一層急な上り。長い上りが堪える。

キヌガサソウ鏡池の手前、熊の踊り場というところで見つけた。初めてでうれしい。

12:30 鏡池に到着。20分休憩。穂高連峰は雲に覆われ見えず。鏡池に映る逆さ槍も見えず。残念。

鏡池からすぐの鏡平山荘(2281m)で昼休憩(30分)。出発から1100mくらい上がってきた!!!

14:35弓折乗越(2565m・20分休憩) 鏡平から急登を1時間、300mほど上ってきた。ここから南西の方向に縦走すれば弓折岳、抜戸岳を経て笠ヶ岳。笠新道が急登過ぎるようなので、ここを経由してなら笠ヶ岳に行けそうだと思っていたが、今回ここまでたどり着くのも中々きつくて、笠ヶ岳にはもう登れそうもないなと思う。              絶好の展望台だが、残念ながらガスガスで展望なし。                        双六小屋に向かう。アップダウンはあるが歩きやすい。途中のお花畑に癒されながらゆっくり歩く。

途中で見た花。

               チングルマの花と綿毛

               ミヤマキンポウゲ

               ナナカマドの花

           

               クチバシシオガマ

               ヨツバシオガマ

               ヤマハハコ

               アオノツガザクラ

15:00 花見平 お花畑を楽しみながらゆっくり歩く。

          ハクサンイチゲシナノキンバイ群生

              コバイケイソウ

               ダイモンジソウ

                ニッコウキスゲ

                コケモモ

                ウサギギク

                ゴゼンタチバナ

                 シャクナゲ

              コイワカガミ

              ハクサンフウロ

                 クロユリ 

16:20 双六小屋に到着(2547m)。手前にテント場と(映っていないが)双六池。

5:05 双六小屋より、西に沈む夕日。

夕日に照らされる双六小屋

 

北側すぐ後ろに鷲羽岳

双六小屋(泊) 1泊2食付き14,000円。                       夕食は天ぷらを中心にかなりのボリューム。写真撮るの忘れた。

 

2日目 7月22日(土) 

【歩行距離7.1Km      歩行約7時間+休憩2時間10分  上り1086m 下り552m                                                                      

5:20双六小屋(2547m)出発-6:00樅沢岳(2755m・30分休憩)-7:10硫黄乗越(2598m)- 7:53左俣岳(2674m・30分休憩)-10:30千丈沢乗越(2722m・20分休憩)-12:05槍ヶ岳山荘(3071m・休憩50分)ー13:25槍ヶ岳山頂(3180m)-14:15槍ヶ岳山荘(3071m・泊)

 

  3:45起床 4:30朝食    5:20双六小屋出発

6:00 樅沢岳(2755m)に到着(30分休憩)。360°のすばらしい眺望だ。南西の方向に弓折岳~抜戸岳の稜線、その奥に笠ヶ岳の頭が分かりやすい。

左手、遠く南の方向に焼岳。その向こうに乗鞍岳がうっすら見える。

西に双六岳。ここまで上がったら山頂が見える。手前、槍に向かって伸びる猫の背中のような広い台地状の稜線。大好きな稜線だ。2年前この台地から正面にそびえる槍ヶ岳を見た。最高だった。

北の方向には三俣蓮華岳(左)から鷲羽岳(右の端)への稜線。中央ずっと遠くに薬師岳

東に槍ヶ岳とギザギザの北鎌尾根。

槍ヶ岳~穂高連峰 槍ヶ岳・大喰岳・中岳・南岳~大キレットの向こうに北穂高岳

穂高連峰。大キレット~北穂高岳奥穂高岳~ジャンダルムの岩場を経て西穂高岳。   その向こうに焼岳と乗鞍岳もはっきり見える。手前に奥丸山も。

槍ケ岳から伸びる西鎌尾根がかっこいい。

7:10硫黄乗越(2598m)→7:50 左俣乗越(2600m 30分休憩)

この辺りもお花畑が広がる。

                 イワオオギ

                 シナノキンバイ

             ミネウスユキソウ

                イワキキョウ

              イブキジャコウソウ??

8:50 スタートしてから3時間半。槍ヶ岳が迫ってきた。アップダウンしながら、歩きやすい緩やかな尾根をゆっくり進む。

10:30千丈沢乗越(2722m)。ここから槍の肩まで1時間半くらいは岩々のきつい上り。最後の30分ほどは急登。こたえたー。


12:05 千丈沢乗越からきつい岩場を上って槍の肩に到着。槍ヶ岳山荘(3071m)でゆっくり昼休憩1時間)。ラーメンを食べる。疲れた体に沁みる美味しさ。槍カレーも美味しそう。

            小屋の近くにイワベンケイ

               ミヤマオダマキ

槍ヶ岳を見上げる。山頂に人。小槍もよく見える。  13:20槍ヶ岳山頂(3179.7m)

 

午後からはガスが上がっていて、周囲の山々を見ることができなかった。正面に大天井岳なのか常念岳なのか・・・???頭が少し見えるも同定できず。           同行の仲間と談話室でのんびりする。5時夕食。7時就寝。                               

槍ヶ岳山荘1泊2食付 14,000円。朝食は弁当に。竹の皮で包んだちまき。とても美味しかった。写真を撮り忘れた。 

 

3日目 7月23日(日) 

【歩行距離14.5Km   歩行約7時間10分+休憩1時間40分  上り102m 下り2123m                                                                      

5:00槍ヶ岳山荘(3071m)出発-5:15飛騨乗越(2755m・30分休憩)-6:40千丈沢分岐(2541m)-₋8:45槍平小屋(1989m・30分休憩) ー10:30滝谷避難小屋(1757m)-12:40奥穂高登山口(1757m)-13:20穂高平避難小屋(1344m・20分休憩)-林道ー13:25新穂高ロープウェーバス停(1103m)

帰路

穂高ロープウェーバス停14:55発~高山16:31着  (濃飛バス2,200円)                          ・高山17:30発-名古屋20:05着            (JR東海バス3,100円)                      ・名古屋20:33発-新大阪21:42着 (新幹線5,940円)

 

3:45起床 軽く朝食を済ませる。

4:40 槍ケ岳山荘の前より日の出前。東の空が赤いが一面雲海に包まれ、ご来光を拝むことはできなかった。雲の中から頭を出しているのは、前日見ることができなかった大天井岳に伸びる東鎌尾根? 常念山脈? 常念岳はもう少し向こう遠くにドンと構えているはずだと思う???

5:00 雲の中の太陽。槍ヶ岳山頂にはたくさんの人たち。

5:15 飛騨乗越より見る槍ヶ岳と東鎌尾根。槍ヶ岳もここで見納めだ。        ここからは大・小石の多いザレた急な下りを一気に下る。写真を撮るゆとりもない。

6:40 千丈沢分岐(2541m)。ここまで500mあまり一気に下ってきた。千丈沢分岐より西に笠ヶ岳~抜戸岳~弓折乗越に続く稜線がよく見える。

双六岳の丸い背中もはっきり分かる。

この辺りもきれいなお花畑が広がる。

 ハクサンイチゲ                トリカブト

     エゾシオガマ?                                            クルマユリ

8:45  槍平小屋(1989m 30分休憩) 厳しい下りを1000mあまり下って、ここでゆっくり休憩した。冷たい水が蛇口から流れっぱなし。小屋からすぐのところに南岳登山口あり(南岳新道)。

11:07にこの写真を撮っている。写真も撮らずひたすら下っていた時に見つけた。とてもきれいなのであわてて撮った1枚。名前が分からなかったが、帰って調べてみたら、「タマガワホトトギス」というらしい。

※この「タマガワホトトギス」の名付け親は、今をときめく牧野富太郎博士で、黄色い花の色から山吹の名所として知られる井手の玉川(京都府綴喜郡)を連想して命名したとのこと。なんだかうれしかった。

 

ここから全然写真を撮れていない。13:25新穂高ロープウェーバス停(1103m)に到着するまで、長い下山道をひたすら歩いた。一気に2000m超えの下山はめったにない。

 

北アルプスの中心で天に向かって聳え立つ槍ケ岳は、やっぱりかっこいい。「それは悲しいまでにひとり天を指している」と深田久弥氏が称えた槍ヶ岳に、今年はその雄姿を西から眺めながら登ることができた。北アルプスの奥の山々を眺めることもできた。なんと幸せなことか。

いつまで北アルプスにチャレンジできるか?? 70歳を過ぎて一年一年が勝負だ。今年槍ヶ岳に登頂できたことは大きな励みになった。もう少しチャレンジを続けたいと思う。

 

 

 

 

桜満開 春の妙見山~妙見奥ノ院~野間の大けやき~ありなしの道~黒川桜の森を周回

2023年3月29日(水)、春の妙見山を歩いてきた。妙見山は年に何度も歩く山だが、今回初めて妙見奥ノ院まで足を延ばした。                      能勢電妙見口駅スタート、黒川ケーブル駅の登山口から新滝道コースで山頂へ。三角点を確認してから大阪かんじょう自然歩道を奥ノ院方面に下山。奥ノ院から真如寺、野間の大ケヤキ。ありなしの道を歩いて途中黒川の桜の森を経て妙見口駅に戻った。

 

【コースタイム】

9:05能勢電妙見口駅(189m)スタート-9:25妙見の森ケーブル黒川駅(登山口・237m)-(新滝道コース)-10:30妙見山△点(660.1m)-11:10本瀧寺-11:30奥ノ院鳥居(318m)-12:30妙見奥ノ院(533m)昼休憩30分-13:40妙見奥ノ院バス停(255m)-14:15野間の大けやき(222m)休憩25分-(ありなしの道)-15:10ありなしピーク・出野△点(366.2m)-15:25黒川桜の森-16:00黒川駅-16:25妙見口駅

 

【歩行時間 6:20・休憩1:00 】【歩行距離 18.0km】   【上り1079m  下り1079m 】

9:05 能勢電鉄妙見口駅をスタート。

9:20 ケーブル黒川駅。ケーブルに沿って桜が満開。右手から新滝道コースへ。

新滝道コースは妙見山に上る最短コースだが、やや急な上り。階段も多い。山桜がきれいだ。

10:20 妙見山に到着。大鳥居の前でトイレ休憩。立派な鳥居があるが妙見山日蓮宗のお寺。鳥居は神仏習合のなごり。

10:30 鳥居から階段を上がって右手に「三角点」の案内表示。少し進むと三角点に到着する。660.1m。

星稜(左・信者会館)と展望台から西に見える六甲山(中央)。霞んでいて見えにくい。

北摂から見る六甲山は、右手に見える2つの山の形でよく分かるようになった。六甲山右手奥は裏六甲、有馬三山の湯槽谷山(ゆぶねたにやま)か?六甲山より低くて奥にある山があんなに高くはないかな?

本殿への山門と開運殿。山門が大阪府兵庫県の境になっている。

9:20 本殿を抜け、本瀧寺、奥ノ院方面に下山する。

「おおさか環状自然歩道」の案内板。天台山~光明山を経て妙見山。ここから奥ノ院方面に向かうと歌垣山~剣尾山~行者山~三草山へと続くことがわかる。平地に下って、上ってを繰り返すようだが、歩いてみたいと思う。

 

 

9:20  妙見山下ってすぐのあたり。 ブナの保護区域。

※ブナは通常寒い地方に生息する木で、近畿の太平洋側では大峰山金剛山葛城山、六甲山などに残るが、660mの低山である妙見山のブナは大変珍しいとのこと。幹まわり2m以上のものが約100本もあり大阪府の天然記念物に指定されている。

11:10 本瀧寺。カフェ本瀧寺巣(テラス)があり、眺望と薬膳カレーが人気だ(右・本瀧寺巣の看板)。中には入らず下山を続ける。

 

本瀧寺から府道4号線に向かう道の入り口。少し分かりづらい。駐車スペースの奥から急な階段を下る。

11:25 府道4号線に合流(すみよし茶屋あり)し、車道を左に200mほど下ったところに奥ノ院鳥居(写真右)がある。ここから奥ノ院に向かう山道に入る。ゆったりした山道だ。

緩やかな山道をしばらく歩き、野間大原の集落に出る。所々「おおさか環状自然歩道」の標識があり、道は分かりやすい。のどかな道だ。

のどかな野間大原の集落

                シキミの花

                                               タムシバ

12:05  野間大原の里道を30分ほど歩いたところに、生活環境保全林整備事業(平成12~15年)の作業小屋の跡がある。ここから山道に入る。少しずつ上っていく。

12:25 奥ノ院への分岐。まっすぐ進めば歌垣山方面。ここを左に進む。 

12:30 妙見奥ノ院(533m)に到着。ここで昼休憩(30分)

奥ノ院から急な下りを下って真如寺に向かう。

13:30 30分ほど下って真如寺。真如寺は能勢妙見山の本院で、大阪で唯一日蓮聖人の御真骨を奉安している霊場だとのこと。よく手入れされたお寺だ。

※昔から「妙見山奥の院・真如寺を行脚すると三徳を円満にする」と言い伝えられているそうだ。

13:45 真如寺から舗装道を15分ほどのんびり下ると奥ノ院バス停。ここから地黄の集落を通る車道を歩いて野間の大ケヤキに向かう。

                モクレン

野間の大ケヤキに向かう途中。能勢地黄の集落から妙見山の方向を見るが、妙見山をはっきり認識できず。

14:15 野間の大ケヤキ。樹齢1000年以上の大木。国の天然記念物。新芽がたくさん出ている。この時期特有の薄緑の新芽だ。20分休憩。

野間の大ケヤキの案内板。古来より「里人らは春先に出る新芽の出具合によって、この年の豊凶を占ってきたと伝えられている」とある。

ここに「蟻無宮」という神社があり、その神木であったとのこと。境内の砂を持ち帰り散布すると蟻が退散すると広く知れ渡っていたらしい。社名に由来するものだろうと書いてある。蟻無宮は明治45年に野間神社に合祀されている。

14:40  蟻無橋(写真左)を渡ってすぐ「ありなしの道」入り口。看板が破損し倒れている。歩きやすいありなしの道を30分ほど上がってピークへ。。

15:10  ありなしピーク。出野三角点(366.2m)がある。

15:25  ありなしピークから急な坂を少し下ると黒川の桜の森。シンボルツリー「微笑桜」(エドヒガン)がきれいだ。

一帯の山桜。エドヒガンが満開だ。

桜を見ながら里道をケーブル黒川駅方面に歩く。

黒川駅手前から、下りてくるケーブルを眺める。

妙見山ケーブルを囲むソメイヨシノを見ながら妙見口駅に進む。

16:25 妙見口駅到着。

 

妙見山・奥ノ院・真如寺を回ることができてよかった。全体にゆったりした里道の多いコースだったが、歩行距離は18Km。累積標高差1079m。今回は「長い距離を歩く」ことをコンセプトに、たくさん歩くことができて良かったと思う。                           黒川桜の森の「微笑み桜(エドヒガン)」も一帯の山桜も満開。例年より早い桜の季節にゆったり春山を楽しむことができた。

 

念願の白馬岳~白馬三山へ

2022年8月21(日)-23(火) 、念願の白馬岳(2932m・日本百名山・花の百名山)に登ってきた。

山仲間や山の会で登る機会に都合がつかず2度チャンスを逃した。白馬岳に登る機会はもうないだろうと思っていたのに、今回思いがけず娘たち(娘と彼)の山行に同行することができた。2人はテント泊。私は初めて一人山小屋泊を経験した。二人のおかげで念願の白馬岳に登ることができた。白馬三山を縦走することもできた。

今回の山ゆきのポイントは                           〇猿倉から大雪渓~頂上山荘まで標高差1500mを上ること。                 〇白馬三山(杓子岳・白馬鑓ヶ岳・白馬岳)縦走                                                               〇7月白山につづく花の百名山。ゆっくり花を眺め名前を覚えること                         〇360°の眺望。山なみを眺め遠くの山を同定すること。

好天に恵まれ、どれも概ね達成。心に残るすばらしい山ゆきになった。ゆっくりペースの私にゆったり付き合ってくれた二人に感謝の気持ちでいっぱいだ。

すぐにブログが書けないまま中断。ついに年を越してしまった。今さらだけれど、すばらしい山行を思い出しながら山行記録をまとめたいと思う。

1日目 8月21日(日) 

【歩行距離5.6Km   歩行時間 約5時間36分+休憩1時間10分 上り1487m 下り8m】

※アクセス 8月20日(土)白馬村JR神城駅近くに前日泊。早朝4:30に、前夜発自家用車組2人にピックアップしてもらい猿倉へ。5:30着。

6:20猿倉登山口(1250m)出発-大雪渓コース-7:30白馬尻小屋(1559m)-(8:10~9:50大雪渓)-(葱平)-10:45岩屋跡(2291m)-11:30避難小屋跡(休憩15分)ー13:06白馬岳頂上宿舎(2730m)泊

 

6:20 猿倉荘登山口(1250m)をスタート。

全体に緩やかな山道を上がる。

7:30白馬尻小屋(1559m)に到着。20分休憩。トイレあり。

※白馬尻小屋は、例年春に組み立て、シーズンが終わると解体される山小屋で宿泊も可とのこと。今年は建物は解体されたまま営業しておらず、トイレだけが開放されていた。

8:22  白馬尻小屋から右手に雪渓を見ながらしばらく歩いて、ここから大雪渓に入る。アイゼン・ヘルメットを装着する。

8月下旬になり雪渓はやせていた。前半傾斜は緩やか。ゆっくり進む。

大雪渓上部。斜面がだんだんきつくなる。落石の多さに驚く。白馬大雪渓上部では杓子岳(左側)から頻繁に落石があり事故も多いとのこと。用心しながら慎重に進む。

9:55  大雪渓終了。約2km1時間30分ほど。上から眺めるとなかなかの傾斜。一歩一歩ゆっくり上がってきた。バテないでなんとかぺースを保てた。アイゼンを外す。

雪渓の末端。クレバス。クレバスの底を雪解けの水が勢いよく流れている。

ここから雪渓を離れて谷道を上がる。大小岩の多いザレた登山道をしばらく進む。

大雪渓を過ぎて、葱平(ねぶかっぴら)と呼ばれるところ。この辺りから、あちこちにお花畑が広がる。花を楽しみながらゆっくり進む。

※葱平とは、このあたり一面ネギ科のシロウマアサツキが群生していたことから名づけられた。現在はほとんど見られなくなってしまったとのこと。

11:30 避難小屋。ここで昼休憩。

避難小屋を過ぎると山頂まで急登が続く。ゴロゴロ道で歩きにくいが、きれいなお花畑に癒される。

前方、進行方向左手に杓子岳山頂(奥)。右手奥は丸山か?明日歩く稜線だ。

白馬岳頂上宿舎目指して最後の上り。きつかった。

13:00 白馬岳頂上宿舎に到着。

「一緒に登ってくれてありがとう!!!!!」感謝の気持ちいっぱいです!!!

頂上宿舎から見る白馬岳山荘。大きい!!

頂上宿舎より。夕刻、ガスが切れて夕日に照らされる杓子岳。奥に白馬鑓ヶ岳。

 

頂上宿舎の夕飯はビュッフェスタイル。何種類もの手づくり惣菜がたっぷりいただけます。お椀には牛肉ゴロゴロ入ったビーフシチュー。どれも最高に美味しかった!!!!!

テント組は、なんと!!!ステーキにワイン!!!

 

この日みた花   夏の花は終わりに近づきつつあるが、たくさんの花を楽しめた。

               イワオウギ

               オタカラコウ

                ハクサンフウロ

               カンチコウゾリナ

                 ミヤマシシウド

        ハクサントリカブト この時期ものすごくたくさん咲いていた。

 

                 ウサギギク

            クルマユリハクサンフウロ

               ミヤマキンポウゲ

             ミヤマアキノキリンソウ

              クチバシシオガマ

               ヨツバシオガマ

                                                      ソバナ

                         ミソガワソウ。あちらこちらに群生。

     ミヤマシシウド。花の最盛期かな。花火のようだ。

 

2日目 8月22日(月) 

【歩行距離13.6Km   歩行時間8時間45分+休憩3時間10分 上り1113m 下り1461m】

 

4:50白馬岳頂上宿舎(2730m)出発-5:06丸山(2768m・5:12ご来光を望む30分休憩)-    6:35杓子岳(2812m・20分休憩)-8:10白馬鑓ヶ岳(2903.2m30分休憩)-10:20丸山-10:30頂上宿舎-11:10白馬山荘(2825m・45分昼食休憩)ー12:20白馬岳山頂(2932.3m・20分休憩)-三国境(2751m)-14:02小蓮華山(2763.4m)-14:50船越ノ頭-15:45白馬大池山荘(2378m)泊

 

4:50  荷物を宿舎にデポして頂上宿舎出発。

頂上宿舎より杓子岳を望む。東の空が明らんでいる。一面雲海。

5:12 丸山山頂より日の出を望む。北寄り手前に白馬岳山荘の灯り。後方に尖った白馬岳山頂がくっきり聳え立つ。

丸山山頂より西方面。朝日を浴びる立山連峰剣岳が勇ましく聳える。

南西方面。遠くに槍ヶ岳の穂先。その向こうは穂高連峰か。

丸山山頂でご来光を眺めながら朝ごはん(30分休憩)。頂上宿舎の2段弁当。これもおかずが多くて美味しかった。頂上宿舎のご飯最高だ。

これから向かう杓子岳(左)と白馬鑓ヶ岳。稜線がよく見える。

5:35 丸山から杓子岳に向かう。一気に激下り。

6:35 ザレたジグザグ道を上り杓子岳山頂(2812m)。

杓子岳山頂より白馬岳と白馬岳山荘。雪渓の下に頂上宿舎。昨日歩いた頂上宿舎への上りコースもよくも見える。なかなかきつい上りだ。

杓子岳より白馬鑓ヶ岳に向かう。振り返って一面に広がる雲海を眺める。後方に白馬岳と小蓮華山に続く稜線。後方北東方面、妙高山など。

8:00 白馬鑓ヶ岳へ最後の上り。後方に白馬岳とその左は旭岳。まもなく白馬鑓ヶ岳だ

※杓子岳を下って白馬鑓ヶ岳に上り返す鞍部のあたりで、今回初めてのライチョウ発見。写真間に合わず残念。

 

8:10  白馬鑓ヶ岳(2903.2m)到着。30分休憩。

白馬鑓ヶ岳山頂  三等三角点あり。

白馬鑓ヶ岳山頂より南方面。昨年登った鹿島槍ヶ岳の双耳峰がはっきりと見えて感動した。手前に五竜岳。八方尾根の斜面も。来年は八方尾根から唐松岳五竜岳を回りたいなと思う。

北東の方向に大きな妙高山(中央)。右のクジラの背中のようにみえるのは 右端高妻山と乙妻山(左端)。

白馬鑓ヶ岳より、白馬岳目指してゆっくり戻る。中央杓子岳を巻く道がはっきりと見える。

 

途中で見た花

             チングルマの綿毛

コマクサ。コマクサはもう終わりの時期。ひっそり咲いている一輪見つけてものすごくうれしかった。

           トウヤクリンドウ

             イワキキョウ

            タカネイブキボウフウ

         

ウルップソウ。ものすごく見たい花だったが花は終わりの季節。枯れた花のあとばかりたくさんあった。少しだけ花を残しているのを見つけてものすごくうれしかった。

※千島列島・ウルップ島で発見されたのでついた名前。北海道の山以外では、白馬岳と八ヶ岳でしか見られないらしい。貴重な植物。

 シロウマウスユキソウ(エーデルワイス)  白馬岳山荘のすぐ下の斜面で発見。


杓子岳を巻いて、丸山までの上り。繰り返しの上りが思いのほかきつかった。頂上宿舎に戻ってデポしていた荷物を持ち白馬岳山荘へ。

11:10 白馬岳山荘着。

白馬岳山荘レストラン。ここでゆっくりお昼ご飯(45分休憩)。

緩やかな斜面を20分ほど登って山頂。

12:20 白馬岳山頂(2932.3m)。

山頂標識の横に一等三角点。

               山頂にある方位盤。

新田次郎「強力伝」のモデルとされる伝説の強力・小宮山正さんが、全重量360Kgの花崗岩を2つに分けて担ぎ上げたとのこと。

方位盤には全方位の山なみの稜線と山名が細かい文字で刻まれている。よくよく目を凝らして見ないと読めないくらいになっているが、剱岳立山薬師岳・・・大天井岳・燕岳などの名前が確かに刻まれていた。

この日朝から天気良く青空も広がっていたのに、お昼過ぎてからあれよあれよという間にガスに包まれ、360°の大パノラマを眺めることができなかった。何もかも恵まれた白馬岳山行で、白馬岳山頂からのパノラマを展望できなかったことが残念ポイント。

 

12:40 山頂より、これから向かう小蓮華山方面。ガスの合間から稜線がくっきり浮かんできた。

13:10 緩やかな稜線を行く。天空の散歩道のような縦走路だが、ガスガスで残念。まもなく三国境。

13:15 三国境 (みくにさかい・2751m)  長野・新潟・富山との県境。

 

チングルマの綿毛(果実)。緩やかな稜線に沿って、この辺り一面チングルマ花のあとだった。7月頃だったらこの辺り一面チングルマの花が咲き誇る。

13:30 三国境を過ぎて少しいったところにライチョウ。近くで撮れた1枚。

14:02 小蓮華山の手前でもライチョウ発見!!

14:00 小蓮華山(2763.4m)到着。三等三角点あり。ガスに覆われ展望なく残念。

このあたりで見た花

              ナナカマドの実

                ヤマハハコ

        チングルマ綿毛とミヤマアキノキリンソウ

                オンダテ

14:50 船越ノ頭(2612m) ここから白馬大池まで雷鳥坂ということだが、ここではライチョウに出会えなかった。船越ノ頭という興味深い名前の由来は?

15:15 雷鳥坂の下りで上から白馬大池を眺めたかったが、これもガスに覆われほとんど見えず。周囲に広がるお花畑を少し楽しみながら白馬大池山荘に向かう。

 

15:45白馬大池山荘着(泊)

テント場で一休み。温かいぜんざいをごちそうになった。美味しー!!!!!!

 

夕刻の白馬大池周辺  

ガスが上がり青空が広がる。夕日に照らされた美しい風景。周囲に花畑。夏の花が終わり秋を迎えようとしている。

 

白馬大池山荘の夕飯はメンチカツと夏野菜のカレー。テント組はパスタ。

 

白馬大池山荘(泊)

前日頂上宿舎で一緒になって親しくしていただいた方と偶然同室になって、山の話をたくさんした。初めて会った方と親しくおしゃべりできるのも一人山小屋ならでは。楽しい思い出になった。

 

3日目 8月23日(火) 

【歩行距離3.5Km   歩行時間3時間+休憩20分 上り89m 下り617m】

 

7:00白馬大池山荘(2378m)出発-7:35白馬乗鞍岳(2469m・15分休憩)- 9:00天狗原(2204m)-10:20栂池自然園登山口に下山(1849m)

 

6:55 白馬大池山荘出発

大池山荘を背に乗鞍岳に向かう。緩やかだが、ごつごつした岩が多い登山道だ。

広い山頂台地に大きなケルンが見えてきた。

7:35  白馬乗鞍岳(2469m)。広い山頂に大きなケルン。この広い山頂から白馬連峰の山々か見えるはずだが、朝から曇り空。ハイマツが広がる山頂の景色さえ分からない。

8:05  乗鞍岳より天狗原に向かって下る。北東の方向、遠く雲の間から妙高山(中央)

 雪渓を横断。

 

8:15 大きな岩を超えて進む。

 

8:30  広い天狗原を一望する。

8:30 大きな岩が多い道を下る。なかなかの急下り。栂池から上ってくるのは厳しいだろうとつくづく思う。

9:00  天狗原(てんぐっぱら)に到着。標高2180mの広々とした湿原だ。木道を行く。

夏が終わり秋へと移りいく景色。花を探しながら歩く。

     ↑イワショウブ

 

9:25 天狗原より栂池自然園に向かって下る。ゴロゴロ石や木の根が多い。

10:05 だいぶん下ってきた。この辺りから花が多くなってきた。

   オヤマリンドウ     

                        オニシオガマ

10:20  ゴールが近づいてきた!!!

10:20  栂池自然園登山口にゴール!!!!! 

       お疲れさまでした!!!   栂池山荘前で特製ソフトクリーム!!!おいしい!!!

                                           栂池自然園入口

           自然園入ったところ。遠くに白馬岳~小蓮華山

              ワタスゲ湿原

栂池自然園に入って水芭蕉湿原、ワタスゲ湿原のあたりまで木道を歩く。夏の花が終わり少々半端な時期で、湿原に咲く花をたくさんみることはできなかったが、広くて素晴らしい自然園だった。もっと奥に進むと、浮島湿原、展望湿原と続く。展望湿原まで進めば、白馬大雪渓と白馬三山がドーンと展望できるらしいが、時間がなくて行くことはできなかった。

 

白馬岳は格別に心に残る山行になった。

大雪渓を歩けたこと、白馬三山を縦走できたことは大きな達成感だ。そして何より天候に恵まれ素晴らしい山岳風景やきれいな花をたくさん楽しめたことが、山の楽しさを倍増してくれた。

 あと何回大きな山にチャレンジすることができるか分からない年になったが、もう一度登れたらいいなと思う。今度は7月。咲き誇るお花畑を楽しみながら、もっともっとゆっくり歩きたいと思う。

ようやくブログをまとめることができた。改めて、白馬岳チャレンジを温かくサポートしてくれた二人に心から感謝の気持ちでいっぱいだ。ありがとう!!!




         










 

 

お花畑満開の白山へ

2022年7月28(木)-30(土) 、念願の白山(2702m・日本百名山・花の百名山)に登ってきた。今回の見どころは

①なんといってもこの時期ならでは。満開のお花畑。

②アルプス展望(29日)と御前ヶ峰(30日)からのご来光と眺望

この上ない好天に恵まれ、どちらもすばらしい光景を眺めることができた。2泊3日のゆったり山行。白山のいい所をたっぷり満喫し、大変心に残る山行になった。

 

今回は白山で観たすばらしいお花を記録に残したくて、今頃になってブログにした。

7月28日(木) 【歩行時間 約3時間15分  上り982m 下り160m】

アクセス: JR大阪駅7:00発特急サンダーバード小松駅9:22着。 

     小松駅~別当出合 予約済のタクシー利用で約1時間45分           

                 (片道20,400円/台÷6人→3,400円/人)

 

11:50別当出合登山口(1260m)出発・砂防新道コース-12:30中飯場(1500m)-13:30別当覗-14:25甚之助小屋(1965m・休憩15分)ー15:10南竜分岐(2090m)-15:50南竜山荘着(2070m)  -南竜ヶ馬場散策(1時間) -南竜山荘(泊)

11:50  別当出合(1260m)出発。砂防新道コースへ。吊橋を渡ってすぐに急登。しばらく続くが、あとは緩やかな上りを中飯場まで順調に歩く。

12:30 中飯場(1500m)。 トイレ・水場あり。

                                            途中でアサギマダラ発見!!! 

※長距離移動をする日本では唯一の渡り蝶として知られる。春には南から北へ、秋には北から南へと2000kmを超える旅をすることもあるとのこと。とまっているのはアサギマダラが好むヒヨドリバナ
ヒヨドリバナの蜜には毒性の強いアルカロイドという物質が含まれていて、それを体内に取り込むことで鳥などの天敵から身を守って2000kmを超えるような長距離 を移動できるようだ。白山にアサギマダラが飛来する季節になったということか。

13:30 別当覗(1750m)。中飯場より緩やかな上りが続く。向かいに見えるのは観光新道(下山に歩くコース)の尾根。ここからは緩やかな尾根に見えたのだが・・・

14:25 甚之助小屋(1965m)。トイレ、水場あり。

15:10 南竜分岐(2090m)。室堂には進まず、南竜ヶ馬場方面へ南竜山荘を目指す。このあたりで雨。合羽を着る。

16:00 南竜山荘(奥)に到着。到着の頃には雨がやんだ。

小屋に荷物を置いて南竜ヶ馬場へ。雨上がり、満開のお花を楽しむ。

                 シモツケソウ  

               ヨツバシオガマ

                                                                           ミヤマキンポウゲ

                イワカガミ  

               アオノツガザクラ

                 ハクサンフウロ

              ハクサンゴザクラ

                  クルマユリ

                テガタチドリ              

                ニッコウキスゲ 

 

7月29日(金) 【歩行時間 約7時間15分  上り859m 下り499m】

3:00起床 4:00南竜山荘(2070m) 出発-4:45アルプス展望(4:57ご来光を望む)-6:45室堂ビジターセンター(朝食休憩・荷物デポなど1時間休憩)ー8:40御前ヶ峰(2702m・休憩30分)ー9:40翠ヶ池-10:05大汝峰分岐-10:40大汝峰(2684m) -12:20千蛇ヶ池(昼休憩30分) -13:20室堂ビジターセンター(泊) 

アルプス展望でご来光を望む(4:57)。遠くに北アルプス剣岳~立山連峰穂高連峰のシルエットがはっきり見える。この日の日の出は槍ケ岳と立山の間、水晶岳あたりとのこと。

                                    右手南東方面に御岳。中央は乗鞍岳

 

6:50 室堂ビジターセンターに到着。白山室堂ビジターセンターと白山神社奥宮。   この時間、人は少ない。朝食休憩をゆっくりとる。荷物をデポして御前ヶ峰(奥宮後方。山頂はもう少し奥)に向かう。

                                              8:40 御前ヶ峰山頂。快晴。

御前ヶ峰より大汝峰。右は剣ヶ峰(入山禁止)。左が油ヶ池。右は紺屋ヶ池。

御前ヶ峰より室堂ビジターセンター。左に別山

御前ヶ峰より岩の多い急な坂を下って大汝峰に向かう。

9:40  翠ヶ池(ミドリガイケ)。この辺りでガスが広がり、青空が映るきれいな青い翠ヶ池は見られず残念。

10:00  血の池の前にお池めぐりの案内板。白山室堂(ビジターセンター)から御前ヶ峰を経て現在地までお池巡りコースをたどっている。

血の池。少し青空が広がる。青空が映る水面はとても美しい。

10:05   大汝峰(オオナンジホウ)分岐。向こうに目指す大汝峰。少しの間岩場を上がる。

10:40  大汝峰(2684m)。

ここから北に下る。七倉山分岐より南に大汝峰を大きく巻いて、お花畑をゆっくり楽しみながら大汝峰分岐に戻り千蛇ヶ池に向かう。

12:20 雪渓で固まった千蛇ヶ池に到着(昼休憩30分)。大汝峰を振返る(写真左)。   写真右は千蛇ヶ池より御前ヶ峰方向。室堂ビジターセンターにはこの雪渓を横断して行くのがはやいが、お花畑をゆっくり回って戻ることにする。

        室堂ビジターセンターの手前で観たハイマツの花。

            チングルマハクサンコザクラ

                ゴゼンタチバナ

                コバイケイソウ

              ナナカマドの花と実

                イワキキョウ

                ミヤマキンバイ

※今回黄色のよく似た花「ミヤマキンバイ」と「ミヤマキンポウゲ」「シナノキンバイ」の区別がつくようになった。ミヤマキンバイだけバラ科で、葉っぱと花びらの裏のガクがいちごによく似ている。       ミヤマキンポウゲシナノキンバイキンポウゲ科。葉っぱの形もよく似ているが、ミヤマキンポウゲの葉は細長い。

               ダイモンジソウ

             チングルマ花のあと。綿毛。

                オタカラコウ

※よく似た花(アキノキリンソウとかキンコウカという花など)があって、区別がつきにくいが、下に見えるふきのような大きな、周りにギザギザがある葉からオタカラコウと判断。

                            クロユリミヤマキンバイ   今年はクロユリがたくさん咲いていた。

                イワハゼ?

あちらこちら多種多様な高山植物が群生し、今を盛りとお花畑が広がっていた。名前が分からない花もたくさんあった。花の季節の白山は特別に値打ちがあるような気がする。

13:30  室堂ビジターセンター着(泊)

 

7月30日(土) 【歩行時間 約4時間50分  上り25m 下り1465m】

3:00起床                                   3:45室堂ビジターセンター出発-4:40御前ヶ峰山頂(4:58ご来光を望む)-5:50室堂ビジターセンター(朝食・出発準備など)7:50出発ー観光新道を下山ー8:10黒ボコ岩ー9:30殿ヶ池避難小屋-12:45別当出会い登山口着 

別当出合~小松駅 予約済のタクシー利用

         約1時間45分(片道20,400円/台÷6人→3,400円/人)

 

この日も3時に起床し、ご来光を望むため再び御前ヶ峰山頂へ。富士山登山さながら、御前ヶ峰まで多くの登山者のヘッドランプの列が続く。

日の出を待つ登山者たち。遠く穂高連峰(左端。拡大すると大キレットがはっきり分かる)と、中央やや左に乗鞍岳、中央やや右に御岳。白山からだと御岳はドンとしてとても大きな独立峰だと実感する。写真では中々迫力が出せない。

御岳の向こうに中央アルプスとその向こうに南アルプスが見える。北岳が尖っている。左に見えるのは八ヶ岳か。

バンザイ!!をしてご来光を望む登山者たち。本当にすばらしい日の出だ!!!



室堂ビジターセンターに戻り、朝食。出発準備をして下山スタート。弥蛇ヶ原を経由して観光新道を下る。

弥蛇ヶ原の木道。お花畑が広がる。この辺りで御前ヶ峰は見納めだ。

これより観光新道より下山。観光新道にもたくさんお花畑が広がっていた。

東に別山を眺めながら下山。手前ミヤマキンポウゲ

                ハクサンシャジン

             タカネマツムシソウ

              タカネナデシコ

         お花畑。下山しながらたくさんの花を楽しむことができた。

 

山頂からのご来光と眺望。お花畑。天候に恵まれ、2泊3日ののんびりした山ゆきで、白山のいい所をたっぷり楽しむことができた。心に残る山行になった。

 


                                                                                                                            

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フクジュソウのポンポン山

2022..3.3(木)高槻市京都市の境にあるポンポン山(678m・関西百名山)に行ってきました。1年を通してとても人気のある山で、私もアクセスが便利なこともあって年間何度も登ります。ポンポン山に上るルートはたくさんありますが、今回は京都市側の大原野森林公園の森の案内所にアクセスし、西尾根から竃ヶ谷(かまがたに)を経由して季節のフクジュソウを見て山頂へ。山頂から東海自然歩道~東尾根に出て森の案内所まで周回して帰りました。東西の尾根を歩くのは今回が3度目ですが、いつも大原野森林公園に生息する動植物が大切に保護されていることを強く感じます。                          

大原野森林公園「森の案内所」に直接アクセスしたのは今回が初めてでした。一部、車一台がやっと通れるほどの細い道で、対向車があればどうしようとびくびくして運転しましたが、なんとかなりました。

【コースタイム】

8:40 大原野森林公園スタート ―西尾根ルート ―8:55竃ヶ谷入り口―

9:45フクジュソウ観察園  ―10:20西尾根リョウブの丘―10:40ポンポン山山頂(休憩30分)

ー11:25東尾根分岐―12:45大原野森林公園駐車場

 

 【歩行時間 4:04 】 【歩行距離 7.1km】   【上り498m  下り493m 】

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8:40 森の案内所の入り口近くの路肩に駐車してスタート。(写真右)森林公園入口。

※森の案内所の開所日は基本水・土・日・祝(春休み・夏休み・年末年始、冬季期間は別途)ですが、この日はフクジュソウ観察園の開園期間(今年は2/12~3/20)なので、入り口は開いていました。中の駐車場に停めることもできました。

 

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森の案内所。この日は閉まっていました。トイレは使えました。           (写真右)案内所の横に西尾根ルートの標識。ここを下ります。

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8:55 西尾根ルートをしばらく進んだところ。川の向かいにある梯子を目印に竃が谷コースに入っていきます。梯子を上がったところにコース標識があります。「竃が谷ルート」とあります。この標識は森林公園内にたくさん設置されています。

※竃が谷ルートについて(注)

大原野森林公園には、さまざまな動植物が生息しています。その中でも沢筋である竃ヶ谷」を含むエリアを特に重要な区域と位置付けて、保護区域としています。保護区域に入山される方には、事前に立ち入り届出書の提出、事後すみやかに報告書の提出を求めています」(大原野森林公園リーフレット)とあり、京都市北部みどり管理事務所に事前、事後にFAXか郵送で提出する必要があるとのことです。

この日は知らずに入山してしまいましたが、フクジュソウ観察園の開園時期であったため、管理テントで届出を記入、提出しました。

 

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竃が谷に入りました。植林に囲まれた、歩きやすい道です。川を何度も渡渉しながら進みます。

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9:15 キツネノカミソリの群生地。金網の柵で保護されています。(写真右)新芽が出ていました。

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キツネノカミソリ(2021.7.31撮影。少し終わりかけの頃)

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9:25   (写真左) 竃ヶ谷から東尾根への分岐。このあたりから竃ヶ谷を離れ、フクジュソウ観察園に向かって上がっていきます。                     (写真右) 観察園まで少しの間急登。上っておられるのは観察園を管理してくださっている方(2人)です。感謝です。10:00開錠のところ、急いで上がって早めに開けてくださいました。

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9:40 フクジュソウ観察園の管理テント。ここで届を提出しました。        (写真右)保護区域看板。森林公園の自然を守るための注意喚起の看板です。

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観察園の中に入りました。あちらこちらにかわいいフクジュソウ。ロープに沿って進みます。(一方通行)

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フクジュソウ。        (写真右)まだ小さなネコノメソウを見つけました。

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10:05 ロープにそって進み、尾根に上がりました。                                                       (写真右)10:07 ポンポン山山頂に向かってすぐ、西尾根に合流しました。

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10:20 リョウブの丘に到着。(写真右) 北に小塩山。その奥にうっすらと京都の愛宕山が見えます。

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10:40 山頂。 二等三角点がありました。ここでしばらく休憩。ポンポン山の山頂は東と北に展望が開けています。天気が良かったわりに遠くは霞んでいて残念でした。

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11:10  山頂を下り、東にしばらく進んだところ。カタクリを守る防獣ネット。中に入るとカタクリの群生地です。今は閉まっています。

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カタクリの花 (2021.4.12撮影。これも終わりかけの頃)

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11:25  東尾根への分岐。どなたか手作りの「東尾根ルート」の標識。助かります。

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12:00 東尾根より北に小塩山。奥に京都愛宕山と地蔵山。さっきよりはっきり見えます。なじみのある山が見えるとうれしくなります。

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12:10  イヌブナの林。ベンチがあって休息広場になっています。東西尾根ともに「ツツジの丘」「野山の丘」「あかまつ広場」など休憩できる場所がたくさんあります。花や木、野鳥などをゆっくり観察できます。

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12:30 東尾根より西に黒柄岳と明神ヶ岳。行ったことのない山です。同行のKさんから山を教えてもらいながら歩くのはとても楽しいです。

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12:45 大原野森林公園入口入ったところの駐車場に戻りました。朝は一台もなかった車がたくさん停まっていました。こちらから歩く人も多いようです。

 

4月のカタクリ、7月のキツネノカミソリに続いて、今回は3月のフクジュソウを見ることができました。大原野森林公園でたくさんの動植物が大切に保護されていることを知り、ポンポン山に登る楽しみが倍増しました。

4月にはもっともっとたくさん山の花々をみつけに行きたいです。