2023年11月5日(日)、島根県の三瓶山(主峰男三瓶山1125.9m・ 日本二百名山)を歩いてきた。山ツアーに参加。先週に続き2週連続の山ツアーだ。
三瓶山(サンベサン)は直径約5kmのカルデラ の周りを囲む男三瓶山 (オサンベサン・1126m) 、女三瓶山 (メサンベサン・957 m)、子三瓶山 (コサンベサン・961 m)、孫三瓶山 (マゴサンベサン・907 m)、太平山 (タイヘイザン・854 m)などの峰が環状に連なる山の総称。カルデラの中には室の内池(ムロノウチイケ・カルデラ湖)がある。(画像右) 今回は西の原登山口から男三瓶山 (1125.9m) に上がり、子三瓶山 (961 m)→孫三瓶山 (907 m)→太平山 (854 m)→女三瓶山 (957 m)を周ってきた。男三瓶山への上りと子三瓶山に向かう扇沢までの下りが急だったほかは、山上に広がる草原や100mほどのアップダウンの縦走路をゆったり歩くことができた。
※アクセス 11/4(土) 大阪梅田21:30発夜行バス(ツアー貸切) → 翌早朝、西の原(定めの松)着
11月5日(日)
【歩行距離7.7Km 歩行約5時間+休憩1時間30分 上り1096m 下り990m(リフト含)
【コースタイム】
6:00西の原登山口(460m)出発-6:25分岐(554m)-8:15男三瓶山(1125.9m)-9:10扇沢(852m)-9:40子三瓶山(961m)-10:10風越(808m)-10:20孫三瓶山(903m)-11:10大平山(854m)-11:30女三瓶山(953m)-12:20大平山リフトの乗り場(m)・・・リフト ・・・12:30東の原着
早朝西の原駐車場に到着。洗面・朝食。 駐車場から見える男三瓶山(左)と子三瓶山(右)
6:00 出発
西の原入口に立つ定めの松。樹齢400年を超える大木だが、枯死の危機だという。
男三瓶山目指して西の原を進む。
6:25 分岐。左は北の原姫逃池(ヒメノガイケ)、右は扇沢へ。まっすぐ進む。
6:50 自然林の中を進む。分岐から急登が続く。
7:30 随分上がって展望が開けた。眼下に西の原が一望。駐車場は左真ん中あたり。後ろに見えるのは浮布池(ウキヌノノイケ)。西の原では、牛の放牧や春には野焼きが行われているようだ。
8:10 急登を上りきって山上の広い草原に出た。ススキが光って美しい。山頂標識が見えてきた(右)
8:15 男三瓶山山頂(1125.9m)。広い山頂。360°の大パノラマだ。
一等三角点あり。りっぱな方位盤もある。
東の方向。きれいな山なみだ。以前登った大山を見たかったが、遠くが霞んで分からなかった。残念。
8:35ススキの原を子三瓶山に向かう。 手前、子三瓶山と奥に孫三瓶山。
子三瓶山に向かって、いったん扇沢まで300mほど一気に下る。岩が多い急な下りだ。
9:10 扇沢(852m)まで下って一休み。これから上がる子三瓶山がすぐそこだ。
9:40 扇沢から100mあまり上って子三瓶山山頂(961m)。
子三瓶山から孫三瓶山に向かってすぐ。北東の方向正面に、男三瓶山から女三瓶山に続く稜線を見る。女三瓶山は電波塔が立ち分かりやすい。 ※当初の計画では男三瓶山から女三瓶山に回る(時計回り)予定だったが、危険警告のためこの尾根に進まず逆に回って女三瓶山に向かっている。緩やかで歩きやすい尾根のようだが、地震による崩落場所の復旧が行われていない場所があるらしい。
こちらは孫三瓶山から太平山、展望台を経て女三瓶山に続く稜線。これから歩く稜線がよく分かる。緩やかだ。室の内池が見える。
10:00 孫三瓶山に向かって下る。風越分岐(808m)の十字路がよく見える。
10:20 風越に下り孫三瓶山へ。すぐに孫三瓶山山頂(903m)。向こうに子三瓶山(左)と男三瓶山。
奥の湯峠。孫三瓶山から太平山に向かう。峠を感じない緩やかな歩きやすい道だ。
11:10 大平山(854m)展望台に到着。リフトがあり賑やかだ。孫三瓶山から子三瓶(左)、子三瓶から男三瓶山、女三瓶山まで三瓶山全体を見渡すことができる展望台だ。
11:30 大平山展望台から100mほど上って女三瓶山(953m)。ここで昼食休憩。
女三瓶山より孫三瓶山(左)と子三瓶山。きれいだ。
子三瓶山(左)から男三瓶山。
女三瓶山から男三瓶山につづく稜線。三瓶山全体をしっかり見渡してから下山。
12:30 三瓶観光リフトを利用して東の原登山口(565m)に下山。
東の原にある岩見ワイナリー。ホテルに温泉もレストランもある観光エリアだ。おみやげにワインを1本購入。
12:50 バスに乗車。途中さんべ荘にて入浴後、帰路に就く。
20:30 大阪梅田 到着。
カルデラの周りを環状に連なる三瓶山の縦走は、どこからでも歩いた山々が見渡せて気持ちの良い山行だった。 山上に広い草原が広がるのも気分がよかった。あちらこちら地方の山にはそうそう行けないけれど、機会があればもっともっといろいろな山に出あいたいと思う。