久住山と九州最高峰中岳

2023年10月28日(土)、くじゅう連山の久住山(1786.6m 日本百名山)と中岳(1791m九州最高峰)に登ってきた。九州の山は初めてだ。山ツアーに参加。

 

※アクセス                                  10/27(金) 大阪南港さんふらわぁターミナル20:05発・・・商船三井さんふらわぁ・・・  10/28(土) 7:55別府観光港着・・・大分交通貸し切りバス・・・9:35牧ノ戸峠着  

 

10月28日(土)
【歩行距離10.6Km   歩行約5時間10分+休憩50分    上り752m 下り752m】

【コースタイム】

10:00牧ノ戸峠登山口(1330m)出発-10:30沓掛山(1503m)-12:00久住の分かれ避難小屋(1637m・昼休憩20分)-12:45久住山(1786.6m)-12:18御池(1718m)-13:40中岳(1791m)       14:00下山開始-御池-久住の分かれ-沓掛山-16:00牧ノ戸峠着

 

9:35 牧ノ峠到着。別府港より1時間半くらい。紅葉の季節。多くの人で賑わっている。

10:00 登山口より緩やかなコンクリート道を上がって10分ほどで展望台。

10:30 沓掛山(1503m)を通過。岩の山。山頂標識が見当たらない。

沓掛山を下る。

 

 

 

行く先に広がる広い草原。緩やかな山道がよく見える。ここから久住の分かれあたりまで1時間余りはのんびりしたハイキング道だ。

歩きやすく、子どもと登山を楽しむ人も多い。

紅葉した山なみ。この辺りの紅葉が一番きれいだった。

11:35 星生山(ホッショウザン)への分岐。正面に星生山。ここに登る人も多いようだ。

久住山が見えてきた!!!  正面に久住山を眺めながら歩く。

久住の分かれ避難小屋に下る。周り一面なだらかな草原だ。

12:00 避難小屋にて昼休憩(20分)

目の前に久住山。尾根道がよく分かる。

この日、久住山に上がるあたりで救急ヘリ。救急搬送される人を見た。

久住の分かれより、北正面に三俣山が美しい。

12:30 ここから山頂に向かって岩の多い道を上っていく。登山者の行列。

12:45 久住山山頂(1786.5m)  一等三角点あり。

北に三股山と白い硫黄山の稜線。

南方面。暗い雲に覆われてきたが、遠くに阿蘇山がうっすら見えてきた。左が根子岳。右が高岳。その右に中岳、烏帽子岳杵島岳(キシマダケ)

※これらが阿蘇山の中核をなす五山で、阿蘇山」は単体の山ではなくこれらの山の総称であると初めて知った。阿蘇五山はお釈迦様が仰向けに寝ている姿に似ていることから「阿蘇の涅槃像」と呼ばれているそうだ。根子岳が顔、高岳が胸。続く中岳がへそ、杵島岳烏帽子岳が膝とのこと。ガイドさんから教えてもらった。うっすらながら何とかギリギリ確認。なーるほど。

13:00 久住山を下る。

13:12 久住山を下り中岳に向かう。天狗ヶ城(左)と右奥が中岳の山頂。天狗ヶ城を経由して中岳に向かう人も多い。中岳に続く稜線がきれいだ。今回天狗ヶ城には登らず、分岐(左下のあたり)を御池(ミイケ)に下って中岳に向かう。

13:20 御池(ミイケ)。池のふちの岩場を進む。中岳がよく見える。

御池のふちを進んだところから。振り返ると、正面に星生山。

正面に中岳山頂。たくさんの人だ。岩の多い斜面を上る

13:40  中岳山頂(1791m)。九州最高峰だ!!!

中岳山頂より。向かいに久住山久住山~御池へ、来た道がよく分かる。

中岳山頂から東へ、天狗ヶ城に続くきれいな稜線。山と山をつなぐ稜線がどこもとてもなだらかだ。

北東の方向。眼下に広々した坊ガツル湿原。キャンプ場も見える。むこうの山は平治岳か。

中岳を下り、来た道を久住の分かれ避難所に向かう。

15:40 中岳山頂から1時間半くらい歩いた。真っ赤に染まるドウダンツツジの向こうに沓掛山山頂。こちらから山頂標識らしいものが見える!!!


沓掛山から見る自然林の森。今年は紅葉の色があまりぱっとしない。

 

16:00 牧ノ戸峠に到着。バスで別府港に向かう。

別府港に向かうバスの車窓より由布岳を見た。大きな山だ。

別府温泉で入浴。

【帰路】 別府別府観光港19:20発・・・さんふらわぁ船中泊→大阪南港7:25着

 

九州の山に初めて登った。久住山は歩きやすくやさしさを感じる山だった。どこを歩いていても穏やかな山なみと広い原に癒された。深田久弥氏は「・・・しかし何よりも私が打たれたのは、あちこちに拡がる原であった。山上にある、東、西、北の千里浜・・・そんな原を横切らずにはどこにも行けないとは、なんと楽しい山であろう」と記している。私も、山上に拡がる広々とした原がとても心地良かった。九州の山にはまた登りたいと、強く思った。