初めての南アルプス② 素晴らしい眺望!!!アルプスの女王「仙丈ケ岳」

2日目 8月30日(水) 仙丈ケ岳 

南アルプス2日目は仙丈ケ岳。こちらは甲斐駒に比べ随分歩きやすく、ゆっくりのマイペースながら概ねコースタイム通りの歩きができた。早い時間に尾根に出て、清々しい朝の空気の中で素晴らしい眺望を楽しむことができた。

 

【歩行距離9.6Km   歩行約6時間50分+休憩1時間45分     上り1142m 下り1145m】

 

5:10北沢峠こもれび山荘(2030m)出発-6:10三合目-6:55五合目分岐大滝頭(2510m)-   ・・・小仙丈尾根 ・・・8:15小仙丈ケ岳(2864m)-9:20仙丈小屋分岐(2264m)-                   9:40仙丈ケ岳(3032.9m)-10:25仙丈小屋(m昼休憩40分)-11:45馬の背ヒュッテ(m)ー             12:10藪沢小屋-12:40五合目分岐大滝頭(2510m)-13:45北沢峠

 

 

5:00 北沢峠出発。北沢峠バス停すぐ横が登山口で、最初から急な登りが始まる。

 

5:45 急な登りを30分ほど上ると緩やかな歩きやすい道になる。森林帯を尾根に向かう。

 

6:55 少しずつ高度を上げて、ようやく五合目・大滝頭(2510m)に。北沢峠から2時間ほど。500m程上がってきた。

7:20 大滝頭を過ぎて、さらに樹林帯の急登を上がっていくと、少しずつ展望が開けてきた。後方に甲斐駒ヶ岳が見えてきた。かっこいい。

8:05 随分上がってきた。尾根から後方北の方向に甲斐駒ヶ岳と西に延びる鋸岳。遠くに八ヶ岳の山なみ。赤岳から蓼科山まで、八ヶ岳連峰の山なみがはっきりわかる。

8:15 小仙丈ケ岳(2864m)。この時間まだ雲が上がっていなくて、ここからの眺望が最高に良かった!!! ゆっくり眺望を楽しんだ。30分休憩。

手前鋸岳。向こうに八ヶ岳連峰。赤岳~硫黄岳、北八ヶ岳の東・西天狗岳

南東の方向に北岳山頂とどっしり富士山の姿。感動!!!

同じく富士山と北岳間ノ岳。No1.2.3の揃い組!!! 感動!!!!!

9:21 緩やかな小仙丈尾根を、眺望を楽しみながらゆっくり進み、仙丈小屋分岐に到着。南側に小仙丈カールが広がる。7月頃だったらどれだけお花畑がきれいだっただろうと思う。

仙丈ケ岳に向かう。随分雲が上がってきた。

頂上かな?と思ったらまだ先・・・藪沢カールを巻いて稜線づたいに漸く山頂が見えてきた。山頂に人の姿。右手藪沢カール。下方に仙丈小屋。

9:45  仙丈ケ岳山頂(3032.9m)

仙丈ケ岳山頂の三角点を囲む。二等三角点だ。

10:10  正面に甲斐駒ヶ岳、右手に 藪沢カールを見下ろしながら仙丈小屋に下る。

10:25  仙丈小屋(2886m)に到着。ここでゆっくり昼休憩40分。

仙丈小屋より眺める藪沢カール。みごとだ。

仙丈小屋から甲斐駒ヶ岳と鋸岳。どこから見てもかっこいい。

仙丈ケ岳より馬ノ背方面に下る。赤い実をつけたナナカマドごしに見る仙丈ケ岳と藪沢カール。急な下りが続く。

お花畑の保護のために設置された防鹿柵を抜けて馬ノ背ヒュッテに向かう。

11:50  馬ノ背ヒュッテ(2640m)を通過。

12:00 馬ノ背ヒュッテからしばらく急な斜面を下って、藪沢を渡る。ここが藪沢重幸新道コースとの分岐のようだ。

12:15 藪沢小屋(2542m・避難小屋)の横を通って、大滝頭に向かう。概ね緩やかな斜面道で、お花畑も多い。

お花はほとんどなくなっていたが、斜面にトリカブトの花。

 

五合目大滝頭(2510m)で尾根に出て、来た道を北沢峠に下る。危険な箇所はなくスムーズに下る。

13:45  北沢峠(2030m)に到着。

   こもれび山荘で一服した後、15:00発南アルプス林道バスに乗車⇒仙流荘15:45着

 

憧れの甲斐駒ヶ岳仙丈ケ岳。大きな素晴らしい2座にチャレンジし、どうにか頑張って登頂することができた。                             1日目の甲斐駒ヶ岳の厳しい上りにへとへとになって、もう3000m級の山はこれで終わりだな・・・と寂しく思いながら歩いたけれど、ゆっくりでも無事登頂下山できたら、まだ次はどこに行こうかと都合の良いことを考えている。              花の季節は終わっていて、花を楽しむことはできなかったけれど、天候に恵まれ素晴らしい眺望を楽しむことができた。かっこいい山容を目の前でたっぷり味わうことができた。遠くに見える山々を同定しながら時間をかけてゆっくり歩けたこともありがたかった。若い二人に感謝の気持ちでいっぱいだ。

 

9月に北岳間ノ岳に登る予定あり。北岳南アルプスデビューになるはずだったが、思いがけず甲斐駒ヶ岳仙丈ケ岳が先になった。今回特に小仙丈ケ岳山頂から、北岳から南に延びる南アルプスのみごとな稜線を眺めることができたが、次は北岳間ノ岳から眺める甲斐駒ヶ岳仙丈ケ岳の雄姿を楽しみにしている。