戸隠連山 飯縄山・高妻山へ
2025年10月11(金)~12(日)、戸隠連山にある飯縄山(1917.2m・日本二百名山)と高妻山(2353.0m日本百名山)に登ってきた。山の会の例会。参加者5名。 このエリアには2018年10月に火打山と妙高山に登ったことがあるだけで、中々行く機会がなかった。山の会の例会案内を見て飛びついてしまったが、調べてみると「累積標高差1500m、歩行距離12.5km、標準歩行時間8時間(高妻山)」とあり、多くの人が「高妻山の山頂まではなかなかハードな道ノリが続く」「体力的にはしんどい登山となることを覚悟した方が良い」というようなことを書いている。アップダウンがあり、特に山頂付近は厳しい急登のようだ。 同行のメンバーは私より一回り以上も若い健脚者ばかりである。メンバーの歩行に合わせることは到底無理で、自分のペースを守って歩くことしかできない。コースタイムを大幅にオーバーするのはつらい。出発間際まで参加を躊躇してぐずぐずしていたが、リーダーから「大丈夫。一緒に登ろう」と繰り返し励ましてもらい、「行けるところまで頑張ろう」と決めて参加した。
【アクセス】
10/9(木) 京都駅よりアルピコ交通夜行バス23:10発⇒JR長野駅6:40着 (7,100円)
7/10(金) 7:50長野駅より戸隠観光特急バス⇒8:45戸隠中社着 (要予約往復4,000円)


7:50 アルピコ交通長野駅前案内所前。戸隠観光特急バスに乗車。観光の人が多い。
8:45 戸隠中社に到着。
10月10日(金) 西登山道~飯縄山~瑪瑙山

歩行距離10.5Km 歩行4時間10分 休憩55分 上り841m 下り820m】
【コースタイム】
9:15飯縄山西登山口スタート(1225m)-9:45萱ノ宮(1431m)-11:15飯縄神社(m)- 11:25飯縄山山頂(1917.2m昼休憩30分)-12:50瑪瑙山(めのう山1748m)-14:00戸隠スキー場駐車場(1304m)- 15:40樅ノ木山荘着(1204m)(泊 )

9:15 西登山口スタート。※戸隠中社バス停から登山口まで宿舎の車で送迎あり。不要な荷物を預かってもらいとても助かった。

自然林の静かな森を進む。緩やかな歩きやすい道だ。

10:50 笹原が広がる登山道をゆっくり上っていく。正面に飯縄山山頂が見えたと思ったら、こちらは飯縄山の南峰(1909m)らしい。山頂はもう一山先にあった。

11:15 飯縄神社。石の祠と鳥居があり、飯縄大権現が祀ってある。ここが飯縄山の南峰らしい。

11:20 南峰を過ぎた向こうにもう一山。こちらは飯縄山の山頂だとわかる。遠くからでも山頂標識がよく目立つ。2000m近くになって、紅葉が始まった山が美しい。

11:25 飯縄山山頂(北峰・1917.2m)


二等三角点とりっぱな方位盤。この日、天気は良かったが、昼には雲が上がって360°の大パノラマの全貌を眺めることはできなかった。昼休憩している間に、雲の上から遠方の山なみを少しずつ眺めることができた。



遠く南の方向に八ヶ岳連峰がうっすらと姿を見せた。その向こうにある富士山は雲の中
※2018年10月に登った火打山と妙高山を近くから眺めたいと思っていたが、それも雲の中。今回の山行で最後まで見ることができなかった。

12:20 飯縄山より瑪瑙山(めのう山)へ。なだらかに映るが一気に300m程下って100m上り返す。

12:50 瑪瑙山(めのう山1748m)山頂。

秋らしい色づいた木々とススキの穂。戸隠スキー場に沿った緩やかなコースを下山。

14:00 戸隠スキー場駐車場に到着。

14:20 樅ノ木山荘に到着。(泊)
樅ノ木山荘は戸隠連山の麓、越水ヶ原にあるお宿。登山やスキーのお客で年中賑わうようだ。温かいお風呂と美味しいお料理で大満足。(1泊13,000円)

歩行距離11.5Km 歩行8時間 休憩1時間40分 上り1466m 下り1466m】
【コースタイム】
5:40戸隠牧場-5:50戸隠牧場登山口スタート(1200m)-7:00滑滝( m)-7:20氷清水(m)- 7:45一不動避難小屋(1746m)-8:55五地蔵山(1998m)-9:10六弥勒(1998m)-9:55九勢至(2049m)-11:00十阿弥陀(2350m)-11:05高妻山山頂(2353.0m)-12:55六弥勒(1998m)・・・ 弥勒尾根(弥勒新道)・・・14:55弥勒尾根出口着(1204m)-15:20戸隠牧場⇒樅ノ木山荘(泊)

5:30 宿の車で戸隠牧場まで送ってもらう。まだ薄暗い。
正面左の窪みがこれから上がる一不動。一不動から右に二釈迦、三文殊、四普賢。右手一番高い所が五地蔵。順に仏が祀られている。小さなアップダウンが続く山容がよく分かる。


しばらく牧場の中を進む。 5:50 登山口。ここから登山道に入る。

上りは大洞沢(おおぼらさわ)コース。何度か渡渉する。 前日から雨予報で沢コースを上ることを躊躇していたが、宿のオーナーから「雨予報が12時になった。今日なら沢コース大丈夫。弥勒尾根もきついので沢コースが良いだろう」とアドバイスをもらい沢を上ってきたがその通りだった。水量も少なくて、雨が降る前に沢を上ることができた。

7:00 滑滝( m)。滑滝の横、大きな一枚岩を鎖をもって上る。意外と滑らない。

7:10 滑滝を過ぎて大きな帯岩。急な斜面を鎖を頼りにトラバースする。足場は狭いがしっかりしていて意外と歩きやすい。滑滝もこのトラバースも雨が降っていたらとても危険だと思う。


紅葉が美しい山々。正面の先に見えるのは五地蔵山の山頂部分のようだ。

7:20 「氷清水」という水場。ずいぶん上がってきた。少しずつ急な上りになっていく。一休みする。


7:45一不動避難小屋(1746m)。ここは戸隠山から高妻山縦走路の合流点だ。ここから来たに五地蔵を目指す。 ※高妻山は山岳宗教の修行僧が入った山で、小さな石仏ととも仏教に因んだ地名が山頂まで順に残されている。一不動、二釈迦、三文殊、四普賢、五地蔵、六弥勒、七観音、八薬師、九勢至と続き、十阿弥陀を経て山頂に到る。



二釈迦、三文殊、四普賢。石仏のある小さなピークを越えて五地蔵へ。

8:55 五地蔵の石仏のあるピークは五地蔵山(1998m)と名がある。

9:10六弥勒(1998m)。五地蔵からすぐの所にあり、ここは弥勒尾根との分岐。ここから高妻山山頂に向けてアップダウンのある長い尾根道を上がる。



9:55九勢至(2049m)。六弥勒から七薬師⇒八観音⇒九勢至。緩やかなアップダウンを繰り返してここまで上ってきた。歩きやすい。「ここから先が急登」らしいので気を引き締める。 ※目の前に高妻山の尖った山頂が聳えるはずだが、あいにくの天気。高妻山の美しい姿を見ることができない。

途中で小雨が降ってきた。カッパを着て急登を上る。

11:00十阿弥陀(2350m)。九勢至からきつい上り1時間。漸く山頂部に出た!!!

11:05高妻山山頂(2353.0m)。雲の中、何も見えないがうれしい!!!!
天気が良くないので少しの間休憩して下山開始。

上ったコースを六弥勒に向けて下る。上りもきつかったが、下りも厳しい。
12:55六弥勒(1998m)




六弥勒より六弥勒尾根新道を下る。雨で道がぬかるみ滑り易い。張り出した木の根っこに乗らないよう注意。緊張しながら急な下りを進む。ブナやダケカンバの多い森は美しい。

14:55弥勒尾根出口着(1204m)。六弥勒から一気に900mを2時間かけて下山。
ここから戸隠牧場の中の遊歩道を歩いて戸隠キャンプ場へ。宿の車に迎えに来てもらって樅ノ木山荘へ。(泊)



樅ノ木山荘2日目の夕食。地元の野菜を使ったやさしいお味の料理を順に出してくださる。どれもとても美味しくいただいた。
10月12日(日) 戸隠散策

高妻山ズーム。「越後富士」と言われる美しい山容だ。


戸隠中社に参拝する。


人気の蕎麦屋。早朝から予約開始で、10時半には「本日売切れ」の看板。予約を書いてもらったおかげでいただけた。とても美味しい。
【帰 路】
・戸隠中社11:37発戸隠観光特急バス(要予約)⇒12:35JR長野駅着
・JR長野駅13:00発特急しなの⇒名古屋⇒新幹線で帰阪。 (12,100円)
高妻山登山の当日は雨予報で、途中五地蔵山から下山することになるだろうと言いながらスタートしたが、雨の降り始めは11時頃。五地蔵山を過ぎて九勢至、急登を山頂に向かって登っている頃だった。雨量、風ともに弱く、10月登山の寒さを感じることなく無事登頂することができた。 深田久弥氏は高妻山への登りについて「五地蔵から二つのコブを越えて、高妻山への長い登りは急峻で、実に辛かった。ようやく頂上に達して私の喜びは無上であったが、もう乙妻まで足を伸ばす元気がなかった」(日本百名山)と書いている。このようなことを読むと、自分が歩けたことが殊更嬉しくなる。 リーダーも同行のメンバーもゆっくりペースの私の歩行に全く圧をかけることなく、安心してマイペースを保って歩くことができた。それでもコースタイムは 歩行8時間 休憩1時間40分。これは概ねヤマップの平均コースタイムだから上等。73歳の私には上出来だと思う。ぐずぐず迷っていたが、思い切ってチャレンジして本当に良かった。仲間のみんなに感謝の気持ちでいっぱいだ。 飯縄山も高妻山も、妙高山もネットの画像を見ると素晴らしい形をしている。またの機会があれば、このエリアにある素晴らしい山々をゆっくり歩いて、その時はその姿をじっくり眺めたいと思う。
富士山登頂!!!
2025年8月21(木)~22(金)、ついに富士山(3775.7m/日本百名山)に登ってきた。 若いころから富士山に登ろうと思ったことはあまりなくて、「富士山は見るもの」と考えていた。「富士山に登っておきたい!!!」と強く思うようになったのは70歳を過ぎた頃だ。あと何年登山できるだろうか・・・「やっぱり日本一の富士山に一度は登っておきたい」と思うようになった。ここ数年、主に北アルプスのあちらこちらの山から遠く富士山を眺め、昨年は北岳・間ノ岳から、今年は一層近い金時山や鳳凰三山から富士山の雄姿を眺めた。富士山はどこから見てもすばらしい。富士山に登りたい欲が増したと同時に、「今年登っておかないともう登れなくなる」不安も増して、今年は絶対登ると決心した。 一緒に行こうという仲間が見つからず、5月頃から山の仲間の数人に「今年は一人で富士山に登る」と宣言して自分を追い込んだ。「大丈夫。行ける」と励まされ、なんとかチャレンジすることができた。初一人山行は富士山になると思っていたが、成り行きで先月の黒部五郎が先になった。黒部五郎とは全く違う雰囲気の中で一人登山を経験した。
【アクセス】
8/20(水) 夜行近鉄バスフジヤマライナー 京都駅八条口23:18発⇒河口湖駅8:20着 (9,200円)
8/21(木) 河口湖駅より 富士急行バス8:40発⇒吉田口富士スバルライン5合目9:35着 (往復3,000円・路線バスにつき予約不要)

8:25 夜行バスにて河口湖駅に到着。駅舎の屋根越しに富士山が見える。 ※今回富士山に登ったのに、富士山の雄姿を見られたのはこの時だけだ。夜行バスは到着予定時間が8:37となっていたので8:40発バスに乗るのは無理だと思っていたら、早めについて8:40発に乗ることができた。次は9:40発。午後の雷雨を心配していたから、1時間前倒しは本当にうれしかった。

9:30 富士スバルライン五合目(2306m)に到着。

多くの人で賑わう五合目。


高度順応を考えて、五合目で1時間程ゆっくり過ごす。富士山小御嶽神社に参拝。テイクアウトの豚汁とおにぎりで身体を元気づける。美味しかった!!!

ゲート前にある総合管理センター。ここで入山受付。入山料4,000円を支払う。黄色いリストバンドのような物をもらいザックに付けて入山。
1日目 富士スバルライン五合目~太子館 2日目太子館~山頂~お鉢巡り~下山~五合目


1日目 8月21日(木) 富士スバルライン五合目~吉田ルート~太子館(泊)
歩行距離3.6Km 歩行3時間 休憩1時間10分 上り772m 下り44m】
【コースタイム】
10:30 富士スバルライン五合目入山ゲート(2306m)-10:45泉ヶ浦(2263m)-11:15六合目(2389m)- 12:25七合目花小屋(2688m)- 14:05東洋館(2905m)- 14:40八合目太子館(3100m)(泊)

10:30 入山ゲートを通ってスタート。 ※今年この入山ゲートが設置された。開門AM3:00、閉門PM2:00。基本的に夜中や午後遅くなってからの入山禁止ということだ。無謀な登山による事故を防ぐことが目的だ。入山ゲートの設置も入山料も安全登山と富士山の環境保全のために必要な処置だと思う。


ゲートから入ってしばらくは広い道を歩く。やや下り。登山者は多い。 10:45 最初の分岐(泉ヶ滝2275m)から少しずつ上りになる。

11:15 六合目。2つ目の分岐(2389m)。安全指導センターとトイレあり。ここで吉田口登山道(麓0合目から上がってくるコース)と合流する。

整備されたジグザグ道をじわじわ上っていく。

六合目を過ぎたあたりから、富士山の斜面をジグザグに上がっていく感じがよく分かる。この辺りは緩やかな上りで歩きやすい。午前中から雲が多くて何も見えないが、直射日光がなくて暑さは感じない。ここは吉田ルートの下山道出口と合流する分岐。写真左は下ってきた人たちだ。

12:25 七合目最初の山小屋。花小屋(2700m) 。六合目から1時間余り、300mほど上ってきた。高度順応を意識してゆっくり休憩をとる。

7合目花小屋を過ぎると、たくさんの山小屋が斜面に張り付くように連続して建っている。次の小屋を直線で見るとすごい斜度で一層きつく感じた。一つひとつクリアして進む。



12:50日の出館(2720m) 13:20 鎌岩館(2920m) 14:05東洋館(3000m)


高度が上がり、斜度もきつい。とても苦しくなった。

14:15 東洋館を過ぎて、8合目太子館までしばらく山小屋はない。岩場の急登。酸素も薄くなっていて厳しい。この辺りから雨がぽつぽつ降りだした。あと少し持つかなと思っているうちに本格的な雨になり、あわててカッパを着て太子館まで上る。
14:40 雨に濡れて太子館に到着。受付を済ませて急いで着替えたが、なんと乾燥室がない!!! 廊下上部にパイプが通っているので、取りあえずカッパ上下とザックカバーを干す。通行の邪魔になるのでハンガーにかけることはできず、パイプに直接ひっかけたが、夜の間に概ね乾いていた。富士山事情はよく分からないが、山小屋に乾燥室がないというのはとても不安だ。

16:00 早い夕食。カレー(具のないカレー)とご飯。さばの味噌煮とウインナのおかず付。富士山はどこもレトルトカレーときいていたからおかず付はうれしかった。

この日の宿泊は8割方外国人だった。周りでネィティブな英語が飛び交っていた。何を話しているのか全く聞き取れない。コミュニケーションが取れず、今回の一人山行では山小屋で孤独感があった。同じテーブルの人も全員外国人(全員一人山行の様子)で緊張していたが、イタリアから来たという人と、ほ~~~んの少しだけ会話?できた。単語の片言でもうれしい。


食後。雨が上がった太子館前で。雨は上がったが展望はよくならない。 登山杖に押してもらう焼き印が人気。小屋ごとに違う焼き印をたくさん押してもらっている人が多かった。
18:00 就寝。翌朝に備えて周りの人も早い眠りについた様子。静かになった。すぐには眠れず19:00頃に漸く寝付いたように思う。 (太子館14,000円)
2日目 8月22日(木) 八合目太子館~本八合目御来光館~山頂~お鉢巡り~下山
歩行距離11.5Km 歩行8時間 休憩2時間50分 上り872m 下り44m】
【コースタイム】
2:30 太子館出発(3100m)-4:20本八合目富士山ホテル(3400m)-5:05 御来光館(3454m) ー5:50 九合目(3600m)-6:40 富士山(吉田口頂上3715m) ・久須志神社-7:40 頂上淺間大社奥宮- 8:40 剣ヶ峰(37765.6m)-9:20 久須志神社・9:50 下山開始-10:45 下江戸屋(3266m)-12:40 六合目(2389m)-13:00 泉ケ浦(2263m)-13:20 富士スバルライン五合目入山ゲート(2306m)

1:30頃 山頂でご来光を見ようと1時頃に出発する人たちの雑音で予定より早く目が覚めてしまった。外に出て(トイレが外)眺めた街の灯り。北東の方向、山中湖(右)と富士吉田市(山梨県側)あたりか?夜中でも街が意外と明るい。夜空の星もきれいに見えていた。良い天気だ。

2:30 出発。この時間に小屋に残っている人はほとんどいなかった。


4:20 本八合目富士山ホテル(3400m)。出発して2時間近く経過。きつい上りをゆっくり上ってきたが温かくならない。寒くてたまらなくなって味噌汁を注文。冷えた身体が温まり値打ちのある一杯だった。夜明け前が一番冷え込むようだ。富士山の寒さを痛感。

5:05 御来光館(3454m)にて日の出を拝む。山中湖の向こうから上がった。

5:25 すっかり明るくなって温かくなった。ジグザグに大きく曲がる赤い溶岩の登山道をゆっくり上がる。酸素が薄いせいか、本当にゆっくりでしか歩けない。山頂が近い!!!

5:50 九合目(3600m)。案内板に山頂まで400m、35分とある。400m歩くのに35分というのは中々きつい。


山頂に向かう岩ゴロゴロの登山道。ジグザグ道でさほどの傾斜ではないがきつい。どの人も(若者も)とてもゆっくりぺースで上っている。

頂上手前の鳥居。ここをくぐったら山頂エリアに入る!!!


6:40 富士山(吉田口頂上3715m)に到着。上がったところに建つのは久須志神社。狛犬と「冨士山頂上淺間大社奥宮」と書かれた石碑が建つ。

神社前の案内板。久須志神社より時計回りにお鉢巡りをする。左上、写真が切れているところが剣ヶ峰だ。山頂火口周りに8つの峰(八神峰というらしい)が並ぶ。 7:00 ゆっくり休んでお鉢巡りに出発。

小さな峰を巻くように歩く。

大きな溶岩の塊も。

対面に剣ヶ峰を望む。馬の背と言われる斜面を上って最高峰に向かう登山者たち。

お鉢はこんな様子だ。

7:40 頂上淺間大社奥宮。お参りする。

「高齢者登拝者名簿」(70歳以上)というのが置いてあったので記帳させてもらうと、「國鎮末廣」という扇子の記念品をいただいた。淺間大社のお札を購入。左下は下山前に久須志神社の近くのお店で買ったバッチ。その場で日付を入れてもらえた。

8:10 剣ヶ峰の手前で行列。最高峰で写真を撮るための順番待ちで、ここで30分余り待った。山頂剣ヶ峰のすぐ横に富士山特別地域気象観測所が立つ。

8:40 日本最高峰富士山剣ヶ峰(37765.6m)。立派な石碑が立つ。やったー!!!!!


石碑の横に二等三角点有り

剣ヶ峰から覗き見るお鉢。

この日富士山頂エリアは風もなく空も晴れて、安心してお鉢巡りを楽しめたのに、遠くの山々や下界は雲に覆われ何も見ることができなかった。この写真は南アルプス方面。見たかった北岳や間ノ岳は雲の中。残念。

9:20 一周して久須志神社に戻った。お鉢巡りに2時間20分ほど。ゆっくり楽しんだ。この扇屋という店でバッチを購入。いつもはあまり記念品など買わないが、富士山登頂の記念になるものは残しておきたいと思った。

9:50 下山開始。富士山(須走口・吉田口)より下山道に入る。幅広いザレた道だ。

下山道から、山頂に向かう登山者(吉田ルート頂上手前)を眺める。昨日登った道だ。ガスが広がり視界が悪くなってきた。

10:45 下江戸屋(3266m)を過ぎる。

下山道。ひたすら下る。

12:34 ザレた下山道をジグザグにひたすら下って下山道出口に到着。吉田ルートの上りのルートとここで合流した。

12:40 六合目(2389m)。前日より多くの登山者で賑わう。午後になっていたが、このあと吉田口五合目ゲートまで、次々とものすごくたくさんの登山者とすれ違った。1団体20~30人くらいで15団体くらい。高校生からシニアの方まで幅広い。外国人の団体も多かった。富士山の人気を改めて実感。

13:00 泉ケ浦(2263m)まで下ってきた。ここから五合目登山口までもうすぐだ。
※なぜか、ここから全く写真を撮っていない。
13:20 富士スバルライン五合目入山ゲート(2306m)。無事下山。
【帰 路】
・吉田口富士スバルライン5合目13:45発路線バス⇒河口湖14:40着
・河口湖駅より15:00発特急三島・河口湖ライナー⇒JR三島駅南口16:40着 (WEB割2,300円)
・三島駅より新幹線にて帰阪 (11,330円)
気象条件によっては富士山登山は相当厳しいものだと思うが、今回は天気予報が良好で割合心配しないで出発した。心して気を付けないと思っていたのは、①高度順応(高山病リスク)と②防寒だ。 日本で3000mを越えて3800m近くまで上がるという経験がない。 65歳の頃台湾で玉山(ギョクサン・3952m)と雪山(セツザン・3886m)という山を経験した(2018年と2019年)。体力もたいした経験もないのに、まだ少し若かった?せいか躊躇することなく誘われるままにチャレンジした。雪山で一日目登山口(2140m)から山小屋(2463m)まで上がって、2日目一気に高度差1500mほど上がって登頂、同じ小屋に下山した。3000m超えで高低差1500mのピストンは今思えば中々だ。高山病になることはなかったが、3300mを越えた頃からだんだん力が入らなくなり、3500mを越えたあたりでは息苦しくて歩いては止まりを繰り返した記憶がある。先月の鳳凰三山でも高度順応の厳しさを経験した。そんなことを思い出しながら、いつもに増してゆっくりペースを保ち(ゆっくりしか歩けないが)、ゆっくり休憩することを心掛けて登った。一日目八合目までとしたのも良かったと思う。時間はかかったけれど登頂できて、大大満足だ。 2日目の早朝に「寒さ」がきて少々焦ったが、朝日が昇り乗り切ることができた。天候に恵まれたおかげだが、「寒さ」への構えはまだ甘いと反省した。
今回の一人山行は少々孤独だった。初めての富士山で、周りの人に話しかけるゆとりがなかった気がする。外国人や団体の人が多くて、話しかけることも話しかけられることも少なかった。が・・・やっぱり日本最高峰に登頂できた喜びは大きい。
初めての一人山行 折立から黒部五郎岳~三俣蓮華~双六岳~新穂高へ
2025年7月25(金)~28(月)、北アルプスの黒部五郎岳(2839.6m/日本百名山)に行ってきた。折立から太郎平を経て黒部五郎岳~三俣蓮華岳(2841.4m)~双六岳(2860.4m)を縦走し、双六小屋~鏡平小屋⇒新穂高に下山した。 若いころと65歳を過ぎた頃からの山行で、北アルプスの山々には随分登ってきた。槍ヶ岳から北にある主だった山にもおおかた登ったが、黒部五郎岳だけ、どのルートにも乗らず残ってしまっていた。昨年太郎平小屋から、雲の平から、笠ヶ岳に向かう途中の尾根から、あちらこちらから何度も黒部五郎岳を眺め、登っておきたいと強く思うようになった。今月の鳳凰三山のあと急に思い立って計画し、小屋が確保できた日程で行くことにした。今回初めての一人山行にチャレンジした。
【アクセス】
7/24(木) 西日本JR夜行バス・千里ニュータウン22:40発⇒富山駅前6:56着 (10,100円)
7/25(金) 富山電鉄・富山駅8:20⇒有峰口駅9:10着 (1,200円) 有峰口駅前よりバス10:00発⇒折立10:55着 (要予約3,700円)

7/25(金)6:56 夜行バスにて富山駅着。富山駅から折立に直行するバス(6:10発)には間に合わず、富山駅で時間を潰す。


富山駅構内にある立山そばのお店。朝ごはんに冷たいミョウガとろろ蕎麦をいただく。さっぱりしていて美味しい。


富山電鉄8:20発立山行に乗車。途中有峰口駅で下車し、バスに乗り換えて折立に向かう。10:00発。有峰口駅は静かな無人駅だ。 ※午前中に富山から折立にアクセスできるバスは富山駅6:10と有峰口駅始発10:00の2本しかない。大阪発で富山駅に5時代に到着するバスがあり、それに乗れば富山6:10発の折立直行便に間に合うのだが、富山6:56着の夜行バスしか予約できなかった。直行便に乗れたら折立に7:50着。ずいぶんゆとりがあるのに残念だった。 ※富山から電車⇒バス乗換でアクセスする人は少ないのか、有峰口駅で下車したのも、このバスに乗車したのも一人だけだった。折立に自家用車でアクセスする人や折立↔東京(直行便があるようだ)を利用する人が多いのかもしれない。
※1日目(7/25)折立~太郎平(泊) 2日目(7/26)太郎平~黒部五郎岳~黒部五郎小屋(泊) 3日目(7/27)黒部五郎小屋~三俣蓮華岳~双六岳~双六小屋の軌跡 ※3日目は鏡平山荘まで進んで泊。ヤマップが途中で終わってしまった。原因は?

7月25日(金) 折立~太郎平小屋(泊)
歩行距離6.3Km 歩行3時間55分 休憩45分 上り1029m 下り57m】
【コースタイム】
11:00折立(1357m)-12:45三角点(1869.8m・昼休憩15分)-14:45五光岩ベンチ(2196m)- 15:40太郎平小屋(2328m)(泊)

10:50 折立着。これから登ろうという人の姿はなく、バス停付近は下山してバスを待つ人で賑やかだった。11:00スタート。遅いスタートだ。


初めから急な上りが続く。最初のポイント三角点まで1.9km。500m余りの上りだ。


12:45 三角点(1869.8m)に到着。ここで昼休憩する。


三角点を過ぎると傾斜は緩やかになった。五光岩ベンチまで整備された登山道をじわじわ上がっていく。小さな岩がゴロゴロした緩い階段道だ。階段を補修してくださっている(写真右)。 この辺りから暗雲が広がり遠くで雷がゴロゴロ響いて怖かった。途中小雨。カッパを着て1時間ほど歩く。


14:45 2つ目のポイント五光岩ベンチ(2196m)まで上がってきた。薬師岳が見えてきた。

五光岩ベンチを過ぎて広がる太郎兵衛平。広い原をゆっくり太郎平小屋に向かって歩く。雨が上がりカッパを脱ぐ。

15:45 太郎平小屋(2328m)。多くの登山者で賑わう。天気回復しうれしい。

太郎平小屋から東正面に水晶岳(左の双耳峰)からワリモ岳、鷲羽岳(手前祖父岳の後ろに山頂部分が少しだけ見えている)に続く稜線。手前、西日が当たる広い台地が雲ノ平だ。


太郎平小屋は北東に上がれば薬師岳から五色ヶ原を経て立山方面へ、南東に下れば薬師沢から雲ノ平、南に上れば黒部五郎岳に続く稜線。北アルプスの奥地を巡る拠点の山小屋。たくさんの人で賑わっていた。 (泊)(13,000円)
7月26日(土) 太郎平小屋~北ノ俣岳~黒部五郎岳~黒部五郎小舎(泊)
歩行距離11.6Km 歩行7時間50分 休憩1時間10分 上り915m 下り899m】
【コースタイム】
5:40太郎平小屋(2328m)-太郎山(2372.9m)-7:50北ノ俣岳(2661.2m)- 8:50赤木岳(2622m)-9:40中俣乗越(2458m)-11:40黒部五郎の肩(2766m)- 12:00黒部五郎岳(2328m)-12:25黒部五郎の肩(2766m・昼休憩)-黒部五郎カール経由 ー14:40黒部五郎小舎(2346m)(泊)

4:50 日の出前の静かな太郎平小屋から、今日向かう黒部五郎岳(右)と中央奥に明日登る三俣蓮華岳。その奥に槍ヶ岳の北鎌尾根の端が小さく見えている。朝ご飯の前に日の出を見ようと外に出てみたが、日の出は確認できず・・??

5:40 朝食(5:00から)を済ませて出発。今日は黒部五郎小屋まで長い道のりだ。朝日に照らされる黒部五郎岳が美しい。大きな山だ。頑張ろう!!!

5:45 小屋を出てからすぐに日の出を確認。水晶岳の方から上がると思っていたら違っていた。随分と薬師岳寄りから上がった。

7:08 小屋に一番近い太郎山のピークに全く気付かないで北ノ俣岳に向かって進んでいた。ずいぶん上がってきた。黒部五郎岳の向こうに笠ヶ岳の尖った山頂が現れた。

7:50 北ノ俣岳山頂(2661.2m)。360°眺望の素晴らしい山頂だ。見とれていたせいか、三角点を見逃してしまった。


南に笠ヶ岳と焼岳、乗鞍岳の揃い組。遠くからでも双耳峰が分かりやすい。
西に白山。大きな白山は遠くにいても雲の上から姿を現してくれて分かりやすい。

北ノ俣岳から赤木岳に向かって、心地良い広々とした尾根道を進む。緩やかに写るが、山道に小岩が多くここもけっこう疲れた記憶だ。

8:50 赤木岳(2622m)。山頂を巻いた山道の脇に山頂標識があった。

赤木岳を過ぎて黒部五郎岳がぐっと近づいてきた。ここから中俣乗越まで200mほど下ってから上り返す。大きくて、本当に上れるのかと何度も思いながら歩いた。

9:40 中俣乗越(2458m)まで下ってきた。ここから400mほど上っていく。



黒部五郎岳に向かう小岩が多い道。急登ではないが、長い上りがすごく堪えた。

11:30 まもなく黒部五郎の肩というところで雷鳥!!! 急いでシャッター。癒された。

肩の手前。このあたり、くたくたに疲れて本当にゆっくり進んだ。

11:40 漸く黒部五郎の肩(2766m)。荷物をデポして山頂に向かう。ここまでくたくたになってたどり着いたのに、「山頂往復25分」の看板に励まされ元気が出た。

黒部五郎岳山頂に向かう登山道。ここでも小岩がゴロゴロしている。近そうに写っているが、傾斜はけっこうきつく山頂まで15分ほどかかる。


11:55 黒部五郎岳(2839.6m)山頂。 三等三角点有り。 こんなに大きな、日本百名山だというのに山頂標識は外れた板がこれっきり。角ばった岩がゴロゴロしている山頂だ。雲に覆われ何も見えない。360°素晴らしい眺望のはずなのに本当に残念。早々に肩まで下りる。

12:35 黒部五郎の肩に戻って昼休憩。少しの間雲が動いて黒部五郎カールが見えた。大きなカールだ。

13:40 黒部五郎カールを下っていく。ここも大きな岩がゴロゴロしている。けっこう急な下りだ。有名な黒部五郎カールをゆっくり楽しもうと思っていたのに、下った頃から強い雨になった。急いでカッパを着て黒部五郎小舎に向かう。山頂から小舎まで3km、500m下る。


大小岩の多い黒部五郎カール。広くて道間違えに要注意だ。印を確認しながら進む。 右は黒部五郎の山頂をカールから撮ったもの。写真が下手で迫力が伝わらないが、岩に覆われた山頂と大きな雪渓が確認できる。
※大きな石や岩がゴロゴロとたくさんある所を「ゴーロ」といい、黒部のゴーロから「黒部五郎岳」と転じたらしい。野口五郎岳は野口村のゴーロ。


カールを過ぎて、樹林帯に囲まれた登山道を進む。小石と小岩の多い登山道がみるみるうちに川になる。水の中を慎重に進む。道は分かりやすく迷う所はない。


14:45 全身びしょ濡れになって漸く広い原の中にある黒部五郎小舎に到着。

16:45 雨が上がった小舎の前で。5:00より夕食。とんかつが美味しかった。写真撮り忘れ。(泊) (14,500円)
太郎兵衛平と黒部五郎カールで見た花 ※黒部五郎平は雨でゆっくり楽しめなくて残念。花は思っていたより少なかったように思う。



ハクサンイチゲ群生



チングルマの綿毛 ミヤマダイコンソウ


モミジカラマツ ダイモンジソウ

イワイチョウの花。葉は黄色くなって秋の山を彩る。花は初めて見たような?
歩行距離9.7Km 歩行7時間10分 休憩1時間35分 上り850m 下り913m】
【コースタイム】
5:30黒部五郎小舎(2346m)-7:15巻道分岐(2674m)-8:10三俣蓮華岳(2841.4m・15分休憩)-丸山(2854m)-10:00双六岳(2860.4m・20分休憩)-11:20双六小屋(2547m・50分休憩)- 13:30弓折乗越(2328m)-14:15鏡平山荘(2281m)(泊)

5:30 朝食を済ませて出発。黒部五郎小舎から見る薬師岳。大きい。

黒部五郎小舎から見る笠ヶ岳~抜戸岳への稜線。昨年弓折乗越から歩いた稜線だ。


小舎からすぐに急な上りが始まる。岩が多くてきつい。尾根まで一気に300m程上がる。多分今日一番きつい所だ。

途中で黒部五郎岳が良く見えた。昨日雨の中下った黒部五郎カールと樹林帯が鮮明だ。

6:40 小舎から急登を1時間登って広い尾根に出た。ここからは展望の良いゆったりした尾根道だ。薬師岳の向こうに立山が見えてきた。うれしくてたまらない。


7:15 じわじわ上がって漸く巻道分岐(2673m)。左に進めば直接三俣山荘へ。右に進んで三俣蓮華岳に向かう。 ここも200m程一気に上る。

8:05 三俣蓮華岳山頂(2841.4m)。槍ヶ岳をバックにお気に入りの一枚。360°眺望の広い山頂だ。

三俣蓮華から北を望む。手前に広がる雲ノ平。左薬師岳から立山に続く稜線。

立山方面ズーム。右の奥が立山。その奥に尖っているのが剣岳。立山から一の越乗越~五色ヶ原(多分中央の広く雪渓が残っているところ)~越中沢岳。越中沢岳からスゴ乗越に急な斜面を一気に下ったことを思い出した。昨年歩いた立山から薬師岳への縦走路を眺めてうれしくてたまらなかった。


槍ケ岳と北鎌尾根ズーム。岩尾根の迫力がすごい。

すぐ目の前に鷲羽岳。ワリモ岳~水晶岳が北に延びる。手前、鷲羽岳のふもとに三俣山荘が見えるはずなのに気づかないで写真も撮れていない。三俣山荘や鷲羽岳も昨年の思い出があるのに残念だ。

ここからも西の遠くに白山が姿を見せてくれる。

南に笠ヶ岳。手前はこれから進む丸山だ。緩やかな上りだ。

丸山のピークを見過ごして、丸山を下っている。正面が双六岳だ。槍ヶ岳の方向に伸びる広い山頂台地がよく分かる。

9:30 中道分岐(2758m)。ここを左に下れば直接双六小屋に。まっすぐ双六岳に進む。


10:00 双六岳山頂(2860.4m)。二等三角点がある。

双六岳山頂から、正面槍ヶ岳に向かって延びる「天空の滑走路」と言われる登山道。この辺りから雲が広がり始めて、槍ヶ岳は雲の中。しばらく待ったが雲が上がる気配がないので双六小屋に向けて下山する。残念。

双六岳から双六小屋は思っていた以上に急な下りだった。ずいぶん下って双六小屋が見えてきた。正面は樅沢岳~槍ヶ岳の西鎌尾根へ。双六小屋から西鎌尾根~槍ヶ岳は一昨年歩いたコースだ。右に双六池とテント場。鏡平小屋にはこの道を進む。


11:30 双六小屋(2547m)に到着。ここで昼休憩。双六ラーメンをいただく。ここで相席になった方々(東京から来た4人)と話が弾んでずいぶんゆっくりした。今回一人山行をしていて一番良かったと思うことは、いろいろな人と話せたことだ。一人だと話しかけることも話しかけてもらうことも圧倒的に多い。 双六小屋で1時間近くのんびりして鏡平に向かった。空が暗くなって雨を心配した。


13:20 花見平。雪渓が残る。お花をゆっくり見もしないで急いで下る。

13:30 アップダウンを繰り返しながら弓折乗越(2556m)に到着。辺り一面雲の中。

14:15 鏡平山荘(2281m)に到着。手前で雨が降り出した。ぎりぎり濡れずに小屋に入る。

16:50 夕食前。雨が上がったので鏡池へ。槍ヶ岳がくっきり。


5:00から夕食。ボリュームあり。コロッケが美味しい。(泊) (14,500円)

ウサギギク


オンタデ ヨツバシオガマ


ミヤマダイコンソウ イワギキョウ


ミヤマリンドウ テガタチドリ


イワカガミ シモツケソウ




イワオウギ ミヤマコウゾリナ


イワツメグサ ハクサンフウロ
7月28日(月)鏡平山荘~新穂高へ下山
歩行距離9.6Km 歩行3時間45分 休憩1時間 上り59m 下り1242m】
【コースタイム】
5:40鏡平山荘(2281m)-7:50秩父沢出合(1728m)-8:10ワサビ平小屋(1402m・25分休憩)-10:25新穂高BS(1103m)

5:40 朝食を済ませて鏡平山荘を出発 良い天気だ。

5:45 鏡池に映る逆さ槍と日の出。風もなくて、なんというタイミング!!


大小岩が敷き詰められた小池新道を下る。けっこう急な下り。6:05 「熊の踊り場」という小さな湿原。熊がよく出る場所なのか。

みつけた!!!キヌガサソウ。ここ熊の踊り場で一昨年初めてキヌガサソウの花を見た(新穂高から双六経由、西鎌尾根から槍ヶ岳に登った時。同じ7月下旬)。今年も見ようと気を付けていたらみつかった。うれしい!!!なんと品格のあること。

6:30 シシウドヶ原(2084m)。展望が良くてベンチもある。一休み。南に焼岳と乗鞍岳。よく見ると、焼岳の手前に新穂高ロープウェーの白いロープが見えている。

手前には穂高連峰。北穂高から涸沢岳、奥穂高~西穂高の岩稜。奥穂のジャンダルムもよく分かる。

7:50 秩父沢出合(1728m)。一休み。

8:10 秩父沢を少し過ぎたところで槍と小槍の頭。西鎌尾根も。ここらで見納めだ。


小池新道はいつ歩いても歩きやすく石を敷き詰めてくださっていると感謝する。


8:40 秩父谷と合流。8:45小池新道入口(1474m)まで下ってきた。ここから林道を歩く。
林道で見つけた花


タマガワホトトギス ※これも2023年槍ヶ岳山行の下山の時に初めて出会った花。ブログにも上げている。ひっそりと待っていてくれたように咲いていた。


9:05 ワサビ平小屋(1402m)。なんとここで双六小屋で一緒にお昼を食べた4人組(彼らは双六でテント泊)と再会。速い!!! 一緒に冷えたオレンジをいただく(300円)

10:25 新穂高BS着。無事、順調に下山。
【帰 路】
・10:55新穂高ロープウェーより路線バス⇒12:31高山駅BC (予約不要2,200円) ・JR東海バスひだ高山号13:20高山BC⇒15:55名古屋駅 (要予約WEB割引有3,300円)
・新幹線 16:23名古屋⇒新大阪17:12着 (6,880円)
73歳にして初めての一人山行は少々無謀な気がしていたが、これまでの経験値が背中を押してくれたように思う。ここ数年、自分の体力具合を見ながら北アルプスの山にもたくさん登ってきた。リードしてくださる方がいて、一緒に歩いてくれるメンバーとともに経験を積むことができた。 絶対ということはないけれど、「このコース、この日程、このペースだったらなんとか歩ける」というような目安を自分なりに持って、プランニングできるようになった。今までの多様な山行がベースになっていることを実感している。
今まで積み上げてきたこと
〇登るたびに、いろいろな人に教えてもらいながら山を覚えるよう努力した。今まで登った山を違う山から同定できるのは本当に楽しい。ルートの繋がりが分かるようになるのも本当にうれしい。
〇登るたびに高山植物(花)の名まえを覚えるよう努力した。まだまだ分からない花の方が断然多いが、夏山で繰り返し出会う花はずいぶんと名前を覚えた。
〇地図やヤマップを利用して、ルートのイメージトレーニングをするよう努力した。実際に歩いてみると、距離や高低差などイメージ通りでない(だいたいイメージよりきつい)場合も多いが、自分が歩けそうか判断する目安になっているように思う。
これらの積み上げが一人山行のベースになったし、何より山で出会う人たちとのコミュニケーションを豊かにしてくれた。天候に恵まれ無事下山できたことに感謝。大きな達成感を感じている。
オベリスク立つ地蔵岳・鳳凰三山を縦走!!
2025年7月12(土)~13(日)、南アルプスの鳳凰三山(薬師岳・観音岳・地蔵岳/日本百名山)に行ってきた。2023年に初めて南アルプスにチャレンジ(北岳~間ノ岳、甲斐駒ヶ岳・仙丈ケ岳)した時に眺めた地蔵岳のオベリスクがとても印象深く、機会があれば近くまで登ってみたいと思っていた。登山口からの上りが一気に1700m余りある。きつそうで無理かなと躊躇していたが、思い切ってチャレンジすることができた。
【アクセス】
7/11(金) 京都駅より近鉄夜行バス23:03発⇒JR韮崎駅6:30着 (8,900円)
7/12(土) 7:10韮崎駅より南アルプス鳳凰三山登山バス⇒8:00青木鉱泉登山口着 ※登山バスは6/21~土・日・振替休日または祝日の月のみ運行。完全予約制18名まで。(2,500円)

7:10 韮崎駅バスターミナルより登山バスで登山口へ。いい天気だ。

歩行距離8.1Km 歩行6時間15分 休憩1時間45分 上り1780m 下り120m】
【コースタイム】
8:00青木鉱泉バス停(1085m)-9:00薬師岳中道登山口(1262m)-13:30御座石(2302m)- 15:20薬師岳山頂(2780m20分休憩)-15:40薬師岳山荘着(2708m)(泊 )


8:00 青木鉱泉より100mあまり手前にあるバス停で下車。青木鉱泉には向かわず逆方向に進む。少し歩いたところに薬師岳登山口とある。


しばらく美しい自然林の中整備された林道を歩く。 9:00 1時間ほどゆっくり歩いたところ(1265m地点)から山道に入る。「薬師岳まで4時間30分」とあるが・・・。



林の中を大きくジグザグに折り返しながらゆっくり上がっていく。前半はとても歩きやすい道が続いて、出発から3時間くらいはマイペースで歩くことができた。

11:10 少しずつ急な上りになり、狭い山道で昼休憩にする。15分休憩。この後、ずっと急登が続く。



12:00頃 岩が多くなりどんどんきつくなる。段差がこたえる。

13:30 「御座石」という巨石(2302m)。中道コースでは名前がつく所はここだけだ。「山頂まで1時間30分」とある。この後最後の上り500mほどが本当にきつかった。

14:30 木の根が広がる急登。ペースダウンして進む。






花の時期には少し早いのか花はまだ少ない。少しの花に癒される。ゴゼンタチバナ、コケモモ、ナナカマドなど。


15:15 ようやく山頂がすぐそこだ。山頂部には大きな岩が多い。



15:20 薬師ヶ岳(2780m・三山の最高峰)。登山口から6時間20分。御座石からは2時間弱。喘ぎあえぎようやく到着。山頂は花崗岩の白い岩と砂礫が特徴的だ。


15:40 山頂から南に少し下って薬師ヶ岳小屋に到着。木立に囲まれている。

夕ご飯。温かいおでんが美味しかった。この小屋には水場がなく天水を利用している。トイレの前に置かれた足ふみポンプから少しの水が出るようになっていた。紙食器。
7月13日(日) 薬師ヶ岳~観音岳~地蔵岳縦走。ドンドコ沢コースで青木鉱泉へ下山。

歩行距離10.6 歩行7時間10分 休憩2時間10分 上り566m 下り2180m】
【コースタイム】
4:10薬師ヶ岳小屋(2708m)-4:20薬師ヶ岳(2780m)-5:25観音岳(2840.7m)- 7:10赤坂沢ノ頭(2750m)-7:25地蔵岳(2764m)-7:40オベリスク(20分)-8:45鳳凰小屋(2385m休憩30分)- 10:15五色ノ滝(2196m)-10:45白糸ノ滝(1997m)-12:05南精進ヶ滝(1571m)-ドンドコ沢コース経由-13:30青木鉱泉(1099m)

4:10 薬師ヶ岳山頂から日の出を眺めたくて、朝ごはんをお弁当にしてもらってまだ薄暗いうちに出発。お弁当はパン食。

4:25 薬師ヶ岳から西に朝日を浴びる白峰三山がドーン。右から北岳、間ノ岳、農鳥岳。月が残る空も美しい。良い天気だ。

南に富士山。どこから見ても本当に美しい。

4:40 金峰山(と近くの方に教えてもらった)あたりから上がる日の出。

北に八ヶ岳連峰。雲海の上にくっきり浮かぶ。赤岳はよく分かる。

タカネビランジ。南アルプスの砂礫地や花崗岩帯に咲く高山植物の代表格。まだ咲き始めのようだ。薬師ヶ岳から観音岳に向かう途中に咲いていた。見られてよかった。

5:25観音岳山頂(2840.7m)。三角点があるはずだが見逃してしまった。

北西の方向。目の前に大きな甲斐駒ヶ岳が聳え立つ。花崗岩の白い山頂部が印象深い。一昨年上った駒津峰から山頂直登コースの斜面のきつさを思い出した。へとへとになっってたどり着いた山頂だ。 ※駒津峰のずっと向こうに見える双耳峰は乗鞍岳。甲斐駒山頂の右手ずっと向こうには穂高連峰。北穂高岳と南岳の間の大キレットに槍ヶ岳の尖がりもはっきり分かる。

三山縦走の行く先。右手に地蔵岳オベリスク。正面手前がこれから向かう赤抜沢ノ頭。その向こうに甲斐駒ヶ岳。ずっと向こうには北アルプスの山なみが連なる。

6:00 観音岳から230mほど下ってから赤抜沢ノ頭に130m上り返す。昨日の疲れが残ってついるのが、走路のアップダウンが堪える。地蔵岳を目指す登山者が並ぶ。

7:10 赤抜沢ノ頭(2750m)に到着。ここから地蔵岳に下る。

赤抜沢ノ頭から地蔵岳オベリスク。八ヶ岳連峰も大きくみえてきた。
7:25 地蔵岳山頂に並ぶたくさんの地蔵。この辺りの砂地一帯を「賽の河原」と言うようだ。オベリスクの名が定着しているが、天を指す巨石が嘴を上に向けた鳳凰のようだとも、この巨石が下から見上げるとお地蔵さんが立っているようだとも言われ「地蔵岳」の名がついたと言われているようだ。

地蔵岳(2764m)山頂標識。


オベリスクへ。上ってはいけないと思いながら、周りの人たちにつられて登ってしまった。写真右が先端の嘴に繋がるところ。狭い岩の間を抜けた先から嘴の巨岩に上がるようになっていたが、足場が不安定でここまで。
地蔵岳から一気に300mほど、急な登山道を下って鳳凰小屋に向かう。

8:45鳳凰小屋(2385m) に到着。ここは水がたっぷり。補給する。網で植物が保護されていて、量は多くないけれど高山に咲く花をいくつか見ることができた。

グンナイフウロ フウロの仲間だと思ったが、珍しく花が下を向いて咲いているので小屋のスタッフの方に尋ねて名前を教えてもらった。初めての花だ。

キバナノアツモリソウ これも初めて見る花だ。花は終わりかけでこれが最後の一輪だとスタッフの方が教えてくださった。珍しい貴重な花を見られてラッキーだった。

シロバナヘビイチゴ。赤い苺の実をつける前、かわいい花があちこちに咲いていた。


テガタチドリ ヨツバシオガマ


クルマユリ ウサギギク
鳳凰小屋でゆっくり休憩してからドンドコ沢コースを下山。所々に美しい滝がある。

10:15五色ノ滝(2196m)


10:45白糸ノ滝(1997m) 12:05南精進ヶ滝(1571m)

13:30青木鉱泉(1099m)に到着。薬師ヶ岳から三山縦走のあと、一気に1700mを下った。青木鉱泉で温泉につかって、のんびりバスを待った。
【帰路】
青木鉱泉15:45⇒登山バス(予約制)に乗って韮崎駅16:35着 夜行バス 韮崎駅22:12発⇒翌6:55大阪駅前着
前後の天候がとても不安定で雨を心配したが、この2日間は天候に恵まれ鳳凰三山の縦走を存分に楽しむことができた。縦走路から見る南アルプスの山なみはすばらしかった。八ヶ岳連峰や遠く北アルプスの山なみなど、歩いたことがあるところを眺めるのは本当に楽しい。 上りも下りも標高差1700m余りあり厳しいコースだった。7合目あたりから息絶え絶え。高度順応の厳しさが身に沁みたが、へとへとになりながらもなんとか歩くことができた。達成感は大きい。
山に登って富士山を眺める・金時山と御坂黒岳へ
2025年5月22(木)~23(金)、所属する山の会で「山に登って富士山を見よう」という企画があり、富士山の雄姿を近くから眺めることができる山に登ってきた。22日は金時山(1212.4m・日本三百名山)。23日は御坂黒岳(1792.7m・日本三百名山)に登ってきた。 この辺りの山には登ったことがなくて、富士山を囲むたくさんの山々のことはもとより、山へのアクセスや移動の知識も皆無だったが、リーダーのおかげで、今回二座に登ることができた。金時山からドーンと大きな富士山を眺め、宿泊地河口湖では一層大きな富士山が間近に聳え立っていた。富士山の雄大な美しさに改めて感動した山行きになった。
【アクセス】
5/21(水) 大阪22:35発(夜行バス)⇒5:30JR小田原駅着 5/22(木) JR小田原駅より箱根登山バス6:05発⇒仙石バス停(652m)6:50着⇒金時山登山口
5月22日(木) 金時山

歩行距離5.2Km 歩行3時間 休憩1時間20分 上り659m 下り581m】
【コースタイム】
7:20金時山登山口(663m)-8:20公時神社分岐(1043m)-8:50金時山山頂(1212.4m・休憩40分)- 10:03長尾山(1144m)-10:20乙女峠(1517m 休憩30分)-11:40乙女峠バス停(732m)着



7:20 仙石バス停から15分ほど歩いて金時山登山口。ここから山道に入る。全体に緩やかな歩きやすい道が続く。山頂に近くなって少し岩の多い急な坂道になった。

途中、南に箱根。噴煙があがる大涌谷を眺める。



8:50 金時山山頂(1212.4m)。目の前にドーンと富士山!!!感動!!!

山頂にある方位盤。西方面に富士山・甲斐駒・八ヶ岳連峰と並んでいる。

方位盤を見て、富士山と、その向こうに小さく見える甲斐駒ヶ岳の山頂と八ヶ岳連峰を確認する。


山頂にある案内板。金時山は金太郎伝説発祥の地。「坂田金時この山に育ち源頼光朝臣に仕う故に公時山と云う」 「金時(幼名金太郎)が少年時代にしばしば遊びに登り、百獣を相手に過ごした伝説によって名づけられたというのが一番有力な説」とある。

金太郎茶屋
※迂闊にも見落としていた「金時茶屋」!!!!!・・・上の写真は金太郎茶屋 新田次郎著「強力伝」のモデルとされる伝説の強力(山の上に物資を運ぶ人のことを強力というらしい)である小見山正さんの娘さん(小宮山妙子さん)が長年営まれているという金時茶屋をみてくるつもりだったのに、富士山に見とれ、金太郎茶屋のことを金時茶屋と思い込んで金太郎茶屋の写真を1枚撮っただけで下山してしまった。 ※2022年8月に登った白馬岳山頂にあった方位盤(50貫・187kgの花崗岩2つ分)が「強力伝」のモデルである小宮山正さんによって運ばれたものだということと、小宮山さんの娘さんが父親から引き継いで金時茶屋を切り盛りされていたということを知っていたので、金時茶屋は絶対見てこようと思っていたのに、富士山にばかり見とれていて、本当に迂闊だった。金時山の金時娘(かつて皇太子時代に登頂された平成天皇に名づけられたらしい)として長い間金時茶屋を守ってこられた小宮山妙子さんも、もう90歳くらいになられているはずだ。元祖山ガールとも言われる金時娘小宮山さんのこと。まだまだ元気に山に上がっておられるように思う。

9:30 下山開始。これから向かう長尾山(中央)がみえる。

10:03 金時山から緩やかな道を下ったり上ったりして長尾山山頂(1144m)へ。ここまで尾根道だが富士山の展望はない。通り道沿いの開けた所に山頂標識がある。

10:20 富士山展望台がある乙女峠に到着。着いた時は真っ白で何も見えず。


みんなで粘って眺めていたら、富士山の頭が現れた!!!感動の一瞬!!!

見る見るうちに雲が上がって富士山が姿を現した。うれしい!!!30分ほどゆっくりして乙女口バス停に向かって下山。

11:40 乙女口バス停(732m)に下山。
ここから御殿場方面小田急ハイウェイバスに乗車。御殿場駅着。御殿場駅で乗り換えて富士急バスで河口湖駅へ。

河口湖駅。正面後方に大きな富士山が聳えている。
河口湖近くのビジネスホテル(泊) 夕方河口湖へ。この日は一日大きな富士山をみることができた。
5月23日(金) (御坂)黒岳
河口湖駅より富士急路線バス甲府駅行7:08に乗車。三つ峠入口7:26着。

歩行距離8.3Km 歩行4時間40分 休憩1時間30分 上り839m 下り839m】
【コースタイム】
7:40三つ峠入口(1012m)-9:25御坂峠(1522m)-10:05コブ岩の頭(1646m)- 10:55黒岳(1792.7m)-11:10展望スポット(1780m 休憩30分)・・・⇒黒岳に戻り来た道を下る⇒12:30御坂峠(1522m)-13:40三つ峠入口(1012m)


7:26三つ峠入口バス停(1010m)着。ここから御坂峠~黒岳に進む。 ※三つ峠入口から右に車道を1時間20分(byヤマップ)ほど進むと三つ峠登山口バス停(1229m)がある。三ツ峠山はとても魅力的で富士山の眺望も最高に良いという。登山口までバスで行くができるというので、当初三つ峠山に登ろうと相談していたが、三ツ峠登山口まで行くバス便が朝は時間が遅く、帰りは都合に合うバスがない。1時間20分車道を上るのも気が進まず、今回は三ツ峠山を取りやめた。次に機会があったら登りたいと思う。



御坂峠まで1.8km。517mの上り。コースタイム1時間35分(byヤマップ)とあるので、急な上りを予想していたが、全体にジグザクの登山道で歩きやすかった。 ※1967年に御坂隧道(旧御坂トンネル)が開通するまで河口湖と甲府の行き来は御坂峠を歩いて越えなければならなかったようだ。昔の人々の往来を思いながら峠に続く山道をゆっくり歩いた。

9:25 御坂峠(1522m)。500m余り上がってきた。


黒岳に向かう道。緩やかなアップダウン。新緑の自然林が美しい。

10:05コブ岩の頭(1646m)。地図では山のピークになっているが山頂標識はない。コブのような岩がたくさん出ていて名前の通りだ。

黒岳山頂間近にトリカブトの群生地。花はまだ先だ。


10:55黒岳山頂(1792.7m) 一等三角点あり。

山頂から5分ほど歩いたところにある富士山展望スポット。たくさんの登山客で賑わい、みんなで雲が晴れるのを待つがこの日は残念。昼休憩をしてやむなく下山した。


13:40三つ峠入口(1012m)に戻る。河口湖に戻るバスを待つ間、バス停近くの「且座喫茶」というところで1時間余り一休み。 ※且座喫茶(しゃざきっさ)という言葉を知らなかったが、これは「ひとまず座ってお茶を飲みなさい」という意味の元々禅宗に由来する言葉で、茶道ではとても象徴的な言葉らしい。店内に手作りのハーブを入れた瓶がたくさん並んでいた。抹茶も珈琲もハーブティもお菓子もどれもやさしい手作りのものを出してくださった。山を歩いた後にゆったり寛ぐことができた。とても癒されて心に残るカフェだった。
【帰 路】 河口湖駅に戻り、河口湖から三島・河口湖ライナーという特急バスに乗りJR三島駅へ。三島駅から新幹線で帰阪。
昨年登った北岳・間ノ岳から(今までで一番近くから)見た富士山が素晴らしくて、今年は富士山への思いが強くなっている。山の会で「山に登って富士山を見よう」という山行の話があっさりまとまって、例会をお世話してくださった。感謝感謝!!! 今までずっと、いろいろな山から遠くの富士山を感動して眺望してきたが、登ったことがない。富士山は見る山だと生意気なことを考えていたが、今年は登ろうと思う。
ミヤマキリシマ満開のくじゅう連山 三俣山・大船山・平治岳へ
2025年6月7(土)~8(日)、九州のくじゅう連山の三俣山・大船山(タイセンザン)・平治岳(ヒイジダケ)に行ってきた。九州の山は一昨年のくじゅう連山(久住山と中岳)が初めてで今回が2回目。一昨年久住山の側から眺めた三俣山や大船山、中岳から覗いた坊ガツルなどを歩いてきた。季節はミヤマキリシマツツジ真っ盛りで、一層美しいくじゅう連山の山なみを満喫してきた。所属する山の会の例会に参加。
【アクセス】
6/6(金) 大阪南港からさんふらわぁに乗船20:05発 6/7(土) 7:55別府観光港着⇒レンタカーにて長者原登山口に移動10:40着
6月7日(土) 長者原(ちょうじゃばら)~三俣山(みまたやま)~法華院温泉

歩行距離7.4Km 歩行4時間10分 休憩50分 上り753m 下り531m】
【コースタイム】
11:00長者原登山口(1037m)-12:50諏蛾守越(スガモリ越え・1507m)-三俣山西峰(1678m)- 14:05三俣山本峰(1744.3m)-14:20三俣山Ⅳ峰(1734m )-14:40三俣山西峰(1678m)-15:00諏蛾守越(1507m)-16:00法華院温泉山荘(1269m)着(泊)

11:00 長者原登山口(1037m)。無料駐車場に車を停めてスタート。正面に今日登る三俣山が美しい。その奥に三俣山から久住の分れに繋がる硫黄山の白い山肌。一昨年に見ていて印象深い。右手は星生山(ほっしょうざん)。

しばらく舗装された道(鉱山道路)を歩く。 ※鉱山道路⇒かつて硫黄山の硫黄を搬出するために使われていた道路。

11:40坊原分岐(1193m)。ここから鉱山道路を離れ、諏蛾守越(すがもりごえ)に向かう山道に入る。


ミヤマキリシマに囲まれながら、岩がゴロゴロする登山道を上る。

このあたりから、こんなに美しいミヤマキリシマの花を見る。

12:15 再び鉱山道路に合流ししばらく歩く。谷間に砂防堰堤が連なっている。正面に硫黄山がよく見えてきた。

鉱山道路から谷間に下り、砂防堰堤(砂防ダム?)を横切ってスガモリ越えに向かう。写真上の凹んだ所がスガモリ越えで、右手は硫黄山へ、左手は三俣山に向かう。

まもなくスガモリ越え。岩ゴロゴロの広い斜面を黄色いペンキを辿って上がる。

12:50 スガモリ越えに到着。一休み。荷物を少しデポして三俣山に向かう。

三俣山に向かう。岩ゴロゴロで歩きにくいが、緩やかで道もよく分かる。

三俣山に向かう途中。スガモリ越えを見下ろす。石壁で囲まれたスガモリ越小屋あと(休憩所)が見える。 ※スガモリ小屋⇒以前は有人の山小屋で多くの登山者で賑わっていたようだ。1995年硫黄山の噴火で閉鎖され再建かなわず、現在は外壁だけを残して休憩所となっている。

硫黄山の東斜面あたり一帯、北千里浜と言われるところ~くじゅうの分れに繋がる道を眺める。正面奥が久住山。左手前が中岳か。



13:40 三俣山西峰(1678m)、 14:05本峰(1744.3m)に到着。三等三角点あり。

本峰山頂から東方面、明日登る大船山(右)~大戸越~平治岳の稜線。平治岳はミヤマキリシマでピンクに染まっている。

東遠く。雲の合間から由布岳の双耳峰が現れた。感動。

15:00 時間不足で北峰、南峰には行けず。本峰からIV峰~西峰を経由してスガモリ越(1507m)に下る。

15:15 スガモリ越えから北千里浜に下る。


北千里浜に下るとくじゅうの分れへの分岐。法華院温泉・坊ガヅル方面に向かう。

15:30 北千里浜の広い道を過ぎて、しばらく岩場を下ると坊ガヅルの広い原が一望に。左上、平治岳が近くなった。

14:00 法華院温泉に到着。多くの登山者で賑やかだ。(泊)
ここでは温泉に浸かり、ご飯も美味しくいただいた。(写真を撮るのを忘れていた)
6月8日(日) 大船山(たいせんざん1786.1m)~平治岳(ひいじだけ1642.8m)

歩行距離12.3Km 歩行約8時間 休憩1時間30分 上り930m 下り1155m】
【コースタイム】
6:10法華院温泉山荘(1269m)-6:30坊ガヅル避難小屋-6:40大船山登山口-8:15段原(1681m)- 8:45大船山(1744.3m30分休憩)-9:40段原(1681m)-9:35北大船山(1706m)-10:40大戸越(ウドンゴシ1458m)-11:15平治岳(1642.8m)-12:00大戸越(1458m)-13:00坊ガヅル-14:06雨ヶ池越(1358m)-15:40長者原(1037m)着

6:10 静かな法華院温泉山荘を出発。


法華院山荘から見る平治岳。 大船山の山頂がよく目立つ。

6:20 坊ガヅル。広々したすばらしい原だ ※坊ガヅルは南にくじゅう連山の最高峰中岳、東に大船山、北に平治岳、西に三俣山など素晴らしい山々に囲まれた湿原(あまり湿った感じではないが)。標高は1200mくらい。国内最大級のタデ原湿原(長者原)とともに、「くじゅう坊ガツル・タデ原湿原」として、ラムサール条約の登録湿地に指定されているとのこと。


坊ガヅルのテント場。避難小屋に荷物をデポして大船山・平治岳に向かう



6:40 坊ガヅル、避難小屋に近い大船山登山口。岩の多い山道を上る。ミヤマキリシマが美しい。

8:15 坊ガヅルから400m、1時間半あまり上って、大船山・平治岳への分岐(段原1681m)。ここから右に登れば大船山だ。

段原から大船山を見上げる。

くじゅう連山の南遠くに見える阿蘇五山。 ※一昨年久住山から眺めた阿蘇の涅槃像を今回も見ることができた。左から根子岳が顔、一番高い高岳(1592m)が胸、中岳が腹(おへそ?)、杵島、烏帽子岳が膝。お釈迦様が寝ているような美しい山なみが浮かび上がって、とてもうれしかった。



8:45 大船山山頂(1786.1m)。

大船山山頂眼下に御池(おいけ)。新緑に囲まれてとても美しい。

大船山から三俣山~硫黄山、坊ガヅルを眺める。昨日北千里浜から下ってきた道がよく見える。

9:40 北大船山山頂(1706m)。大船山から段原分岐に下り、平治岳に向かってすぐの所。

平治岳が目の前に。ミヤマキリシマのピンクの斜面が美しい。ミヤマキリシマの間に登山道がよく分かる。大戸越に下ってからこの斜面を上る。けっこう急登だ。


北大船山を過ぎてから、大戸越(うどんごし)まで一気に250mあまり下る。急な下り。ここも岩が多い。イワカガミがかわいい。

10:40 大戸越(1458m)まで下ってきた。多くの登山者で賑わう。

平治岳山頂に向かう。


山頂近く。きれいだ!!!!!今回の山行一番の目当てがこんなにたくさん見られて大満足。今年は当たり年らしい。あまり咲かない年もあるようだ。


11:15 平治岳山頂(1642.8m)。三角点が見つからない。下山途中でみつけた白花のミヤマキリシマ。珍しいという。

13:00 坊ガヅルに戻る。避難小屋で一休みして雨ヶ池越~長者原へ下山開始。


14:10 雨ヶ池越(1358m)。ここも広い湿原だ。名前の通り、雨が降ると窪みが池になるらしい。案内板に季節の花がたくさん書いてある。5~6月イワカガミ、7~8月キスゲ・ハナショウブなど。この時期に花はなかったけれど、ここも美しい風景だ。木道を進む。
キリシマツツジの他は花の少ない時期だったが、きれいに咲いている花を少し見た。

これはアセビの花か? ドウダンツツジとも思ったが、花の付き方が違うように思う。

ハコネウツギ ※豊能町から箕面のあたりに出る道路沿いは「ウツギ街道」と名付けたいくらい、毎年5~6月頃たくさんのウツギの花が咲く。白花がウツギだと思っていたら、ウツギにいろいろな種類があるということを少しだけ覚えた。昨年北海道の大雪山でたくさん見た黄色花のウコンウツギ。ここらあたりでも時々見かけるピンクがかわいいタニウツギ。アジサイのノリウツギなど。調べてみると、ウツギと名がついていてもウツギ属とは違うもの(タニウツギとハコネウツギはタニウツギ属、ノリウツギはアジサイ属)も多いらしいが詳しくは分からない。くじゅう連山で「ハコネウツギ」という名前を教えてもらった。あまりにかわいくて庭に植えようと思う。どれも強くで育てやすいようだ。

たった一輪、美しいオオヤマレンゲ。これも珍しい。数年前に大峯山系八経ヶ岳で満開を見たのは7月だった。ここもオオヤマレンゲはこれからだ。一輪に感動。

14:40 雨ヶ池越から長者原に向けて、きれいな自然林の中を歩く。
15:40 長者原・駐車場着。
【帰路】
長者原より車で別府港へ。別府港18:35発さんふらわぁ⇒大阪港6:35着
天候に恵まれ、くじゅうの山々の素晴らしい眺望を楽しみながらゆっくり歩くことができた。何より、満開のミヤマキリシマが最高だった。 九州の山は一昨年のくじゅう連山に続き2回目だが、 2023年10月のブログにはこう書いている。 ※「久住山は歩きやすくやさしさを感じる山だった。どこを歩いていても穏やかな山なみと広い原に癒された。深田久弥氏は「・・・しかし何よりも私が打たれたのは、あちこちに拡がる原であった。山上にある、東、西、北の千里浜・・・そんな原を横切らずにはどこにも行けないとは、なんと楽しい山であろう」と記している。」 長者原から法華院温泉に続く北千里浜、坊ガヅル、雨ヶ池越。今回も広々とした原を歩いて山に登った。また行きたいと強く思う。
四国の名山 三嶺山と石鎚山へ
2024年11/7(木)~8(金)、四国の名山、三嶺山(1893.6m)と石鎚山(1972m・日本百名山・西日本最高峰)に行ってきた。今年6月に登った剣山から、西に尖った形の良い三嶺山を見て登りたいと思ったのがきっかけで、せっかく四国まで行くのなら石鎚山にも登ろうということになった。剣山に続いて娘との2人山行。 石鎚山には2022年5月に山ツアーで一度登っている。山頂から360°広がる四国の山々の眺望がすばらしい。そそり立つ岩壁の上にある山頂と山頂から目の前に聳える天狗岳もすばらしい。鎖場にチャレンジすることもできた。いい山だなと満足して帰ってきた。
【アクセス】
11/7(木) ・自宅4:00発(車)⇒新名神高速道路ー神戸淡路鳴門自動車道ー 徳島自動車道美馬IC経由→8:30三嶺登山口名頃駐車場着
11月7日(木) 三嶺山

歩行距離9.3Km 歩行5時間10分休憩1時間10分 上り1030m 下り1030m】
【コースタイム】
8:50三嶺登山口(917m)-10:25ダケモミの丘(1517m)-12:00三嶺山山頂(1893.6m)- 12:35三嶺ヒュッテ(1841m・昼休憩40分)-14:00ダケモミの丘(1517m)-15:10登山口駐車場(917m)着

8:30 三嶺登山口名頃駐車場に到着。整備された駐車場がある(35台・無料)。

三嶺周辺の案内板(上が南・高知県側)。三嶺山は徳島県と高知県をまたぐ山。高知県では三嶺はサンレイと言われるようだ。あちらこちらに縦走路が繋がっている。


8:50 三嶺登山口名頃駐車場(917m)を出発。三嶺山は累積高低差1000mあまりをじわじわと登っていく。アップダウンは大方ない。はじめに少し急な坂を登るが、広葉樹林の広がる緩やかな歩きやすい道を進む。

紅葉は終わりかけ。

10:30 ダケモミの丘(1517m)まで600mほど上ってきた。 ※ダケモミとは「ウラジロモミ」の別名とのこと。岳樅。ダケモミというのは初めてきいた。調べてみるまで樹木の名前だという認識もなかった。樹木の認識を深めるのは難しい。まつぽっくりが紫色だというので拾ってみたい。
庭木図鑑植木ペディアによると→ 【ウラジロモミとは】 ・マツ科モミ属。・福島県以南の本州及び四国に自生する日本特産の常緑針葉樹。 山の尾根などモミノキよりも標高の高い場所に生じ、長野県の内陸部に多い。 大木となるため一般家庭の庭木として使う例は稀だが、クリスマスツリーとしての流通は モミノキ よりも多い。・・・まつぽっくりはメタリックな紫色になる。

11:45 樹林帯をさらに300mほど登り切って三嶺ヒュッテ分岐に出ると一気に視界が広がった。目の前にきれいな池。右に三嶺ヒュッテ。一面笹原が広がる。

分岐から左、すぐ先に三嶺山の山頂が見える。


12:00 三嶺山山頂(1893.6m)。360°のパノラマ。四国の山々が一望できる。二等三角点有り。

西方面に延びる笹原の縦走路。とても美しい。気持ち良い縦走を楽しめそうだ。

12:40 三嶺ヒュッテ。風が強いので中に入って昼休憩にした。無人の避難小屋だが、縦走する人の利用は多いようだ。

東に剣山(左)と次郎笈(右)の山頂。雲が中々動かない。しばらく待ったがこれが精いっぱい。

剣山に続く稜線。とてもきれいだ。6月に剣山から三嶺山を望みこの稜線を縦走したいと思ったが、三嶺山-剣山17kmとある。途中の山小屋も避難小屋のようなので厳しい。無理だなと思った。
13:20 下山開始。
15:10 登山口名頃駐車場(917m)着
ここから西条市まで車移動。120km 2時間。JR伊予西条駅近くのホテル(泊)
11月8日(金) 石鎚山
【アクセス】
宿泊地7:30発(車)⇒8:20石鎚ロープウェイ山麓下谷駅着 (24Km・50分) 8:40石鎚ロープウェイ(始発)→8:50山頂成就駅(1281m)


歩行距離9.8Km 歩行5時間30分 休憩1時間 上り1169m 下り1169m】
【コースタイム】
8:55ロープウェイ山頂成就駅(1281m)-9:20 石鎚神社登山口(1408m)・・・八丁坂・・・(試しの鎖)・・10:10前社ヶ森(1592m)・・(一の鎖)・・11:20二の鎖元小屋(1794m)・・・(三の鎖)・・・12:00石鎚山弥山山頂(1972m)- 12:20天狗岳(1982m)-12:40石鎚山弥山山頂(1972m・昼休憩40分)-15:10石鎚神社登山口(1408m)-15:25ロープウェイ山頂成就駅(1281m)着


8:40 石鎚ロープウェイ。始発8:40に乗車し山頂成就駅(1281m)へ。ここからスタート。

山頂成就駅(1281m)から緩やかな遊歩道を20分ほど歩いて石鎚神社成就社へ。成就社の境内を通って登山口(1408m)に出る。

本殿の横にある「見返遥拝殿」と言われるところ。窓越し真正面に石鎚山、天狗岳がきれいに見える。 役小角の像や天狗の面、小槌も奉納されていた。 ※1300年ほど前に石鎚山を開山したといわれる役行者(役小角)が下山後に石鎚山を見返して「吾が願い成就せり」と言ったとされる。石鎚神社に伝わる石鎚山開山物語「斧を研ぐ老人と役小角」に伝えられているとのこと。役小角の石鎚山開山の願いが成就したことが成就社の由来のようだ。

9:20 石鎚神社登山口(1408m)を出発。ここから山道になる。しばらく八丁坂と呼ばれるなだらかな坂道を下る。歩きやすい道だ。

八丁のコル(1300m)まで下ってから本格的な上りになる。石鎚山の上りはほとんど階段でそこそこの斜面が続くが、段差が比較的緩く歩きやすかった。いつもはきつい階段がほぼほぼ山頂まで続いたのに、足腰への負担が少ないように感じた。

10:15 試しの鎖にチャレンジ。石鎚山の途中にある小ピークとその下にある小屋のあたりを「前社ヶ森」と言うようだ。この小ピークを試しの鎖で登って下りる。
※石鎚山には試しの鎖(上りと下りで)74m、一の鎖33m、二の鎖65m、三の鎖68mの4つの鎖場がある。どれもほぼ垂直の厳しい鎖場で、特徴は鉄アレイのような太くて重い、電車の吊り輪くらい大きな鎖であること。岩場登りの補助的な通常の鎖というより、垂直な岩場に張り付いた鎖梯子のようなイメージだ(鎖がどっしり岩に張り付いているので、複数人続けて登ることもできる)。岩場がほぼ垂直で、足場が小さく濡れて滑りやすい。北斜面で一部凍結もあり。岩場の足場が確保できない所も多く、鎖に足をかけて全身でよじ登った。 どの鎖場にも迂回路があり無理は禁物だが、取りあえず前回経験済みの試しの鎖と一の鎖には登ることにした。意外と恐怖心はない。


試しの鎖登った所。小ピーク岩の上に小さな祠がある。 試しの鎖はピークに上がってから反対側、進行方向に下りる(写真右)。こちらもほぼ垂直で段差あり。足場が見えづらくて困ったが、なんとか下る。

試しの鎖を下ったところ。小屋(休憩所)のあとが残るが現在は使われていない。正面試しの鎖で越えてきたピーク。上に小さな祠が見える。下った岩場も垂直に近いのがよく分かる。
前社ヶ森からも階段の多い上りが続く。
10:50 少し歩くと、一気に展望が広がり今まで見えなかった石鎚山山頂あたりが見えてきた。夜明かし峠のあたり。右が石鎚山弥山。左に天狗岳。弥山の下に白く見える小屋のあたりから三の鎖。垂直に近い斜面の様子が伺える。


11:05 一の鎖。ここは一番短い鎖場(33m)。足場が分かりやすく上りやすかった。

11:25 二の鎖元小屋(1794m)まで上がってきた。トイレ有り。少し休憩する。 小屋の上からすぐに二の鎖場がある。益々厳しいと言う。チャレンジしたい気持ちが強くて随分と迷ったが、近くにいた人に話を聞いたりしてここは断念した。迂回路を上がる。 ※チャレンジした娘から、ここの鎖は輪っかが小さく鎖を足場にできなかったことや、岩が凍結していて滑り易かったこと、足場に困ってとても危険だったことなどを聞いて、止めておいて本当に良かったと思った。

11:50 迂回路で山頂を目指している途中。三の鎖の標識があるのでどんな具合が見ることにした。先に登っている人がいて、様子を見ているうちに、ここはチャレンジしてみることにした。

三の鎖。上りのみ68mでけっこう長い。写真に写る上部から更に上がっていく。

三の鎖が終わったところから下を写したもの。氷が残る(右)

12:00 三の鎖が終わるとすぐ山頂に出た。石鎚神社奥宮頂上社が鎮座する。




12:20 天狗岳山頂(1982m)。360°の大パノラマ。すばらしい眺望だ。


12:40 石鎚山に戻って昼休憩(40分)

山頂にある方位盤。四国の山は方位盤に照らして眺めても中々分からない。

天気が良くて360°素晴らしい山なみが広がる。山を同定できなくて残念だ。
13:20 下山開始 15:10 石鎚神社登山口(1408m)

ロープウェイ乗場の近くできれいな紅葉を見る。

ロープウェイ乗場から少し上がった所の展望台から北東方面に見る山なみ。遠くは瀬戸内海だ。

目の前に瓶ヶ森(カメガモリ・1897m・日本三百名山)。山頂あたりは笹原が広がる。
15:25 ロープウェイ山頂成就駅(1281m)着
【帰 路】
ロープウェイ山麓下谷駅より車で西条市へ。伊予西条駅近く市街地で温泉入浴、夕飯を済ませて帰路につく。
2022年(5月)に石鎚山に来た時、ロープウェイ山頂成就駅から上がったすぐの所から向かいに大きく見える山を指してガイドさんが「秋にはすばらしい紅葉が広がる、是非秋の山に来てほしい」と話されていたことが心に残っている。今回調べてみると、それは瓶ヶ森という山で紅葉の名所だということが分かった。11月では山の紅葉は大方終わっていて、今回これは!!!という紅葉に出会うことはできなかった。自然林に覆われた四国の広大な山なみが一斉に色づいたところを眺めてみたいと思う。 「 天は青く澄み、風もなく、この秋の好日に、ただ一人、四国の最高の地に立っているのだ。四国一円がわが眼中に収まっているような気がした。それにしても何と山の多い国だろう。平地らしいものは松山と西条の平野だけ。あとはすべて山また山であった」(深田久弥氏「日本百名山」)。その通り、天候に恵まれたおかげで深田久弥氏の言葉を実感することができた。石鎚山から見る四国の山なみがとてもきれいで、機会があればもっといろいろな山を楽しみたいと思った。
