フクジュソウのポンポン山

2022..3.3(木)高槻市京都市の境にあるポンポン山(678m・関西百名山)に行ってきました。1年を通してとても人気のある山で、私もアクセスが便利なこともあって年間何度も登ります。ポンポン山に上るルートはたくさんありますが、今回は京都市側の大原野森林公園の森の案内所にアクセスし、西尾根から竃ヶ谷(かまがたに)を経由して季節のフクジュソウを見て山頂へ。山頂から東海自然歩道~東尾根に出て森の案内所まで周回して帰りました。東西の尾根を歩くのは今回が3度目ですが、いつも大原野森林公園に生息する動植物が大切に保護されていることを強く感じます。                          

大原野森林公園「森の案内所」に直接アクセスしたのは今回が初めてでした。一部、車一台がやっと通れるほどの細い道で、対向車があればどうしようとびくびくして運転しましたが、なんとかなりました。

【コースタイム】

8:40 大原野森林公園スタート ―西尾根ルート ―8:55竃ヶ谷入り口―

9:45フクジュソウ観察園  ―10:20西尾根リョウブの丘―10:40ポンポン山山頂(休憩30分)

ー11:25東尾根分岐―12:45大原野森林公園駐車場

 

 【歩行時間 4:04 】 【歩行距離 7.1km】   【上り498m  下り493m 】

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8:40 森の案内所の入り口近くの路肩に駐車してスタート。(写真右)森林公園入口。

※森の案内所の開所日は基本水・土・日・祝(春休み・夏休み・年末年始、冬季期間は別途)ですが、この日はフクジュソウ観察園の開園期間(今年は2/12~3/20)なので、入り口は開いていました。中の駐車場に停めることもできました。

 

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森の案内所。この日は閉まっていました。トイレは使えました。           (写真右)案内所の横に西尾根ルートの標識。ここを下ります。

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8:55 西尾根ルートをしばらく進んだところ。川の向かいにある梯子を目印に竃が谷コースに入っていきます。梯子を上がったところにコース標識があります。「竃が谷ルート」とあります。この標識は森林公園内にたくさん設置されています。

※竃が谷ルートについて(注)

大原野森林公園には、さまざまな動植物が生息しています。その中でも沢筋である竃ヶ谷」を含むエリアを特に重要な区域と位置付けて、保護区域としています。保護区域に入山される方には、事前に立ち入り届出書の提出、事後すみやかに報告書の提出を求めています」(大原野森林公園リーフレット)とあり、京都市北部みどり管理事務所に事前、事後にFAXか郵送で提出する必要があるとのことです。

この日は知らずに入山してしまいましたが、フクジュソウ観察園の開園時期であったため、管理テントで届出を記入、提出しました。

 

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竃が谷に入りました。植林に囲まれた、歩きやすい道です。川を何度も渡渉しながら進みます。

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9:15 キツネノカミソリの群生地。金網の柵で保護されています。(写真右)新芽が出ていました。

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キツネノカミソリ(2021.7.31撮影。少し終わりかけの頃)

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9:25   (写真左) 竃ヶ谷から東尾根への分岐。このあたりから竃ヶ谷を離れ、フクジュソウ観察園に向かって上がっていきます。                     (写真右) 観察園まで少しの間急登。上っておられるのは観察園を管理してくださっている方(2人)です。感謝です。10:00開錠のところ、急いで上がって早めに開けてくださいました。

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9:40 フクジュソウ観察園の管理テント。ここで届を提出しました。        (写真右)保護区域看板。森林公園の自然を守るための注意喚起の看板です。

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観察園の中に入りました。あちらこちらにかわいいフクジュソウ。ロープに沿って進みます。(一方通行)

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フクジュソウ。        (写真右)まだ小さなネコノメソウを見つけました。

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10:05 ロープにそって進み、尾根に上がりました。                                                       (写真右)10:07 ポンポン山山頂に向かってすぐ、西尾根に合流しました。

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10:20 リョウブの丘に到着。(写真右) 北に小塩山。その奥にうっすらと京都の愛宕山が見えます。

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10:40 山頂。 二等三角点がありました。ここでしばらく休憩。ポンポン山の山頂は東と北に展望が開けています。天気が良かったわりに遠くは霞んでいて残念でした。

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11:10  山頂を下り、東にしばらく進んだところ。カタクリを守る防獣ネット。中に入るとカタクリの群生地です。今は閉まっています。

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カタクリの花 (2021.4.12撮影。これも終わりかけの頃)

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11:25  東尾根への分岐。どなたか手作りの「東尾根ルート」の標識。助かります。

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12:00 東尾根より北に小塩山。奥に京都愛宕山と地蔵山。さっきよりはっきり見えます。なじみのある山が見えるとうれしくなります。

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12:10  イヌブナの林。ベンチがあって休息広場になっています。東西尾根ともに「ツツジの丘」「野山の丘」「あかまつ広場」など休憩できる場所がたくさんあります。花や木、野鳥などをゆっくり観察できます。

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12:30 東尾根より西に黒柄岳と明神ヶ岳。行ったことのない山です。同行のKさんから山を教えてもらいながら歩くのはとても楽しいです。

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12:45 大原野森林公園入口入ったところの駐車場に戻りました。朝は一台もなかった車がたくさん停まっていました。こちらから歩く人も多いようです。

 

4月のカタクリ、7月のキツネノカミソリに続いて、今回は3月のフクジュソウを見ることができました。大原野森林公園でたくさんの動植物が大切に保護されていることを知り、ポンポン山に登る楽しみが倍増しました。

4月にはもっともっとたくさん山の花々をみつけに行きたいです。