2021年5月15日(土)、豊能町高山地区から明ヶ田尾山(619m)~鉢伏山(603m)に登ってきました。明ヶ田尾山は昨年コロナ自粛が始まった頃に初めて登った地元の山です。 豊能町観光課の「散策&ハイキングマップ」に「高山右近生誕地の碑の前を通り山に入る比較的歩きやすいコース」「高山公民館から約2km・40分」とあります。昨年は簡単な地図を頼りに明ヶ田尾山にだけ登ってきました。
今回は箕面の鉢伏山まで足を延ばしました。高山登山口から明ヶ田尾山~鉢伏山をピストンしようと思っていたところ、同行Kさんリードで(荒れているかと不安だった)梅ヶ谷を経由することができました。梅ケ谷を府道4号線に下り、みのおの森自然研究路6号から鉢伏山。鉢伏山から明ヶ田尾山方面に周回し高山登山口に戻りました。
【コースタイム】
9:00高山公民館駐車場 ー 9:10登山口 ー 9:40明ヶ田尾山山頂(10分休憩) ー
10:10 梅ヶ谷・鉢伏山分岐(H-6) ー 10:40府道4号線(H-7) ー 10:50みのおの森自然研究路
6号入口 ー 12:00鉢伏山山頂(休憩20分) ー 明ヶ田尾山・梅ヶ谷分岐(H-6) ー 12:45明ヶ田
尾山・高山分岐 ー 13:00登山口
【歩行距離】8.2km 【歩行時間】3時間30分 【上り602m 下り601m】
9:00 府道4号線(茨木能勢線)沿いにある高山公民館の駐車場に車を停めさせていただいて出発。
公民館の向かいに「史跡・石仏・高山コース」の標識。高山はキリシタン大名高山右近生誕の地。キリシタン関連の遺物を始め、石仏や寺社など多くの史跡が残っています。ここから登山口に向かいます。
道標に「右 妙見道」「左 かつを寺 みのう道」とあります。ここからも能勢妙見山に至る旧街道があったようですが詳細は分かりません。
高山地区から見える明ヶ田尾山。
(左)高山高札場跡。法度掲示板。キリスト教禁止を徹底させるために明治政府が1868年(慶弔4年=明治元年)に掲げた「定(さだめ)」「キリシタン教を固く禁止する」と書かれた札がそのまま残っています(キリスト教は明治6年まで禁止)。 (右)七宝山西方寺。浄土真宗の寺。かつては多くのキリシタンが祈りを捧げた祈祷所になっていたとも。
高山右近生誕地を示す石碑。この前を通って登山口へ。
(左)すぐに「明ヶ田尾山→」の標識。 9:10(右) さらにすぐの所に登山口。「緊急通報ポイント 明ヶ田尾山1」。ここから山道に入ります。
杉林の中、石が多い荒れ気味の谷道を上ります。道はしっかり分かります。この季節特有のガマカエルの低い鳴き声が響きます。
9:30 尾根に出ました。左は鉢伏山方面。明ヶ田尾山は右にゆったり尾根道を進みます。
9:40 明ヶ田尾山山頂。木立に囲まれ展望はありません。新緑がきれいです。(10分休憩)
三等三角点がありました。
10:00 来た道を戻って鉢伏山へ。しばらく尾根を進み、つき当たった所を左方向。(※直進の踏み跡もあり、行けそうな気がしますが)、テープを目印に道なりに左に下ります。
10:07 坂道を下って広い所に出ました。道が少々見えにくくなりますが、大きな倒木を目印に左方向に進みます。
10:10 梅ヶ谷・鉢伏山方面分岐みのおH-6。行きは梅ヶ谷を下って箕面の森自然研究路6号を上って鉢伏山に向かうことにしました。
荒れた梅ヶ谷に入ります。
鉢伏山への直登コースは✖印。倒木が多く、通行禁止になっていました。
梅ヶ谷。倒木が多く荒れていますが、谷に沿って歩ける道はあります。谷は石で埋まっていて、流れる水は大方の所で見えませんでした。
10:40 梅ヶ谷終了。府道4号線まで下りてきました。箕面の森緊急ポイントH-7。ここからしばらく府道を歩きます。
府道4号線に沿って流れる上箕面川の河岸に咲いていました。(上)ウツギ。(下)タニウツギ。
10:50 府道を10分程歩いたところの橋を渡って自然研究路6号に入ります。
11:20 30分ほどゆっくり上った日当たりの良い斜面に咲くベニヤマシャクヤクの花。珍しい花を見ることができました。
緑がきれいな新緑の中、尾根に出るまで少しの間ジグザグの登りです。
11:35 尾根に出ました。みのおH-4。自然研究路6号・エキスポ90みのお記念の森・長谷山・鉢伏山方面の分岐です。(10分休憩)
鉢伏山に向かって尾根道をゆっくり進みます。
12:00 鉢伏山に到着。すぐ下に鉄塔がある広い山頂です。(昼休憩20分)
12:20 明ヶ田尾山に向かって出発。しばらく緩やかな尾根道を行きます。
10分ほど進んでから、谷に向けて下ります。少々急な下りです。
12:35 午前中に通った明ヶ田尾山・梅ヶ谷分岐H-6まで下りました。
すぐに倒木を目印に右に曲がり、急な坂を尾根に上がります。
尾根に上り右方向へ。しばらく尾根を歩き、明ヶ田尾山・高山方面分岐に戻りました。
12:45 ここから高山方面に下って行きます。
13:00 登山口に戻りました。
途中少々まちがえそうになる所もありますが、随所に分かりやすい標識があり、道もしっかりしています。谷道の上り下りも緩やかな尾根道も楽しく歩くことができました。
珍しいベニヤマシャクヤクの開花を見られたのもラッキーでした。