2021.6.21(月)三重県と滋賀県の県境にある御在所岳(1212m・日本二百名山)に登ってきました。初めての御在所岳、初めての鈴鹿山脈です。
登りは中道コース。最初からきつい急登が続き早々にバテてしまいました。しばらく休んでどうにか回復。尾根に上がると展望抜群、鈴鹿山脈の山なみと多くの巨岩・奇岩を楽しみながら頑張りました。キレットや鎖場などもあり、登りごたえたっぷりのコースでした。
下りは裏道コース。右手に御在所岳の岩壁がそびえています。岩壁を横目に、巨岩がゴロゴロしている広い沢と並行している岩や石の多い急な坂を下ります。広い河原~藤内小屋を過ぎてから、緩やかな山道をしばらく歩き、中道方面に登り返して中道コースに合流。中道登山口まで戻りました。
【コースタイム】
9:45中道登山口スタートー10:05三合目ー10:50五合目ー12:30富士見岩展望台 ―山上公園
ー13:00山頂(昼休憩45分)―13:45下山開始ー14:00国見峠 ―15:25藤内小屋―15:35中道コ
ースへの分岐 ー15:55中道三合目 ー16: 20 中道登山口
【歩行距離】6.1km 【歩行時間】5時間30分 【上り860m 下り859m】
9:30 鈴鹿スカイライン (R477号) 沿い、中道登山口に一番近い割谷駐車場に到着。50台ほど停められる駐車場はほぼ満車状態。ラスト3台に間に合いラッキーでした。
※ここに停められない場合はスカイラインを下って道路脇にある数台の駐車場かロープウェー乗り場あたりの駐車場に停め、登山口まで30分ほど歩いて戻ることになります。休日は早朝から満車になる時が多いようです。
駐車場あたりから見える御在所岳。ロープウェーも見えます。露出した岩壁と白い鉄塔。遠くからでもよく分かります。
9:45 中道登山口をスタート。初めから急登。花崗岩のすべりやすい岩の多い坂をしばらく上ります。
10:05 三合目(710m)。裏道方面への分岐です。
三合目を過ぎてすぐロープウエーの下。
10:22 負れ岩(おばれいわ)。巨岩が重なっておんぶされているようです。
ここを過ぎたあたりで軽い熱中症?のような症状。アミノバイタルを飲んで木陰で少し休んで回復できました。これからの季節気をつけないといけません。
10:50 五合目(842m)。展望が開けました。鎌ヶ岳が近くに見えてきました。
11:00 地蔵岩。地蔵さんの頭らしき巨岩。どうやってここに収まったのか?
11:07 しばらく尾根道を歩き六合目(900m)。この下がキレットです。
小さなキレットですが、気をつけて慎重に下ります。
キレットを過ぎて中尾根。結構な登りが続きます。
11:30 7合目(999m)に着きました。・・・が、まだまだ厳しい登りが続きます。
12:00 8合目。1111mの岩峰です。
鎖場。大きな岩を抜けて少し下ります。
12:30 富士見岩展望台(1200m)に着きました。御在所岳からも遠く富士山が見える日があるようです。ここで登りは終了。
富士見岩からは平坦な道。山上公園駅、スキー場を通って山頂に向かいます。
スキー場の展望台から南方面、すぐ前にそびえる鎌ヶ岳。きつそうな山です。その奥左手に入道岳。どちらも鈴鹿セブンマウンテン。
「冠峰歌」(伊藤冠峰昨) 故郷の御在所岳や鎌ヶ岳に度々登ったという伊藤冠峰が歌った詩。冠峰とは鎌ヶ岳の別称。この「冠峰歌」は鎌ヶ岳の鋭鋒を称えた詩のようです。
13:00 山頂。山頂標識の下にりっぱな一等三角点がありました。
広い山頂です。(昼休憩45分)
山頂より北方の展望。右手釈迦ヶ岳、中央奥に平たい竜ヶ岳、その向こうが藤原岳。
御在所岳も含め全て鈴鹿セブンマウンテン。大ベテランらしい4人組の方たちが丁寧に教えてくださいました。登りたいと思いました。
13:45 下山開始。先程の4人組の方に国見峠への近道を教えてもらいました。山頂リフト乗り場の横から北にまっすぐ下ります。概ね道あり。随分時短になりました。
正面に国見岳。時間があれば登りたかったです。
14:00 国見峠まで下りました。ここから裏道コースを下ります。
国見峠から見る御在所岳の岩壁。岩壁を眺めながら裏道コースを進みます。
岩の多い急な坂を下ります。裏道コースの登りも中々きつそうです。
14:30 裏道6合目。谷底に近づいてきました。
14:45 裏道コースのどこかにクライミングできる大きな岩壁がみえるはずだと思いながら下っていたら、大きな壁見えました。しかもクライミングしている人発見!! (↑の人) ここは御在所岳のクライミングスポット藤内壁という所らしいです。すごい!!!
15:10 「兎の耳」。耳、目、鼻、口。兎の横顔にそっくり!!!
広い河原を横断して藤内小屋に向かいます。
15:25 藤内小屋。この日は閉まっていましたが、宿泊できる小屋です。
ここからしばらく歩きやすい登山道。
15:35 裏道から中道コースに抜ける分岐に来ました。中道コースに向かってしばらく登ります。随所にテープがあり、道は分かりやすく特に危険な所もありません。
15:55 しばらく登って、裏道・中道・国道方面への分岐。中道方面に進みます。
16:05 中道コース3合目に出ました。ここから中道登山口に急な坂を下ります。
16:20 中道登山口に下山。
御在所岳は登りも下りも厳しいながら、天候に恵まれ展望抜群。鈴鹿山脈セブンマウンテンを見分けることもできました。露出する巨岩・奇岩を楽しみ、岩壁を登るクライマーの姿を見ることもできました。御在所岳の魅力をたっぷり感じた山行でした。
鈴鹿山脈の他の山にも登りたい!!と思いました。