冬の三峰山

2022..2.12(土)奈良県三重県の県境にある三峰山(1232m・日本三百名山)に行ってきました。霧氷・樹氷の美しさで有名な山で、以前から行ってみたいと強く思っていた山です。今回ようやくチャレンジしたものの、気象条件合わず。残念ながら霧氷を見ることはできませんでした。ブログのお題を堂々「霧氷の三峰山!!!」としたかったのに残念無念ですが、晴れわたる空の向こうにたくさんの山々を眺めながら、久しぶりに雪山を楽しんできました。

不動の滝コースで上り、新道コースをゆったり下ってきました。

 

【コースタイム】

9:20 みつえ青少年旅行村スタート ― 9:30不動の滝コース登山口 ―10:00不動の滝―

11:15避難小屋(小休憩) ―11:30三畝峠 ―11:45山頂(昼休憩30分)ー12:40八丁平―

13:15三畝峠/新道コース下山開始― 13:50新道峠 ―14:00新道コース登山口ー 

15:00みつえ青少年旅行村

 

 【歩行時間 4:30 】 【歩行距離 9.4km】   【上り800m  下り798m 】

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8;15 近鉄大阪線榛原駅より奈良交通「霧氷号」に乗車。                ※三峰山麓御杖村では「三峰山霧氷まつり」(1/22~2/20)が開催され、その期間榛原駅発みつえ青少年旅行村(登山口)まで直行バスが運行されます。            朝は8:15発。帰りは夕方4:00発のみ。人数制限はなく、乗客人数分のバスが出るので、立つ必要なく登山口まで快適にアクセスできます。片道1380円。

※帰り便 14:30発姫石の湯行きのバスもあり。これに間に合うよう下山すれば、温泉に寄ってから温泉発16:00のバスで榛原駅に戻ることもできます。

 

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9:05  みつえ青少年旅行村(標高584m)に到着。

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バス停からバスが来た方向に川に沿って少し戻り、橋を渡って登山口方向へ。

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9:30 林道をしばらく歩いてここが登山口(583m)。右に入れば登尾コース。まっすぐ行けば不動の滝コース。不動の滝コースを進むことにしました。しばらく林道が続きます。

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9:50  左に。ここから山に入ります。

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杉木立の中、緩やかな坂。土曜日とあって登山者はとても多いです。

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10:00 不動の滝(705m)。氷瀑は少ししか見られませんでしたが、立派な滝です。

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10:10  不動の滝からしばらく上がったところ。ここでアイゼンを装着し小休憩。

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ここからつづら折りの急登が続き、雪の量も増していきます。
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11:15 避難小屋(1099m)に到着。中に入って小休憩。ここで登尾コースと合流します。

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避難小屋からは緩やかな尾根道。

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11:30 三畝峠(1183m)に到着。新道コースと合流。帰りはここから新道コースを下ります。

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ブナの林を抜けて山頂へ。ここらあたり、霧氷があれば・・・。

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11:40 御嶽山ビューポイント。遠くに冠雪の御嶽がくっきり!!!  ラッキー!!!

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11:45 山頂(1235m)に到着。

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山頂より北方向に室生火山群の山々。1500万年前頃の火山活動によってできた山なみとのこと。左から2番目倶留尊山(くろそやま曽爾村の最高峰1037m)。

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山頂付近の木々の中でお昼休憩(40分)。天気が良くてゆっくり休憩できました。

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12:40八丁平。雪も風もほとんどなく、南方向に広がる紀伊山地の山々をゆっくり眺めました。南西の方向に八経ヶ岳釈迦ヶ岳、大台ケ原など。

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13:15 三畝峠に戻りました。ここから新道コースで下ります。

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13:25  少し下ったところ。西に尖った高見山が見えました。高見山は南北に広がる山で西・東からは尖った山に見えるようです。きれいな山容を見ることができました。

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緩やかな雪道。新道コースは上る人も下る人も少なくとても静かで、ゆったり歩くことができました。とてもいいコース!!! 

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13:50  新道峠(1062m)。まだ雪は多いです。西に進めば白髪峠を越えて高見山です。

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14:20 アスファルト道に出ました。(写真左)橋を渡ったところでアイゼンを外し、ここから2Km以上舗道を歩きます。

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15:00 みつえ青少年旅行村に到着。バスまで時間があるので、少々買い物をしました。

大根とひの菜の漬物とお味噌。どれもとてもやさしいお味でした。

16:00発のバスを待つ人が集まり、バス停の前に並ぶ人が多くなった15:30分頃から帰りのバスが順次運行。15:30過ぎに2台目のバスに乗って予定より早く帰ることができました。奈良交通に感謝です。

 

 

 今回は霧氷を見ることができなくて残念でしたが、風もなく快晴で、寒さにやられることもなく、ゆっくり周囲の山々の素晴らしい眺望を楽しむことができました。御嶽山まで見えたのは本当にラッキーでした。

ほかのお人のブログで素晴らしい樹氷や霧氷を見せていただくと、やっぱり見たい!!!  来年、寒さ覚悟でリベンジしたいです。

双六岳から槍を眺める

2021.10/2(土)-4(月)双六岳(2860m・花の百名山)に行ってきました。

きっかけは9/11放送の「にっぽん百名山SP 夏の槍ケ岳完全版」。工藤夕貴さんが新穂高~双六小屋~西鎌尾根から槍ケ岳に登頂されていました。2019年に槍ケ岳山頂から双六岳の広い山頂台地を見て、今度はあちらから槍を見たいと思っていたことを思い出しました。「双六から槍を見たい!!」の思いを山仲間に伝えたところ、あっさり話がまとまって急遽双六岳山行が実現しました。

鹿島槍(9/20-22)に続く北アルプス。うれしくてたまりませんでした。

今回もブログの予定はなく、写真もたいして撮らず。長い上りをバテずに歩くこと第一で、中途半端な記録しか残せていません。それでも鹿島槍につづく今年の頑張りと素晴らしい思い出を残しておきたくなりました。ざっくりした記録です。

 

 【歩行時間  13:42】 【歩行距離 28.5km】   【上り2270m  下り2270m 】

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10月2日(土)

近鉄高速バス、大阪7:35発ー12:52高山BT着(5,000円)ー13:40発路線バス新穂高ロープウェー行ー15:40新穂高ロープウェー着(2,200円)

15:40新穂高ロープウェーBS(1117m)ー16:38笠新道登山口ー16:52ワサビ平小屋(1402m 泊)

 

終点新穂高ロープウェー駅より林道をゆっくり歩く。歩き始めて途中通り雨で急遽合羽着るもすぐに上がって安堵する。1時間ほどでワサビ平小屋に到着。途中笠新道登山口に水場あり。ここから笠ヶ岳には大変な急登だと教えてもらう。

ワサビ平小屋(一泊2食付10,000円 個室1室2,000円)。個室で快適。小屋のあちらこちらにコロナ感染予防対策。大部屋も個々に仕切りができていた。食堂には「黙食」の貼り紙。今シーズンで終わってほしいが、コロナを機にかつての懐かしの山小屋の姿は薄れ、山小屋も大きく変わっていくようだ。

 

1日目  歩行距離4.7km   上り376m     下り77m    1時間11分(うち5分休憩)

 

10月3日(日)

ワサビ平小屋朝食5:00~

5:40ワサビ平小屋(1402m)出発-5:58小池新道登山口(1474m)-8:56鏡池(休憩25分)ー9:25鏡平山荘(2290m)ー 10:15弓折乗越ー11:42双六小屋(2600m・昼休憩)12:50ー13:57双六岳山頂(2860m)ー15:22双六小屋(泊)

5:40ワサビ平小屋を出発。

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                                                                                                                            ワサビ平小屋から20分ほど平坦な林道を歩いて小池新道登山口へ。ここから登りが始まる。登山口より秩父沢出合を過ぎ、イタドリヶ原、シシウドヶ原、熊の踊り場と徐々に高度を上げていく。大ノマ分岐から鏡池までは1時間ほど急登。

小池新道登山口1474m-鏡平小屋2281m。800mの上りをバテないようゆっくり確実に歩いた。

小池新道は本当によく整備されており、歩きやすい段差で石畳のように配置されていてありがたいなぁと思った。整備してくださっているスタッフの方々に深く感謝。

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     小池新道より南方面に焼岳(中央)と遠くに乗鞍岳。快晴。

急な登りを上がって鏡池に到着。鏡池からは槍ケ岳~穂高連峰が一望。素晴らしい景色に疲れを忘れる。

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             鏡池より穂高連峰を一望。

    槍ヶ岳~大喰岳~中岳~南岳~大キレットの向こうに北穂高岳

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         池に映る逆さ槍。貴重な1枚。ラッキーだ!!!

f:id:SMPPIE:20211111151802j:plain槍ケ岳から伸びる西鎌尾根。奥は北鎌尾根。こちら側(西)からだと小槍もよく見える。

 

鏡池で山岳風景をたっぷり堪能し、鏡池山荘を通りすぎて双六小屋に向かう。

弓折乗越まで急登。弓折乗越は新穂高方面と双六岳。もう一つ弓折岳~抜戸岳~笠ヶ岳縦走路への分岐。ここまでが遠いけれど、ここからなら笠ヶ岳に行けそう???笠ヶ岳への思いが募る。景色も抜群。

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     弓折乗越から見る槍ケ岳。西鎌も北鎌もより鮮明に写る。

 

弓折乗越から花見平、双六池を経て双六小屋へ。高山植物の宝庫。10月にはほぼ終わっていて残念。花の百名山双六岳には花の季節にもう一度行きたいと思う。花見平のあたりでも写真を残していないのが悔やまれる。

双六小屋に到着。先にチェックインを済ませて荷物をデポし昼休憩する。

双六小屋(一泊2食付13,000円 個室1室3,000円)。

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                       名物の双六ラーメン

1時間あまりゆっくり休んで双六岳に向かう。

 

双六小屋2600m、双六岳2860m。300m足らずの登りが結構こたえた。

双六山頂に到着。

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      双六岳山頂より、憧れの広い背中のような山頂台地と

      向こう正面にドンと構える槍ケ岳。大・大・大満足だ!!!!!

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                                            山頂台地に立って。やったー!!!!!

 

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                             山頂台地より北を眺める。

           正面に三俣蓮華岳~縞模様が特徴の鷲羽岳。その間の奥に黒い水晶岳

     右端一番奥は野口五郎岳。左奥は薬師岳北アルプス最奥の名山オンパレード!!!

来年は三俣蓮華を超えて鷲羽岳水晶岳と縦走出来たらどれだけいいだろう。

 

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     山頂より西。大きな黒部五郎岳の全貌。広いカールが広がる。

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         左に黒部五郎岳カール。右奥に薬師岳

   大先輩の山仲間にたくさんの山を教えてもらい、山の楽しさは倍増!!!!

 

たっぷり山を楽しんだ後下山。15:22双六小屋着(泊)

 2日目  歩行距離11.3km   上り1649m     下り516m    9時間52分(うち2時間32分休憩)

 

10月4日(月) 下山

双六小屋朝食5:00~

5:36双六小屋(2600m)ー7:21鏡平山荘(2290m)ー10:15ワサビ平小屋(1402m)ー11:31新穂高ロープウェーBS(1117m)

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          6:02 下山途中。槍ヶ岳方面から上る太陽

 

 11:31 一気に1500mを下り、新穂高ロープウェーBSに無事到着。

3日目  歩行距離12.5km   上り245m     下り1677m    5時間56分(うち40分休憩)

 

新穂高発バス11:55乗車ー13:31高山着(2,200円)

しばらく高山の町を歩く。お昼に飛騨牛。お土産に五平餅・みたらし団子・汁椀。

JR高山より特急ワイドビューひだ(7,920円)。大阪直行便で楽々帰阪。

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    口あたりのやさしい椀

 

 鹿島槍につづく双六岳も最高の天気に恵まれ、素晴らしい山行きになった。

憧れの双六岳山頂台地から眺める北アルプスの山々は絶景。この景色を見るためにきつい登りを頑張れるのだとつくづく思う。

 長い距離と高度差に対応できるよう、今回もゆっくりペースを保って登った。ゆっくりに付き合ってもらい仲間には感謝の気持ちでいっぱいだ。鹿島槍に続いて忘れられない山行になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

360°のパノラマ 憧れの鹿島槍ヶ岳へ

 2021年9月20(日)-22(水)、念願の鹿島槍ヶ岳(日本百名山・2890m)に登ってきました。

百名山を選定した深田久弥氏が「鹿島槍は私の大好きな山である。高い所に立って北アルプス連嶺が見えてくると、まず私の眼の探すのは、双耳峰を持ったこの山である。北槍と南槍の両峰がキッとせり上がっていて、その二つをつなぐ、やや傾いだ吊尾根、その品のいい美しさは見飽きることがない」(深田久弥著「日本百名山」より)と書かれているのを読んでから、憧れてきた山です。

昨年来のコロナ禍で遠出は自粛。高い山に登る機会もなく、2年ぶりの北アルプスでした。体力不安強く躊躇しながらも、一つでも年を取らないうちにチャレンジしたいとの思いが勝り、山仲間にリードしてもらって登ることができました。感謝の気持ちでいっぱいです。

今回はブログのための記録を取りながら歩くゆとりはなく、写真もたいして撮らず。中途半端な記録しか残せていません。ブログを書くのは躊躇していたものの、今頃になってやっぱり鹿島槍の素晴らしい思い出を残しておきたくなりました。ざっくりした記録です。

【歩行時間 18:30】【歩行距離 21.6km】【上り2567m  下り2541m 】

 

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9月19日(日) 夜行バスで出発。

阪急高速バス、桃山台BS 22:00発-松本BT6:20着(6900円)。

JR大糸線松本駅6:28発-信濃大町7:29着(680円)。信濃大町駅よりタクシー利用し、扇沢登山口に直行。8:10着。(6800円/台→2270円/人)

信濃大町駅からバス利用の場合、信濃大町駅8:00発-扇沢BT8:40着(1390円)。BTより登山口まで徒歩20分ほどかかるため、9:00着になる。タクシー利用で50分ほどの時短。1日目冷池山荘まで6~7時間予定を考えると、値打ちがあったと思う。

 

1日目 9月20日(月)

8;20扇沢登山口(1350m)出発ー(モミジ坂)-ケルン(1758m)-柏原新道ー12:10種池山荘(2451m・昼休憩30分)-(爺ヶ岳2669m)ー冷乗越(2436m)-15:00冷池山荘(2380m・泊)

 

 扇沢登山口よりすぐに急登(モミジ坂)が始まる。小股でペースを崩さぬようゆっくり上る。ケルンを過ぎて柏原新道。ここからは比較的緩やかな歩きやすい上り。展望のない樹林帯だが、途中に駅見岬、水平岬、富士岬など展望の良いスポットがある。稜線の上に種池山荘が見える。中腹は紅葉がみごと。崩落と落石を用心しながらガラバを過ぎ、種池山荘に。ここで昼休憩。

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           柏原新道から見る稜線。中腹はみごとに紅葉

種池山荘より爺ヶ岳に向かって稜線を上る。すばらしい景観が広がる。西に立山連峰剣岳。北に鹿島槍の双耳峰がはっきり見えてくる。爺ヶ岳を巻いて冷乗越まで下り、さらにしばらく下り、最後に少し上ってようやく冷池山荘に到着(泊)。

冷池山荘(一泊2食12,000円。休日料金)

1日目  歩行距離7.8km   上り1435m     下り425m    6時間40分(うち1時間休憩)

概ねコースタイムで歩けたことがとてもうれしい。

 

2日目 9月21日(火)

冷池山荘朝食5:45~(2巡目)

6:25冷池山荘出発-布引山(2683m)-8:30鹿島槍南峰(2889m)ー9:35鹿島槍北峰(2842m)ー南峰ー布引山ー12:20冷池山荘(昼休憩)ー14:10爺ヶ岳中峰ー14:40爺ヶ岳南峰ー15:30種池山荘(泊)

 

 冷池山荘に荷物をデポして鹿島槍を目指す。山荘を出てすぐのテント場で展望広がる。北に鹿島槍の双耳峰。西に立山連峰剣岳の絶景。晴天。雲ほとんどなく、素晴らしい眺めだ。概ね緩やかな上り。布引山に向けて最後は急登。

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              テント場より西に立山主峰群       雄大剣岳

布引山から正面に見える鹿島槍南峰に向かって急登。小股でゆっくり呼吸を整えて上.る。

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           布引山山頂より鹿島槍南峰・北峰

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          布引山山頂より南東方面に富士山。

右に南アルプス甲斐駒・仙丈ケ岳北岳が聳える。左には八ヶ岳連峰のギザギザも。

 

8:30に南峰に到着。広い山頂から壮大な眺望を楽しむ多くの登山者の姿があった。

西側すぐ前に雄大剣岳。北に白馬岳、やや東北には火打山妙高山。南には槍ヶ岳の穂先。遠くに南アルプス、富士山の頭も見えるほどの晴天に恵まれた。360°のパノラマに感動。晴天に感謝である。

 

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  多くの登山者で賑わう鹿島槍南峰山頂     後方に立山連峰剣岳

南峰より岩場。吊尾根を慎重に下る。ヘルメット着用。北峰に上り返す。

北峰から北正面、キレットを挟んで大きな五竜岳が構えている。富士山は中腹当たりまで、より大きく見えた。南アルプスの山並みも確認できた。

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      鹿島槍北峰 はるか遠くに富士山が頭を出している
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       北峰より南峰への登路を振り返る。右奥に剣。f:id:SMPPIE:20211106223215j:plain

           大迫力の剣岳。剣沢雪渓と三ノ窓雪渓が眩しい

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  北にキレットを挟んで五竜岳の稜線。その後ろ雲の中には白馬岳。

 

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  北東方面には雨飾山火打山妙高山高妻山など。百名山のオンパレード。

 

北峰から南峰に戻り、布引山を巻いて冷池山荘へ。ここで美味しいラーメンをいただいて昼休憩。

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             南峰に戻る。素晴らしい天気          

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   南峰より南。遠くに穂高連峰。槍の穂先がそびえる。その奥に乗鞍岳の頭。

 

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       冷池山荘

デポしていた荷物を背負って種池山荘を目指す。帰りは爺ヶ岳中峰・南峰に登頂。種池山荘に3:30到着(泊)

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                 爺ヶ岳(中峰)山頂

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          爺ヶ岳中峰より南峰に向かう

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               種池山荘に到着

2日目  歩行距離9.6km  上り1058m   下り1048m   9時間(うち2時間15分休憩)

種池山荘(一泊2食10,800円)

天候に恵まれ、どこにいても素晴らしい眺望。あちらこちらでゆっくり時間をとって雄大な山なみを眺めた。楽しい山行である。

 

3日目 9月22日(水) 下山

種池山荘朝食5:00~

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        早朝種池山荘より朝日に照らされる針ノ木岳方面を望む

 

5:40種池山荘発ー8:13扇沢登山口ゴール

3日目  歩行距離4.3km   上り49m   下り1166m     2時間33分(うち18分休憩)

 

下山後扇沢バス停まで歩き、路線バス扇沢発8:55に乗車。信濃大町駅9:30着。

信濃大町よりJRで松本へ。松本より名古屋経由で帰阪。

 

念願の鹿島槍山行は最高の天気に恵まれ、素晴らしい山なみを眺望する最高の山行となった。扇沢から上がる柏原新道はよく整備されていて歩きやすい。登山口から1100mの上り・4時間ほどで稜線に出て大パノラマを満喫できるのはすごい魅力だ。晴れ渡る空と連なる四方の山々に元気をもらって登頂することができた。

2年ぶりの高山チャレンジで、今回はゆっくりマイペースを保ってバテないで歩くことを心掛けた。まずまずのコースタイムを見て、よく歩けたものだと改めて喜びをかみしめている。ゆっくりに付き合ってもらった仲間に感謝。忘れられない山行になった。

 

 

 

 




 

京都愛宕山 保津峡から周回

    2021.9.4(土)、京都愛宕山(924m)に行ってきました。JR山陰線保津峡駅からつつじ尾根を上がり愛宕山へ。大杉谷コースを下り、林道に下りてから月輪寺登り口方面に上がって「空也の滝」へ。清滝に下り、清滝川に沿って保津峡駅に戻りました。

【コースタイム】

9:10 JR保津峡駅 ― 9:15ツツジ尾根コース登山口 ―10:20荒神峠(10分休憩)―

11:20水尾分岐 ―11:55愛宕神社境内(休憩40分) ―12:35下山開始ー12:50大杉谷分岐

―14:00林道― 14:10月輪寺登り口 ―14:25空也の滝(10分休憩)ー15:10清滝 ―

15:50落合―16:00落合橋―16:40JR保津峡駅ゴール     

 

 【歩行距離】14.4km 【歩行時間】6時間20分    【上り1052m 下り1050m】

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※トレース1部分(水尾分岐~山頂)途切れています。

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9:10  JR保津峡駅に集合。出発。

保津峡駅保津峡の山間部にある秘境駅として知られています。保津川の上にある橋梁上の駅で、ホームから保津峡の景色が一望できます。両側をトンネルに挟まれていて、トンネルの中から電車が到着します。

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9:15 保津峡駅から5分ほどでツツジ尾根コース登山口。

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すぐに急登です。15分程けっこうきつい上り。登り始めに応えます。

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9:30 尾根に出ました。ここからしばらくは自然林の中、平坦で歩きやすい道です。

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10:20 荒神(こうしん)峠。(10分休憩)  保津峡落合から水尾へ抜ける米買い道と交差する峠です。

※嵯峨水尾は「柚子の里」や「清和天皇陵」などで知られる集落。JR保津峡駅から水尾行きのバス(自治会バス)が日に何本か出ています。バスで水尾登山口(300m)まで上がり、水尾ルートで愛宕にお詣りする人も多いようです。千日詣り(7月31日)にはバスが臨時増発されます。

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左は水尾方面への下り。右手は愛宕山。ここからしばらく直登に近い登りが20分程続きます。

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植林帯に入り、道は緩やかに。歩きやすくなりました。

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11:15 清滝から上がる表参道に合流しました。

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11:20 水尾分岐。ここから30分程で愛宕神社

※水尾から荒神峠を経由して愛宕に上がることもできますが、水尾ルートでここに出る方が一般的な登山ルートのようです。

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水尾分岐からは緩やかな階段がけっこう続きます。ガンバル坂。

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11:45 黒門に到着。あと少しでゴールです。

愛宕山は神宮寺であった白雲寺(明治の神仏分離により廃絶)が治める神仏習合の山で、黒門は白雲寺の京都側の惣門だったとのこと。黒門は白雲寺の名残りの一つのようです。

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11:55 愛宕山境内に着きました(昼休憩40分)。ベンチでお昼をいただきました。

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愛宕神社奥の院への階段。今日はお詣りに上がらないで下山してしまいました。

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12:35 神社階段に向かって右方向に下山開始。少し進むと 清滝への下山口。標識があります(写真右・月輪寺コース)。途中で大杉谷コースに入ります。

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12:50 大杉谷への分岐。右方向に下ります。

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大杉谷。杉の植林帯を20分余りジグザグに下って行きます。急な下りです。

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13:10 植林帯を過ぎ、深い谷を左下に見ながら下ります。このあたりから緩やかになりました。石がゴロゴロしていて歩きにくい道です。

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14:00 大杉谷コースを下り、林道に出ました。いつもなら右に清滝に下るところですが、今日は「空也の滝」を見るために林道を上がっていくことにしました。

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14:10 月輪寺コース登り口に着きました。月輪寺コースには進まず、ここから「空也の滝」を目指します。

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写真右「←空也の滝」の石柱(写真右)がありますが、←側((写真左・谷の左側)は「立入禁止」のお札。ロープで立ち入れ禁止になっています。少々迷いながら、谷の右側の石段を上がってみることにしました。

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沢に沿った道です。ひと気のない所で、思いがけず外国の方に出会いました。

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14:25 八大竜王の鳥居。苔生した岩や石垣、板塀。残る家屋に人の気配はありません。

今では訪れる人も少なくなってしまった様子が伺われますが、滝行に訪れる方ももいら

っしゃるようです。

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鳥居の先、少し進むと朱色の鳥居。空也の滝の入り口です。

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14:25  空也の滝。ありました‼ このところ雨が多くて水量たっぷり。勢いよく流れていました。高さ15mとのこと。

空也の滝・・平安時代の僧空也上人の修行場。空也上人は愛宕山中腹にある月輪寺

修業をつんで悟りを開いたとの事。月輪寺には空也上人立像や、空也上人が龍神から授

かったという「龍奇水(りゅうきすい)」も湧いています。

 

この後、月輪寺コース入口に下り、林道を清滝へ。

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15:10 清滝に到着。金鈴橋。

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金鈴橋を渡ったところ。駐車場の前から清滝川に下ります。

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清滝川沿いに東海自然歩道を落合、保津峡駅に向かいます。向こうに見えるのは渡猿橋f:id:SMPPIE:20210913180051j:plain清滝川の左岸を少し歩いてから、青竜橋を渡って右岸へ。ここから落合までは清滝川の流れに沿って歩きます。

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京都一周トレイルの標識。西山・金鈴峡コースになっています。

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金鈴峡(清滝から落合の辺り)。きれいな金鈴峡を眺めながら歩きます。道はしっかりしていますが、所々河原の岩場を超えていきます。滑りやすく要注意です。f:id:SMPPIE:20210913181342j:plain15:50 落合に到着。米買道の案内看板。稲作する土地が少なかった清滝の人々がここ落合を通って水尾方面に米を買うために利用した道のようです。   ここは米買道分岐。ここから山に入れば(午前中に通った)荒神峠を経て水尾に繋がります。f:id:SMPPIE:20210913182226j:plain落合分岐で再び川を渡り(潜没橋*増水時は水没するので要注意)、川の流れに沿って坂道を上がると車道に出ます。f:id:SMPPIE:20210913182236j:plain16:00 落合橋。橋を渡って保津峡駅方面を目指します。          ※左に車道を上れば、六丁峠を経て嵐山へ。何年か前にここから嵐山に戻ったことを思い出しました。f:id:SMPPIE:20210913182247j:plain橋を渡ってすぐに落合トンネル。トンネルを出てすぐ眼下に保津川が見えてきます。清滝川保津川に合流するポイントです。トンネルを抜けた所から左に小道を入ったところが展望スポット。f:id:SMPPIE:20210914135746j:plain上から覗いて合流する様子を見ました。前日までの雨で茶色く濁っているのが亀岡方面から流れてくる保津川(嵐山を過ぎて桂川)。手前の岩(〇印)の下で清滝川が合流します。

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車道に戻ってJR保津峡に向かいます。保津川をはさんだ向かい側にトロッコ保津峡

駅。ちょうどトロッコ電車が来ました。

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16:40 JR保津峡駅に到着。

   年に何度か登る愛宕山です。1月は「火迺要慎」のお札をいただき、あとは主に自主ト

レ。登りはだいたい表参道コースで、表参道を往復するか月輪寺コースを下山します。

コースタイムをみて、自分の体力具合を確認したりしています。今回は体調やや不調で

少し時間がかかってしまいました。

 数年前に一度歩いた保津峡からつつじ尾根コースを上がり、初めてアイゼンを使った

思い出の大杉谷コースを下るのも久しぶりでした。どのコースもけっこうきついです。

愛宕はどこから上がってもしんどい」を実感しました。

 今回初めて、前から気になっていた「空也の滝」を訪れることができ新鮮な山行にな

りました。清滝から金鈴峡~保津峡のコースもおもしろく、秋の紅葉を楽しみながらま

た歩いてみたいと思いました。

 

多紀連山縦走

 2021.7.26(月)多紀連山を縦走してきました。丹波篠山市が2020年5月に第1回開催を予

定していた多紀連山縦走大会(コロナにより2020,21年ともに中止)の全長約13kmのコー

スです。起点は多紀連山の東、筱見(ささみ)四十八滝キャンプ場。ここから西に峠山∼(630m)~小金ヶ嶽(725m)~御嶽(793m)~西ヶ嶽(727m)を縦走し栗柄口に下山。栗柄口からしばらく車道を歩き、ゴールは倶利伽羅不動尊です。

急なアップダウンにきつい階段道、岩場、クサリ場。歩きごたえたっぷりのコースでした。

 
【コースタイム】

5:50筱見(ささみ)四十八滝キャンプ場駐車場スタートー6:45峠山ー7:35小倉タワー

9:10小金ヶ嶽(休憩15分) ―10:20大タワ(休憩20分) ―11:25御嶽(昼休憩30分)ー

12:50西ヶ嶽(休憩15分)―14:10栗柄口―14:30倶利伽羅不動尊ゴール

 

 【歩行距離】12.8km 【歩行時間】7時間20分    【上り1252m 下り1279m】

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5:40 筱見(ささみ)四十八滝キャンプ場の駐車場に到着。ここに車を停めて出発です。

※終点にもう一台の車をデポしています。

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5:50 多紀連山縦走路起点の標識を見てスタート。ここで280mくらい。

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すぐに急な登りが始まります。

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6:25  30分ほどきつい上りを上がって尾根に出ました。縦走コースと筱見四十八滝周回コース分岐(540m)。西方面、左に進みます。 

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6:45 峠山(630m)。三等三角点があります。点名「村雲村」。山頂標識は見当たりません。

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峠山から小倉タワに向かって、急な階段を下って行きます。

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7:35 小倉タワ(455m)。標識は倒れて読みにくいですが「川阪」「火打岩」とあり、峠であることが分かります。

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小倉タワから小金ヶ嶽までは何度もきついアップダウンがあり、ものすごく疲れました。

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 8:10  途中で展望が広がりました。南方面。眼下に鍔市(つばいち)ダム。ダムの向こうの向こうは多分高城山。遠くに大きく見えるのは大船山・・かな?  山並みが見えるとうれしくなります。

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9:10 小金ヶ嶽(725m)に到着。(休憩15分)

ここから大タワに向かって下ります。

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小金ヶ嶽を少し下ったところから御岳がくっきり見えました。

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大タワに向けて急な下りが続きます。鎖場もあります。下って上がって、また下るルートです。

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10:05 歩きやすい植林帯に入りました。まもなく大タワです。

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10:20 フォレストアドベンチャーを楽しむ人を右手に見ながら大タワに到着。

大タワで20分休憩。

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大タワから御岳に 向かって、長~い階段道。またまた厳しい上りです。

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11:05  東方面に岩の多い尾根が見えるところまで登ってきました。今登ってきた小金ヶ嶽。左下に大タワの駐車場も見えています。

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11:25 御嶽の東の峰に到着。役行者を祀った石室(行者堂)です。

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11:25 行者堂からすぐのところ。御嶽山頂(790m)です。昼休憩30分。

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 12:00 西ヶ嶽に向かってスタート。すぐに急な下り。急な階段道も続きます。西ヶ嶽に向かう道もきついアップダウンを繰り返します。

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西ヶ嶽が見えてきました。

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12:50 西ヶ嶽(725m)に到着。10分休憩。

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西ヶ嶽から栗柄登山口に向けて下山。こちらも階段の多い厳しい下りです。

13:25  藤岡・栗柄口方面の標識。

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13:35  ここでまっすぐに進めば藤岡方面。栗柄口は右に階段を下ります。

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ここからもきつい階段が続きます。長い下りです。

 

 

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14:10 栗柄登山口に下山。

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14:30  栗柄口から車道を1km近く歩いて終点、倶利伽羅不動尊に到着しました。

 

 

 4月筱見四十八滝~八ヶ尾山、5月クリンソウの季節に御岳~小金ヶ岳、6月弥十郎

嶽。このところの何度か丹波の山を歩く機会がありました。

 多紀連山縦走は、きつめの上り・下りが多く、中々ハードなコースでしたが、小金ヶ

嶽∼主峰御岳~西ヶ嶽が東西に延びる多紀連山と、周囲に広がる丹波の山並みがすばら

しく、益々丹波の山が好きになりました。

鈴鹿山脈・御在所岳 中道~裏道コース

 2021.6.21(月)三重県滋賀県の県境にある御在所岳(1212m・日本二百名山)に登ってきました。初めての御在所岳、初めての鈴鹿山脈です。

登りは中道コース。最初からきつい急登が続き早々にバテてしまいました。しばらく休んでどうにか回復。尾根に上がると展望抜群、鈴鹿山脈の山なみと多くの巨岩・奇岩を楽しみながら頑張りました。キレットや鎖場などもあり、登りごたえたっぷりのコースでした。

下りは裏道コース。右手に御在所岳の岩壁がそびえています。岩壁を横目に、巨岩がゴロゴロしている広い沢と並行している岩や石の多い急な坂を下ります。広い河原~藤内小屋を過ぎてから、緩やかな山道をしばらく歩き、中道方面に登り返して中道コースに合流。中道登山口まで戻りました。

 

【コースタイム】

9:45中道登山口スタートー10:05三合目ー10:50五合目ー12:30富士見岩展望台 ―山上公園

ー13:00山頂(昼休憩45分)―13:45下山開始ー14:00国見峠 ―15:25藤内小屋―15:35中道コ

ースへの分岐 ー15:55中道三合目 ー16: 20 中道登山口

 【歩行距離】6.1km 【歩行時間】5時間30分    【上り860m 下り859m】

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9:30 鈴鹿スカイライン (R477号) 沿い、中道登山口に一番近い割谷駐車場に到着。50台ほど停められる駐車場はほぼ満車状態。ラスト3台に間に合いラッキーでした。
※ここに停められない場合はスカイラインを下って道路脇にある数台の駐車場かロープウェー乗り場あたりの駐車場に停め、登山口まで30分ほど歩いて戻ることになります。休日は早朝から満車になる時が多いようです。

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駐車場あたりから見える御在所岳。ロープウェーも見えます。露出した岩壁と白い鉄塔。遠くからでもよく分かります。

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9:45 中道登山口をスタート。初めから急登。花崗岩のすべりやすい岩の多い坂をしばらく上ります。

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10:05 三合目(710m)。裏道方面への分岐です。

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三合目を過ぎてすぐロープウエーの下。

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10:22 負れ岩(おばれいわ)。巨岩が重なっておんぶされているようです。

ここを過ぎたあたりで軽い熱中症?のような症状。アミノバイタルを飲んで木陰で少し休んで回復できました。これからの季節気をつけないといけません。

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10:50 五合目(842m)。展望が開けました。鎌ヶ岳が近くに見えてきました。

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11:00 地蔵岩。地蔵さんの頭らしき巨岩。どうやってここに収まったのか?

東に四日市鈴鹿の町。その向こうに伊勢湾が一望できます。

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11:07 しばらく尾根道を歩き六合目(900m)。この下がキレットです。

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小さなキレットですが、気をつけて慎重に下ります。

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キレットを過ぎて中尾根。結構な登りが続きます。

11:30  7合目(999m)に着きました。・・・が、まだまだ厳しい登りが続きます。

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12:00 8合目。1111mの岩峰です。

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鎖場。大きな岩を抜けて少し下ります。

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12:30 富士見岩展望台(1200m)に着きました。御在所岳からも遠く富士山が見える日があるようです。ここで登りは終了。

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富士見岩からは平坦な道。山上公園駅、スキー場を通って山頂に向かいます。

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スキー場の展望台から南方面、すぐ前にそびえる鎌ヶ岳。きつそうな山です。その奥左手に入道岳。どちらも鈴鹿セブンマウンテン。

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「冠峰歌」(伊藤冠峰昨) 故郷の御在所岳や鎌ヶ岳に度々登ったという伊藤冠峰が歌った詩。冠峰とは鎌ヶ岳の別称。この「冠峰歌」は鎌ヶ岳の鋭鋒を称えた詩のようです。

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13:00 山頂。山頂標識の下にりっぱな一等三角点がありました。

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広い山頂です。(昼休憩45分)

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山頂より北方の展望。右手釈迦ヶ岳、中央奥に平たい竜ヶ岳、その向こうが藤原岳

御在所岳も含め全て鈴鹿セブンマウンテン。大ベテランらしい4人組の方たちが丁寧に教えてくださいました。登りたいと思いました。

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13:45 下山開始。先程の4人組の方に国見峠への近道を教えてもらいました。山頂リフト乗り場の横から北にまっすぐ下ります。概ね道あり。随分時短になりました。

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正面に国見岳。時間があれば登りたかったです。

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14:00  国見峠まで下りました。ここから裏道コースを下ります。

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国見峠から見る御在所岳の岩壁。岩壁を眺めながら裏道コースを進みます。

 

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岩の多い急な坂を下ります。裏道コースの登りも中々きつそうです。

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14:30 裏道6合目。谷底に近づいてきました。

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14:45 裏道コースのどこかにクライミングできる大きな岩壁がみえるはずだと思いながら下っていたら、大きな壁見えました。しかもクライミングしている人発見!! (の人)     ここは御在所岳のクライミングスポット藤内壁という所らしいです。すごい!!!

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15:10  「兎の耳」。耳、目、鼻、口。兎の横顔にそっくり!!! 

広い河原を横断して藤内小屋に向かいます。

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15:25 藤内小屋。この日は閉まっていましたが、宿泊できる小屋です。

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ここからしばらく歩きやすい登山道。

15:35 裏道から中道コースに抜ける分岐に来ました。中道コースに向かってしばらく登ります。随所にテープがあり、道は分かりやすく特に危険な所もありません。

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15:55  しばらく登って、裏道・中道・国道方面への分岐。中道方面に進みます。

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16:05 中道コース3合目に出ました。ここから中道登山口に急な坂を下ります。

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16:20 中道登山口に下山。

 

御在所岳は登りも下りも厳しいながら、天候に恵まれ展望抜群。鈴鹿山脈セブンマウンテンを見分けることもできました。露出する巨岩・奇岩を楽しみ、岩壁を登るクライマーの姿を見ることもできました。御在所岳の魅力をたっぷり感じた山行でした。

鈴鹿山脈の他の山にも登りたい!!と思いました。

 






 

 

豊能町高山地区から明ヶ田尾山~鉢伏山周回

2021年5月15日(土)、豊能町高山地区から明ヶ田尾山(619m)~鉢伏山(603m)に登ってきました。明ヶ田尾山は昨年コロナ自粛が始まった頃に初めて登った地元の山です。 豊能町観光課の「散策&ハイキングマップ」に「高山右近生誕地の碑の前を通り山に入る比較的歩きやすいコース」「高山公民館から約2km・40分」とあります。昨年は簡単な地図を頼りに明ヶ田尾山にだけ登ってきました。

 今回は箕面鉢伏山まで足を延ばしました。高山登山口から明ヶ田尾山~鉢伏山をピストンしようと思っていたところ、同行Kさんリードで(荒れているかと不安だった)梅ヶ谷を経由することができました。梅ケ谷を府道4号線に下り、みのおの森自然研究路6号から鉢伏山鉢伏山から明ヶ田尾山方面に周回し高山登山口に戻りました。

【コースタイム】

 9:00高山公民館駐車場 ー 9:10登山口 ー 9:40明ヶ田尾山山頂(10分休憩) ー

10:10 梅ヶ谷鉢伏山分岐(H-6) ー 10:40府道4号線(H-7) ー 10:50みのおの森自然研究路

6号入口 ー 12:00鉢伏山山頂(休憩20分) ー 明ヶ田尾山・梅ヶ谷分岐(H-6) ー 12:45明ヶ田

尾山・高山分岐 ー 13:00登山口

 

【歩行距離】8.2km 【歩行時間】3時間30分    【上り602m 下り601m】

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9:00 府道4号線(茨木能勢線)沿いにある高山公民館の駐車場に車を停めさせていただいて出発。

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公民館の向かいに「史跡・石仏・高山コース」の標識。高山はキリシタン大名高山右近生誕の地。キリシタン関連の遺物を始め、石仏や寺社など多くの史跡が残っています。ここから登山口に向かいます。

道標に「右 妙見道」「左 かつを寺 みのう道」とあります。ここからも能勢妙見山に至る旧街道があったようですが詳細は分かりません。

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高山地区から見える明ヶ田尾山。

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(左)高山高札場跡。法度掲示板。キリスト教禁止を徹底させるために明治政府が1868年(慶弔4年=明治元年)に掲げた「定(さだめ)」「キリシタン教を固く禁止する」と書かれた札がそのまま残っています(キリスト教明治6年まで禁止)。         (右)七宝山西方寺。浄土真宗の寺。かつては多くのキリシタンが祈りを捧げた祈祷所になっていたとも。

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高山右近生誕地を示す石碑。この前を通って登山口へ。

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(左)すぐに「明ヶ田尾山→」の標識。                                                                                     9:10(右) さらにすぐの所に登山口。「緊急通報ポイント 明ヶ田尾山1」。ここから山道に入ります。

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杉林の中、石が多い荒れ気味の谷道を上ります。道はしっかり分かります。この季節特有のガマカエルの低い鳴き声が響きます。

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9:30 尾根に出ました。左は鉢伏山方面。明ヶ田尾山は右にゆったり尾根道を進みます。

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9:40 明ヶ田尾山山頂。木立に囲まれ展望はありません。新緑がきれいです。(10分休憩)

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三等三角点がありました。

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10:00 来た道を戻って鉢伏山へ。しばらく尾根を進み、つき当たった所を左方向。(※直進の踏み跡もあり、行けそうな気がしますが)、テープを目印に道なりに左に下ります。

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10:07 坂道を下って広い所に出ました。道が少々見えにくくなりますが、大きな倒木を目印に左方向に進みます。

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10:10 梅ヶ谷鉢伏山方面分岐みのおH-6。行きは梅ヶ谷を下って箕面の森自然研究路6号を上って鉢伏山に向かうことにしました。

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荒れた梅ヶ谷に入ります。

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鉢伏山への直登コースは✖印。倒木が多く、通行禁止になっていました。

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梅ヶ谷。倒木が多く荒れていますが、谷に沿って歩ける道はあります。谷は石で埋まっていて、流れる水は大方の所で見えませんでした。

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10:40 梅ヶ谷終了。府道4号線まで下りてきました。箕面の森緊急ポイントH-7。ここからしばらく府道を歩きます。

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府道4号線に沿って流れる上箕面川の河岸に咲いていました。(上)ウツギ。(下)タニウツギ

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10:50 府道を10分程歩いたところの橋を渡って自然研究路6号に入ります。

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11:20  30分ほどゆっくり上った日当たりの良い斜面に咲くベニヤマシャクヤクの花。珍しい花を見ることができました。

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緑がきれいな新緑の中、尾根に出るまで少しの間ジグザグの登りです。

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11:35 尾根に出ました。みのおH-4。自然研究路6号・エキスポ90みのお記念の森・長谷山・鉢伏山方面の分岐です。(10分休憩)

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鉢伏山に向かって尾根道をゆっくり進みます。

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12:00 鉢伏山に到着。すぐ下に鉄塔がある広い山頂です。(昼休憩20分) 

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12:20 明ヶ田尾山に向かって出発。しばらく緩やかな尾根道を行きます。

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10分ほど進んでから、谷に向けて下ります。少々急な下りです。f:id:SMPPIE:20210517202552j:plain

12:35 午前中に通った明ヶ田尾山・梅ヶ谷分岐H-6まで下りました。

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 すぐに倒木を目印に右に曲がり、急な坂を尾根に上がります。

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尾根に上り右方向へ。しばらく尾根を歩き、明ヶ田尾山・高山方面分岐に戻りました。

12:45 ここから高山方面に下って行きます。

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13:00 登山口に戻りました。

 

途中少々まちがえそうになる所もありますが、随所に分かりやすい標識があり、道もしっかりしています。谷道の上り下りも緩やかな尾根道も楽しく歩くことができました。

珍しいベニヤマシャクヤクの開花を見られたのもラッキーでした。