大峰山系 大普賢岳に登る

2024.6.12(水)、大峰山系大普賢岳(1779.9m)に上ってきた。車で行くにも不慣れな所で、大峰山系の山に行くことはほとんどない。今回は車を出してもらい、山の仲間4人での山行の機会に恵まれて大普賢岳にチャレンジすることができた。感謝。             登山口(和佐又山ヒュッテ)が1143mで山頂が1780m。高低差600mあまり。地図を見れば、ずっとなだらかな尾根道が続き、最後「笙の窟」のあたりからの上り300mあまりが厳しいか・・と予想していたが、最後の300mの上りは梯子と鎖の連続で予想以上にきつかった。累積高低差(上り)は1000m超え。きつかったけれど登れて良かった。

 

【アクセス

JR大阪駅前6:40発(車) ・・・・・・・・和佐又ヒュッテ9:10着(2時間30分)

【歩行距離7.2Km   歩行約5時間25分+休憩1時間55分    上り1058m 下り1060m】

【コースタイム】

9:30和佐又ヒュッテ登山口(11430m)出発-10:00和佐又山(1344.2m)-10:32和佐又分岐(1248m)-11:37笙の窟屋(1463m)-12:00日本岳分岐-13:15奥駈道出合(1873m)-13:20大普賢岳山頂(1779.9m・昼休憩1時間)-15:10小普賢岳山頂(1640m)-16:22和佐又分岐(1248m)-16:50和佐又ヒュッテ到着(1143m)

 

9:10 和佐又ヒュッテに到着。

9:30 最初は和佐又山に向かってスタート。緩やかな歩きやすい道だ。

上り始めてすぐ。静かに咲いているフタリシズカ

10:00 30分ほどで和佐又山山頂(1344.2m)。三等三角点有り。

和佐又山山頂より大普賢岳を望む。手前が岩壁を土台にする日本岳。笙の窟屋。

10:32  和佐又山を大普賢岳方向に下ったところ。和佐又のコル(1248m)。帰りはここで和佐又ヒュッテの方に下る。

普賢岳に向かって、緩やかな尾根道を歩く。原生林の美しい森を進む。

日本岳を巻く登山道には巨大な岩壁が聳え立っている。大峰修験者の行場を見ながら登山道を進む。最初の行場「シタン(指弾)の窟屋」

                「朝日窟」

片側が切れ落ちた鎖場も。この辺りから、登山道は厳しくなる。  

   


        「 笙の窟屋」ひときわ巨大な岩壁が聳える。

         案内板「笙の窟屋付近群一帯」

※日本岳の中腹南面の岩壁、標高1450m地点の自然岩窟。大峯修験の行場の一つで、修験道の開祖、役小角(役行者)が最初に修行した所と言い伝えられていると書いてある。

       「鷲の窟」 三体の真ん中は役行者

12:00 日本岳分岐。

日本岳分岐を過ぎると、梯子や鎖場が連続する。梯子が急できつい!!!

終わりかけのコイワカガミに癒される。

12:15  石ノ鼻 

石ノ鼻より和佐又山(右)と日本岳。

ここからずっと、まだまだ梯子と鎖の連続。厳しい----!!!

13:17 1時間あまり急な梯子を繰り返し上って、ようやく大峯奥駈道出合(1745m)に出た。あとひと息!!

13:20 大普賢岳山頂(1779.9m) 。三等三角点有り。

山頂付近に咲いていたサラサドウダン。

これは??

 

山頂で1時間近くのんびりして、14:20に下山開始。来た道を戻る。

15:10 途中、登山道から少し上がって小普賢岳へ。山頂(1640m)。登山道から往復20分くらい。

16:22 ようやく和佐又分岐(1248m)。ここを左に下る。

16:35 ヒュッテ敷地内に入ったところ。案内板「笙の窟屋と周辺の山岳遺産」。笙の窟屋で修験した僧たちが残した和歌を紹介している。

16:50 和佐山ヒュッテに到着。昨年リニューアルオープンしたという和佐山ヒュッテはこの日休業日。併設する広いキャンプ場は人影なく静かだった。

 

中々行けない大峯山系の山に行くことができて良かった。どの山も奥深く、中々きつそうだが、素晴らしい山なみを見て、また登る機会があったらいいなと思う。