大堂越コースから能勢の妙見山~野間の大ケヤキ~ありなしの道~黒川桜の森へ

2020年11月23日(祝)、能勢の妙見山に登ってきました。初めて大堂越(おおどうごえ)コースで妙見山へ。妙見山から大堂越に戻って野間方面に下り、野間の大ケヤキを見ました。そこからありなしの道に入り、黒川の桜の森、黒川公民館を回って帰ってきました。

 【コース】

9:50能勢電妙見口駅スタート→10:10妙見の森ケーブル黒川駅(大堂越コース登山口)→

10:25台場クヌギの森→10:45大堂越→11:25妙見山(散策)→11:50下山開始→12:10大堂越

→12:55野間の大ケヤキ(休憩20分)→13:15ありなしの道スタート→13:45ありなしピーク(出野三角点)→14:00黒川桜の森(休憩10分)→14:35黒川公民館→14:50ケーブル黒川駅→15:10妙見口駅

【歩行距離】13Km  【歩行時間】4時間30分

 

9:50 能勢電妙見口駅をスタート

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花折街道を歩いてケーブル黒川駅方面に向かいます。

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花折街道つき当たり、国道477号との交差点に標識があります。まっすぐ進めば妙見山上杉コース。左方向が黒川駅経由の大堂越コースです。

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 10:10 妙見の森ケーブル黒川駅。正面向かって左側から大堂越コースに入ります。紅葉の時期、祝日とあって朝から車がたくさん並んでいました(有料駐車場があります)ケーブルで上がる方も多いです。

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10:25 台場クヌギ林。

※台場クヌギとは?・・クヌギを根元から1~2mのところで伐採して、そこから出る芽を幹にして8-10年ほど育て炭の原料とするもの。現在でも池田炭・一庫炭と呼ばれる茶道用の高級炭が生産されているようです。

 

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 台場クヌギ林を過ぎて大堂越に向かいます。杉の木立の中を登っていきます。一部ガレ場もありますが、歩きやすいコースです。

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 10:45 大堂越到着。妙見山目指して右方向に進みます。

※左に進むと振野山ピーク。道の様子は?ですが、今度行ってみたいです。

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やや急な登りを20分ほどで本殿に向かう山道に合流。しばらくしてリフト乗り場。            リフト乗り場近くに大黒堂

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11:20 妙見山(日蓮宗霊場)入口にある鳥居。鳥居や狛犬などがありますが、妙見山は(寺の名前のない)お寺です。人出が多くにぎわっていました。

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鳥居をくぐって緩やかな階段で本殿に向かいます。階段の途中を右に入ると妙見山三角点があります。標識があります(写真左) 。三角点660.1mです。妙見山はいくつもの登山道が整備されたすばらしい山ですが、山頂(三角点)は見落としてしまいそうなひっそりと目立たない場所にありました。

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星嶺(信徒会館)                    星嶺の展望台からの眺望。

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山門。この門の内外で大阪府(能勢町)と兵庫県(川西市)との県境になっています。

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11:50  しばらくお参りなどしてから下山開始。鳥居の前のお店で能勢栗を買いました。

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日本一の里山「妙見の森」の案内板。ケーブルで上がった周辺にはふれあい広場やバーベキューテラスなどあります。散歩コースもたくさんあります。春にはエドヒガンの小道の桜が見事です。

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12:10 大堂越に戻りました。ここから野間方面に下ります。

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けっこう荒れた急坂ですが、10分程度の下りです。12:20 林道に出ました。ここからは幅広い林道をのんびり歩きます。

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12:35天王山神社。ここで林道は終わります。神社を過ぎてすぐの橋を渡って左方向へ。

野間川に沿って里道をのんびり歩きます。

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12:55 野間の大ケヤキに到着。ここでお昼休憩。秋が深まり、すっかり葉を落としていました。

※野間の大ケヤキは、大阪府下最大のケヤキ(幹間14m・高さ30m以上の大樹)で樹齢は推定1,000年以上。国の天然記念物にも指定されています 。ここは、 かつてこの場所にあった蟻無宮(ありなしのみや)の境内跡地で、このケヤキは同社のご神木であったとのこと。この境内の砂を畑や家屋に撒くとアリ除けのご利益があったといいます。蟻無宮は能勢町の野間神社に合祀されていて、神宮のあとはありません。神木のみが大切に守られてきたようです。

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コーヒー屋台「ありなし珈琲」。土日祝の開店。ものすごく美味しい本格ドリップ珈琲がいただけます。

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13:15 ありなしの道スタート。野間の大ケヤキの裏側、野間川にかかる蟻無橋を渡ってすぐにありなしの道の入り口があります。ここから「ありなしの道」看板(写真右)が所々にあります。

13:45 とても歩きやすい緩やかな道を30分ほど上がってありなしピーク((366m)に到着。

四等三角点(出野三角点)がありました。

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三角点から少し行くと足場の悪い急な下りがありますが、5分程度です。黒川桜の森、微笑み桜を目指して下ります。桜の森に入るとルートがいくつかありますが、分かりやすい標識があります。

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14:00 黒川桜の森のシンボルツリー「微笑み桜」(右側)。保護活動に守られてエドヒガンが群生しています。春は山全体が桜に染まります。来年も桜の季節に歩こうと思います。

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エドヒガンの保護活動を伝える看板「エドヒガンひこばえ物語」

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桜の森を過ぎて黒川公民館方面へ。

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14:35 黒川公民館。旧川西市立黒川小学校の木造校舎(明治37年建立)がそのまま残されています。桜の森とともに、日本一の里山と言われる黒川地区の観光スポットになっています。

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 14:50 ケーブル黒川駅下に戻ってきました。きれいに紅葉した山。紅葉ピークは少々過ぎていて、落葉の多い、冬色に変わり行く秋山風景でした。

15:10  ケーブル駅から約20分。朝歩いた花折街道を戻って、ゴールの妙見口駅に到着。

 

秋の穏やかな日差しを浴びて、ゆっくり自然を楽しむことができました。

登りはケーブル黒川駅から大堂越、妙見山までの1時間少々ほどで、林道や農道など里道をのんびり歩くコースです。妙見山、野間の大ケヤキにありなしの道、黒川の桜の森、黒川公民館などお楽しみスポットがたくさんあり、楽しむことができました。

来年の春、桜の季節にもう一度歩きたいコースです。